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子規も漱石も生きていれば150歳
2017/01/17 07:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漱石ブームが続いている。
2016年が没後100年、そして49歳で亡くなったからその翌年の2017年は生誕150年にあたる。
その一方で、もう一人2017年に生誕150年を迎える明治の偉人がいる。
それが漱石の友人でもあり、近代文学を生み出したともいえる正岡子規である。
漱石子規ともに1867年、慶応と呼ばれていた時代に生まれている。
漱石は49歳で亡くなったが、子規はもっと短い34歳の生涯であった。
本書はタイトルこそ漱石と子規二人の名前が入っているが、「子規論」といった方が誤解がない。
もちろん、漱石が子規に与えた影響が大きいし、子規にとっても漱石の存在の意味するところ大であったが、この本では子規の短い生涯でなし得て様々な文芸についてのことがうまくまとまっている。
子規入門書としては読みやすいし、うまくまとまっている。
何よりも圧巻はやはり最後の章に書かれた漱石に宛てた子規最後の手紙の意味するところだ。
その時漱石はまだロンドン留学中である。
その手紙に子規は「僕ハモーダメニナツテシマツタ」という悲痛な声を上げている。
この手紙と子規の『仰臥漫録』に描かれたものがリンクし、漱石への願いを遺したものという小森氏の説になんとも驚かされた。
しかし、漱石自身がその手紙を、いや子規の存在を忘れなかったことは事実だし、ロンドンから日本に戻った漱石にとって、子規の思いを実現するべく小説家の道を歩みだしたというのも頷ける。
いずれにしても子規と漱石が同じ年に生まれ、運命の出会いと友情を育んだということ自体、奇跡といっていい。
この当時
2019/05/03 16:01
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この2人とも有名になって、更に友人だとはすごい!と思ったけれど、確か2人は御学友でしたね!
改めて2人の人生を知りたいです!
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