ハラハラドキドキではあるが
2018/11/06 19:28
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハラハラドキドキ怒涛のストーリーではあるが、「人類に共通の普遍的な正義などない」という思いを強くした。そのような考え方が基本的に異なる人々の中に派遣される自衛隊員の危うさを強く感じた。
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全体的に読み易い。
ただ、この本を読む前に読み終えたのが高野和明氏のジェノサイドだった事が大いに悔やまれます。
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ジブチでの自衛隊の任務が、墜落したヘリコプターからの救助活動というのは、ありそうな設定だと思った。そこからが、とんでもない方向に話が進んでいく。部族のお姫様が助けを求め、そのせいで銃撃戦に巻き込まれる。次々と命を落とす自衛隊員。ストーリーの殆どが、その内容である。しかも、アメリカのミスによるものが発覚したりと、あり得ない出来事が続く。でも、アフリカの現状はリアルだし、自衛隊の苦悩も理解する事ができた。
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安保法案や自衛隊の海外派兵などの問題はこの際、何処かにおいといて、取り敢えず読んでみてください!
遠いアフリカの端、ソマリアの地で陸上自衛隊最強部隊の習志野空挺部隊の漢達が一人の女性を守る為、華々しく散っていく。
目まぐるしく展開していくストーリーに次のページ次のページと追い立てられる、そして212ページ以降は読み休む事が出来ません。
是非、全ての用事を済ませてからお読みください。
ソマリアの地で墜落したヘリの救出に向かう陸上自衛隊。案の定、墜落したヘリの生存者は無し。収容作業の計画を練っているところにピヨマール・カルダンのスルタンの娘と名乗る女性が『命を狙われている』と叫びながら飛び込んで来る!
事情を伺っているうちに武装勢力の襲撃を受け隊員の何名かは死亡!?残った隊員は命辛々の逃避行⁉︎
自衛隊とスルタンの娘は無事に武装勢力を振り切る事が出来るのか?
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日本の文学では珍しい現代戦争アクションで主人公は自衛隊員。
詳細まで練られていて、とても面白い。
話のあらすじ。。
戦乱の続くアフリカのソマリア。
日本は海賊対策のため、空挺チームを派遣していた。
ある日、墜落したヘリの調査のため、現場に向かうと、ある女性と出会う。
その女性は現地武装勢力に追われており、自衛隊員も否応なく戦闘に巻き込まれていく。。
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戦場を舞台にした物語って久しぶりかも。生死の境を彷徨う命の迸りのようなものが胸を熱くする。
あらすじ(背表紙より)
ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか?一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!
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面白かった。実際に自衛隊がここまでの状況に追い込まれた場合にここまで戦えるのかは疑問だけど、練度は高いからきっかけがあればやはり戦うんだろう。
登場人物それぞれにバックストーリーがあり、それが戦闘状況に深みを与えてます。これは映像化して欲しいな。
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自衛隊が アフリカに 派兵された。やはり、派遣ではない。
目的は 海賊の対策と言うから、意味が分かるようで、わからない。
なぜ 自衛隊が そのために いかざるを得ないのか?
ソマリアは、何となくどこにあるのかが、わかっていたが、
ジブチという国は どこにあるかも わからなかった。
ディル氏族系イッサ族の族長の娘 アスキラが、二人の女をつれて、
自衛隊に助けを求めてきたことから、急速な展開が始まる。
この展開は、いろんな問題が次々に起こり、それが最後まで続く。
ダロッド氏族ワーズデーン小氏族は イッサ族を殲滅しようとしているのだ。
自衛隊は アスキラの保護を受け入れることで ワーズデーンの襲撃を受ける。
そのリーダーは 吉松3尉(昔の少尉)出会ったが、アスキラを保護することは、
決定して、ワーズデーンにより 銃殺されてしまう。
自衛隊の 数名の犠牲者が 戦闘によって 出るのである。
その部下 新開曹長と友永曹長。
この物語の主人公は 友永曹長なのであるが、どうも、人物像がきちんとできていない。
新開とは そりが合わない。その原因が よくわからないが、
二人とも、貧しい家庭で育ったことが 後で 明らかにされる。
この作者は ニンゲンを 描くのが 余うまくないのかもしれない。
新開がアスキラを保護することは、荷物になるから、ワーズデーンに渡せと言う。
果たして、アスキラを渡したとしても 戦闘にならなかったかと言うとそうではない。
友永は、アスキラを保護することを 宣言し、みんなの同意を得る。
そして、友永一行は、自軍の拠点にむかうために、土漠を駆ける。
途中で、土砂降りの雨、溝が濁流になる。
その中で、ワーズデーンの仲間を失っていく。
オアシスの村にたどり着き、一息をつくが、新開のミスで
ワーズデーンに その村の殺戮が はじまる。
友永たちは、そこで村民を 助けようとするが。
