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身近なムシのすごさ、面白さ。手軽な「ムシ知識」の一冊。
2010/04/01 09:05
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
庭の手入れでお目にかかるムシの話から、化学物質や神経構造のかなり本格的な研究の知識をわかりやすく説明した話まで、さまざまな話題が新書版のおおよそ見開きでまとめてあります。それぞれの話が結構おもしろく、そして勉強にもなります。え、そんなへんてこなことをするの、と意外な生態もあります。漫画も説明に多出。見開きの頁の枠とタイトルが可愛いイラストになっている工夫も楽しいです。
庭で掘り出した幼虫が背中を下にして歩くか、普通に歩くか。そんなこと注意したこともありませんでした。「へんないきもの」を探しにいかなくても、近くに楽しませてくれるいきものがいる。それってなんだか嬉しくなりますね。
前半は主に昆虫の能力や構造・機能の話。記憶に関係する神経伝達物質がヒトの神経にもある物質だったり、独特の免疫系を持っていたりすることなどが書かれています。後半は個別の虫たちの驚く生態。100個のいろいろなお話を楽しく読んでいるうちに、ムシが嫌いだった人も好きに(そうでなくても認めてあげられるぐらいには)なったりするかもしれません。もう知っている人は「そうそう」とにんまりできるかも。
「新常識」とまでは行かなくても、このぐらいは知っていたら楽しくなる身近なムシの知識。少し知っている人には「もう少し生態写真も」などと感じられるかもしれませんが、新書サイズ、数ページで読みきれるなど、手軽にムシを知って楽しむにはお手頃だと思います。
「身近な雑草のふしぎ」と同じ作者、同じ出版社のシリーズです。文章はどちらも軽妙で面白く、トーンは似ています。こちらの方が「面白最新知識」か「身近な薀蓄」といった感じが強く、「雑草」の方がエッセー的に楽しめるといったところでしょうか。
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