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カザルスと出会えた。感謝の一冊
2016/02/10 13:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりのマハさんにや、ら、れ、たー。泣きはらした瞳で会社行くはめになってしまう。でもとても温かくて気持ちのいい涙だから、気分は爽快。芸術に造詣が深いマハさん、今度はクラッシックそしてチェロ。パブロ・カザルス、20世紀最初にして最後の伝説的なチェリスト。もちろん知りませんでした。本を読みながら、初めてその名をし、カザルスと言えば「鳥の唄」、無論、聴きたくなるのは当然の流れ。読書後半は、カザルスをBGMに遠慮無縁に涙を流しながら読み進めた。ドラマチックすぎるし、爽やかすぎる高校生だし、でも最高だ、この本!!
芸術とは無縁の人生だったわたし。こんな風になにかと一体になって、人生を歩むことはないであろう。
しかし、思った。この本だって芸術だ。
読書だって芸術だ。わたしは死ぬまで読み手だけれど、わたしは、降り注がれる言葉言葉を宝物にしている。
おろそかにしない。時間をかけ、続きの物語を育んでいる。
わたしは芸術家、音楽家にはなれなかったが、読書家になれた。
誇り高き気持ちである。
絵画ではなく、音楽をモチーフとしたこれまでとは一味違った原田マハのドラマチックな感動小説です!
2020/05/17 12:00
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、これまでの絵画をモチーフとした作品とは一味違った音楽をモチーフとした原田マハ氏の作品です。内容は、世界的指揮者の父とチェリストの母をもった家庭に生まれた和音が主人公の物語です。この平和そうに思えた家族に突然不幸が起こります。母が父と私とチェロを置いて出ていってしまったのです。ある日、父と再婚したというパワフルな真弓という女性が我が家にやってきます。同書には、親子の愛情、友情、初恋、そして実母との奇跡の再会などが、見事に描かれた小説となっています。音楽を通して描かれた原田マハ氏のドラマチックな感動物語です。
あたしたちは、いつだって、ひとつに響き合ってるんだよ
2019/07/21 22:19
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハだが、美術ではなく音楽もの。
ということで、最初はやや入りにくい感じもした。
でも、そこはさすがに原田マハ。
女の子を描くのがうまい。
元気な若い女性を描くのもうまい。
ということで、楽しみつつ作品の世界に入って行けた。
打ちひしがれそうな苦難の連続にも立ち向かえたのは、
美しい芸術の力、そして人と人とのつながりの力。
「あたしたちは、いつだって、ひとつに響き合ってるんだよ。」
この言葉は、最終場面で出てくるけれど、全体を通して、響き合う物語だったんだと、すとんと腑に落ちた。
現実感はないけれど・・
2016/06/28 09:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めは興味深く進みましたが、途中から私の中の現実感は薄くなりテレビの番組を見ているような感覚になりました。音楽の表現はとても美しく、聞こえてくるようで、出て来る楽曲を実際に聴いてみたくなりました。
今回は旅のお供に読みましたが、ちょうどよかったです。長さ的にも。内容も。
やわらかい
2017/07/30 14:06
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま『蜜蜂と遠雷』の直後に読んだせいもあってか、音楽に関する表現が少し物足りなく感じた。でも逆に、平易ですんなり理解しやすい表現とも言えるので、音楽に詳しくない読者にも受け入れられやすいかもしれない。暖かくて柔らかくて優しい物語。原田マハさんの作品はやはり魅力的だ。
うまいなあ
2016/03/11 00:14
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投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の原田マハさん、文章がうまい。変な違和感とかを感じずに、最後まで一気に読んでしまった。代表作ともいえる楽園のカンヴァスとは、まったく違うテイストだが、こちらも良作だと思う。原田さんの別の作品も読んでみたくなった。
個人的にマハ作品では上位に!
2018/07/22 14:22
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽家を親に持つチェロを弾く高校生娘の話!家族に問題が起きると、すねたりひねたりするものだけど、主人公・和音(わおん)の友人、継母?、周りの人に囲まれて、成長していく姿がとても素晴らしく、数々おこる困難、問題もステキな愛情、愛に恵まれ解決してほっこりとして、素敵な物語でした。涙腺が弱くなった自分は、ウルウルしてしまいました。自分が読んだ、原田マハさんの作品では上位の本に入ります。
二人の母親の強さと愛情が伝わるお話
2018/07/16 10:18
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽一家に育ち、子どもの頃にふといなくなった母親にショックを受けてチェロをやめて心を開かなくなった少女和音に、父親の海外オーケストラへ赴任、突然紹介された新しい母親との同居生活の話が舞い込みます。猛反発する和音をよそに、新しい母親真弓は型破りな接し方で、和音のココロの殻を少しずつ外していきます。ところが和音の16歳の誕生日を迎えたその日、いなくなった母親、真弓、父親に関する衝撃的な手紙を受け取ります。混乱した和音は再び心を閉ざしかけようとしますが、親友二人の言葉と真弓の心を知り、避けていたチェロと向き合い、いなくなった母親に音を届けようとします。
二人の母親の愛情と父親の不器用な愛情、親友の誠実で真っ直ぐな想いがお話にいっぱいつまっています。家族の誰かが大きな何かに向き合い、羽ばたこうとするとき、こんな風に支えられたらいいなと思うお話でした。
どこがいいのか分からない
2022/12/24 11:10
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽家って、そんなあっさりと目指したりできるものなの?
ま、目指すのはいいけど。
で、すごい身近に、難病に罹るふとが何人もいて、
人生に影響を与えてくると。