アスキラの言葉
『土漠では夜明けを待つ勇気のある者だけが明日を迎える』
という言葉が、悲惨な状態を くぐり抜ける支えとなる。
津久田は、射撃の腕は、自衛隊のなかでも群を抜いているのだが、
人を殺すことは、娘のためにできない と言う。
そのために、仲間が 死んでいくのだが、
津久田は 何のために 撃つのかを深く考える。
単に、戦争だから、自衛隊員だから、自分を守るためだ
という 安易な考え方をしないのが いいのだが、
やはり考察はあまり深くならない。
しかし、津久田は 再生して、ワーズデーンへ ヒットする。
それにしても、この物語は 自衛隊が アフリカにまで
出て行って、意味があるか?という問いかけはしないで
戦闘に巻き込まれちゃった、それを口外しない、秘密にしておこう。
というような、ところに 無理矢理着陸させざるをえないところに
限界があるのだと思う。
しかし、自衛隊が アフリカに派兵されれば このような事件は
起こることを、しっかり 書き記して���ることは 重要だと思う。
フィクションとはいえ、無視できないことが、ありました。
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今や現実に起こり得る“ソマリアの悪夢”。たった2日間で大量の血が流れる。テーマは深刻ながら“米特殊部隊”を“自衛隊”に置き換えたハリウッド映画のよう。ご都合主義的な展開を気にしないで読むべき。
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息詰まるハリウッド映画のようでした
問題は日本の自衛隊員であるということ
起こりうることなのでしょうか
カサカサしながら一気に読みました
それぞれの確執や友情も描かれていてよかったのですが、ソマリアの部族とか民兵とか単に敵と描かれていて彼らにもいろいろあるだろうなあなんて思いました。
すさまじい風土の描写には息がつまりました。
≪ 土漠にも 一輪の花 永遠に ≫
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まるでアクション映画を見ているよう。次から次に直面する困難に立ち向かう隊員たちに心穏やかではいられない。
でも、そんな激しい立ち回りの陰に、自衛隊や安全保障上の深くて重い問題が横たわっている。
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おもしろいんですが・・・スピード感は抜群ですが・・・・
どうでしょう?ちょっと安っぽいミリタリーアクションに途中からなっちゃう感じがしますね。専守防衛の自衛隊ならではの苦悩ってのをもうちょっと取り上げてもいいんじゃないでしょうか?亡国のイージスのほうがビリビリ来ましたね。
映画化前提の小説なんでしょうかね?
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ソマリアに海外派兵された自衛隊員達に降りかかるアクションスリラーであり未来小説。
謎の女性に戦闘に巻き込まれながら、男だらけで、閉鎖的で特殊な職場たる自衛隊の複雑な心理をストーリーの中で、解き明かし主人公達を和解させる。
合気道の技の表現は、分かりづらかった。また、手榴弾の過大な威力に、誇張がある。ストーリーの理解に、影響は与えないが。
富士山の表現や、子供が竹とんぼを届けに来たラストに、感動でき、あっという間に読める小説。
民兵の描写や悲劇の村を救いにいくのは、ブルースウィルスの映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」
敵の民兵を迎え撃つのは、トムハンクスの映画「プライベート・ライアン」をイメージしながら、読めばあっという間に読めた。
というか、パクり?
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このミスベスト10、2015年版6位、本屋大賞2015年5位。最近、いろんなランキングで良く目にする作家で気になってた。本書はPKO活動中の自衛隊の部隊が戦闘に巻き込まれる話。テーマ的に面白く、展開も読めず、久しぶりの一気読み系の小説。前半はぐいぐい進むけど、途中からは戦闘シーンや格闘シーンが延々と続いてちょっとしんどい。各シーンの違いを特徴づけるために、それぞれのシーンでの戦い方に細かい説明が付くのだけど、逆に飽きてくる。格闘系で凝りすぎるのは今野敏の昔の小説のようだし、少人数で大部隊を突破していくのは他にも良くあるパターン。RPG系のゲームで、途中からは戦闘が作業化してしまうような感覚。映像があれば別なんだろうけど小説でこういった脱出劇がだんだんエスカレートして行くやつはよっぽど心理描写で読ませるとかがないと辛い。無事脱出後は自衛隊がPKO作業中に戦闘行為をしてしまったことの落とし前のつけかたとか結構、期待感が戻ってくるし面白い。もうちょっと戦闘シーンを控えて、恋ごころや自衛隊の特殊性などをからませてバランスを整えて欲しかった。惜しい。
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ソマリア国境に近いジブチで墜落ヘリの救助隊として派遣された自衛隊のチームが、ソマリア内戦の巻き添えを食い命からがら駐屯地へ戻る話。
正当防衛ではあるが、とにかく敵と戦いまくり味方も死ぬ。憲法改正で後方支援とは言え自衛隊を戦地に派遣すると言うことは思いがけない戦闘に巻き込まれる可能性も十分にあることで、戦争を二度としないと誓った国としてやっぱりもっと議論が必要なんじゃないかと思う。
中立国として宣言する可能性ってないものなのか?