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読了時、ふっと目が熱くなりました。
一言でいえば、熱烈な恋愛結婚をした夫婦が1度は愛を見失いそうになり別れたが、最後は寄りを戻したという話です。
ただ、そこに至るまでの夫婦間の葛藤やそれぞれの心の移り変わりが細やかに描かれていて、共感できました。
上流階級の男性とそうではない階級出身の女性の結婚、今風にいえば「格差婚」ということになります。夫は妻をそういう世界に馴染ませ、彼女に恥をかかせまいために妻を「洗練された女性」に教育し直そうとしましたが、妻にとっては、それは「束縛」でしかあり得ませんでした。
互いの考え方、受け止め方の違いが最初の破局の原因となりました。
結果としては、ヒロインが夫は束縛しようとしたのではなく、実は自分を守ろうとしただけだったと気づき、夫の方もまた自分の行動の間違いを悟ります。
障がいのある子どもたちの施設で働いている妻に施設のための資金援助を申し出る代わりに、寄りを戻そうと迫る夫。そのやり方は卑怯ではあるけれど、根底に妻への深い愛と思いやりが流れていることが判るため、そこまで強引には思えません。
読後の感想は、とても人物に感情移入しやすかったということでしょうか。
―誰もが体験する出来事ではないにも拘わらず、実際に、そういう立場になったときの気持ちに容易になれる。
人物の立場や気持ちに、すんなりと読者が入れると思います。
ハーレクインにサイト登録しているので、たまたま新刊として出ることを知り、心惹かれました。
予約まですることは殆どないのですが、発売前に予約購入した作品です。
その甲斐がありました。
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いまどきの普通のR、お互いあと一言が足りない系
ただのロマンスじゃなくて、意味のあるいい話にしようとしてるんだろうけど、ヒロインが「無能な頑張り屋」なうえに依怙地。そうなった背景には同情するけど、もうちょっと天然で抜けてるヒロインの方が好きな私は、融通の利かなさ(だから無能なわけだけど)にイラついてしまう。リン・ヒロインぐらいでいいんだよね~
今作はヒロインのキャラ設定が合わなかったけど(超苦手なスーザン・スティーブンス的な臭いを感じてしまって…)、この作家さんの次もチェックしてみようとは思う。
ミシェルといえばリードさんだったのに、最近お見かけしなくて寂しいわ…
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旦那のお金を使って事業を起こしては失敗続き…のくせに、子供に尊敬される母親になりたいから子供はまだいらんって、じゃあ一生子供なんて持てないね。ましてや別居する際、旦那が送ってやったお金は自分の家族に使いまくりって、いくら家族に愛されたかったからって、まさしく寄生虫…はひどすぎ⁉️
離婚手続きを進めているのに、旦那にセンターを買うために保証人になってくれだの(最終的に買わせて、自分の名義じゃないと文句言ってるし)今まで読んできた中でサイテー女ののベスト5に入るね。
お金を出してもらうのが福祉関係で障害時のためになるからって、それではヒロイン正しいとはならんのよ。
旦那がなんとも哀れだった。最終的に自分が悪いと思い込むあたり、アホかとも思ったが愛してる方がより弱くなってしまうのね。
別れた方がいいよ、金目当ての女とは。
星二つにしたいが、旦那に同情して+星一つ。