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この人の本初めて読みました。
なかなか読みやすい!面白かった!
ミステリーホラーとなってますが、ホラー色が強かったのは「蛇と梯子」かな。これが1番すきでした。
「黄昏時に鬼たちは」は完全ミステリーだよねぇ。
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凄く久しぶりに読んだ山口雅也作品。なんで今作を
手に取ったのかすら自分でも良く分からないw。
4つの短編からなる「テーマ性」のある短編集。
ミステリというよりもホラーに近いような読後感ですね。
ぬいぐるみ、双六、かくれんぼ、テレビゲームという
遊びを主題にしつつも、そのウラには「家族」という
テーマが潜んでおり、その家族がまたそれぞれ
重くてシンドい。いかにも現代社会の家族の
スタイルとして違和感のないところが怖いです。
個人的にはミステリ色の一番濃い、3話目の
「黄昏時に鬼たちは」がお気に入り。
久々に読んだけど、山口雅也...面白いっす。
今なら10数年前に挫折した「キッド・ピストル~」
イケるかな?
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日常の「遊び」を題材にしたホラーミステリー。
発想は面白かったですが、実際に有り得そうというところが印象を弱くしてしまっている気がします。
そういう意味では2番目の短編が1番良かったです。
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外科医が、愛するぬいぐるみたちと興じる、秘密の「ごっこ遊び」。怖ろしい罠が待ち受ける「ボード・ゲーム」。引き篭もりたちが、社会復帰のためにと熱中する「隠れ鬼」。自分の家族がそっくりそのまま登場する「RPGゲーム」。四つの奇妙な「遊び」をモチーフにした超絶技巧の、ミステリ・ホラー短編集。
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「遊び」をモチーフにした短編集。ミステリーというよりホラーの要素が強いかも。
1話目の「ぬいのファミリー」、2話目の「蛇と梯子」はそうでもなかったけれど、3話目「黄昏時に鬼たちは」、4話目「ホーム・スウィート・殺人(ホミサイド)」はホラーとして良作。とくに3話目はミステリーとしての要素も入っていてとても楽しめました。
後半2作がおもしろく感じたのは、より身近な題材を扱っているからではないかと。もしかしたら自分の身の回りに起こるかもしれない、でもほぼ起こり得ない出来事だからこそ、作品内の出来事と現実とのギャップが恐怖に繋がるのでしょう。
ちょっとしたところだと3話目で登場した子が4話目にも出ているところにちょっと嬉しさを覚えたり。
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あんまりホラーっぽい感じがしなかった。
世にも奇妙な物語っぽいかも。
敢えて言うなら「蛇と梯子」が面白かった。
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人形、ボードゲーム、隠れ鬼、RPGゲーム
「遊び」にとり憑かれた人々は・・・
4作品からなるホラーミステリ
どれも「あるかも・・」という感じでなかなか読みごたえあります
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ファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の4編。
共通項が「遊び(PLAY)」となっております。
以下少しネタバレ感想。
▼ぬいのファミリー(ぬいぐるみ)
優秀な外科医と気弱な父親という二面性のある主人公。
ぬいぐるみのコレクターである。
ぬいぐるみのことを「ぬいさん」と呼ぶ。きもいです。
結末は中盤で予想できるが描写はされてない。
いつか死ぬでしょう常識的に考えて…
主人公の職業的に防腐処理可能なのか。
▼蛇と梯子(ボード・ゲーム)
インドに家族で住む主人公。
妻は海外赴任に不服。息子は落ち着きがない。
というかある日より猿っぽくなる。なぜ!
地方で拾った「蛇と梯子ゲーム」が原因らしいが…。
こういうループものでいつも思うのが
主人公サイドは悲劇だけど
黒幕のベネガル医師も巻き戻るよね!
付き合い良い人とも言えるよね!
▼黄昏時に鬼たちは(隠れ鬼)
ポリバケツに突っ込まれた状態で発見された死体。
持ち物の携帯からネット上で集めらた隠れ鬼のメンバーと推察された。
4編中1番の名作と思われ、巧みな伏線や
ミスリーディングを誘う手口など
引きこもり怖いです…その考え方…な一遍です。
▼ホーム・スウィート・殺人(ヴィデオ・ゲーム)
ゲーム業界にいるのでこのようなゲームを個人開発できるのか
(もしくは展開的に医療現場用に開発されたものかもだがそれにしても)
3年前の作品とはいえ甚だ疑問である…。
データを流用できるとはいえデバッグとかどうなってる…。
それか引きこもりゲーオタ主人公のパラノイアかもしれんが
展開的には普通。レイブンは3編目の人と同じか。
余談→どんでん名作のほまれ高い『生ける屍の死』がなかなか手に入らぬ。
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2話目の蛇と梯子、面白かった。そして怖い。
それ以外の作品は気持ち悪いけれど、展開が読めてしまうありそうな内容。
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初めて読む作家さんですけれども、割合楽しめましたかね! なんか実際に居そうな人々という感じで……ただのミステリとは違った趣を感じることができましたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ミステリ&ホラーという感じですかね…どの登場人物も一見、普通の一般人という感じなのですが、一枚皮をめくれば……人間、様々な面があるのだということを痛感致しましたね!
まあ、そんな感じで人間やら家族やらの暗部と言いますか……普段、見えない部分を照らしてくれる、そんな短編集だったかと思います。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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まぁそこそこといった感じかな。
「ぬいのファミリー」は真相自体はシンプルだが、なかなかに後味が不気味な作品。
ホラー×ミステリー短編としては上出来。
「黄昏時に鬼たちは」は4作品の中ではミステリーとしては一番面白い。
ハンドルネームを使うことによる人物誤認や、「引きこもり」と言われたら勝手に若者(かろうじて中年も?)を想像してしまう読者の思い込みを利用している。
シンプルではあるが、しっかり騙された。
その他の2作はあまり特筆すべきところはないような...
派手さはないがどれも悪くはなく、だがやはりどこか物足りない、予想のやや下を突いてくる短編集だった。
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「遊び」をモチーフにした四編が収録されているミステリ・ホラー短編集。と、書かれてはいるが全体的に世にも奇妙な物語風の話が多い。しかしその中でも、隠れ鬼をモチーフとした「黄昏時に鬼たちは」に関しては一番真っ当にミステリしており、この小説の中で一番面白いと思えた。