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ミツキとの決闘後が描かれている4巻である。メインとしてはリンゴの登場、次への引きとしてはゴールデンはぐれノライムの討伐大会のスタートまでが収録されている。
全体にテンポよく物語を進めている印象が残ったが、やや足早というか、一つ一つの展開が流れがちになっているのが気になる。
何が原因かと見返してみて思ったが、これは思うにコマ割りの問題ではなかろうか。基本四角で分割されたコマ割りはどのページをめくっても変化に乏しく、大ゴマにしても2Pぶち抜きはおろか、1Pで一コマということもない。必ず小窓を加えていて、大ゴマの印象を弱めてしまっている。
この辺はもしかすると、現代的な技法に私の頭が付いていけないのかもしれない。が、正直な感想を言うと、視覚的な効果に変化がなく、流れで読んでしまった感があった。
デフォルメ絵と素の絵の差異も大きくないため、余計にその印象が強くなったかもしれない。
漫画独自の要素も加えていて、コミカライズとしてはちゃんとしていると思うが、上述した私見も加えて星四つと評価している。