ずれてるけどなんかわかる
2017/03/30 13:19
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌人、穂村弘さんの恋愛に関するエッセイです。
テーマは様々ですが、「似ている」事件(自分が好きな人が周りの人にヨーダに似ていると言われたら…)、一次会の後で(二次会で何かを期待する淡い気持ち)などなど、なんか分かるエピソード満載です。
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穂村弘のエッセイが好きだ。
言い回しが、特に。
独特の空気を纏っていて、癖になる。
どこで読んでいてもニヤニヤしてしまう。
不審者と思われるかもしれないから、外で読むのはやめておこうと思うのだが、続きが読みたくて仕方がなくなってしまう。うーん。魔力がある。
今回の本で、特に好きな言い回しは、
「彼女のパパとママ」の冒頭の
【脳が純白になる。】
という1文。
すごいセンス。
頭が真っ白になった、のではない。
脳が純白になるのだ。
切迫感が増す気がするのは、私だけだろうか。
ああ、この穂村弘風の文章が書けるのもあと数分。
読みきった直後にだけ、真似ができる。
ああ、この感じ方で、このセンスで、生きていけたら世界はどんな風に見えるのだろう。
しかし、影響されやすい私は、きっと明日は池上彰の目で世界が見られたらと思うのだろう。
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穂村さん、おもしろい人です。男性ならではの視点があったり、私には考えつかないようなことを考えていたり。おもしろかったです。
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わりと、けっこう、頭がおかしい。(たいへんに褒め言葉です)
面白くて一気に読んでしまった、いやいやそんな、あほかいとおもいながら、このユーモアと危なっかしさにのめり込んでしまった。わたしの煙草の灰もとんとんしてください。(代わりにとんとんしたくなる、の一文で声を出して笑った)
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とある本のイベントで紹介頂いた本。
独特の世界観!オモロイ!!
他の人の他の本も読んでみよう
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今回も面白すぎ。文章にリズムがあり、惹きこまれてしまった。
好意勘違い自意識過剰センサーが半端ない。
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面白かった!
そして・・・怖い
最初は奥様との出会いとか書いているのかと思ったが
違った
恋愛に関することだった
こんな風に考え捉えている人が何パーセントいるのか
き易く異性と話も出来なくなる
手が好き=あなたが好き
声が好き=あなたが好き
こんなことはありえない
怖い
男女の違いってだけでもなく
穂村さんは好きだけど
=恋愛的に好きではない
世の中できっちりそういうものの線引きをして欲しい
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歌人・穂村弘による恋愛エッセイ集。
私は普段、小説漫画映画TVドラマ等いかなる媒体であっても「恋愛」がメインのテーマになっているものにはほとんど食指が動かない、という偏った人間なんですけど、「ほむらさんが書いているなら(そして瀧波ユカリ先生が解説しているなら)……」という理由で衝動買いしました。めちゃめちゃ面白かった。
読んでいると、高揚感とか一種のスリルとか何か頭が悪くなる感じとか、「恋」によってもたらされる素敵なものやしょうもないものが、独特の表現で次々に目の前にサーブされてくるんです(その都度、共感したりびっくりしたりニヤリとしたり、とにかく忙しい)。
今、どの項が特に印象的だったっけな?と思ってペラペラめくろうとしたら、うっかり全文再読しちゃうところだった、というくらいの中毒性。結局全部好きでした。
穂村弘は無防備に自分の弱点や欠点を吐露しているように見せて実は全部演出。そうされた側が思わずきゅんきゅんしてしまう事を計算してやってる。……とは、瀧波先生のご指摘。全面的に同意いたします。穂村さんは「猛禽」!
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知人から恋愛相談をされて、恋愛とは…?という疑問が浮かび、その参考資料的に手に取った本。極端な一例を見てしまった…
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なんて桃色な脳細胞…。
めんどくさそうなのであまり近くには居て欲しくないな。
しかも、奥さんいるんですよね。
自分の夫の脳内がこんなに桃色だなんて、どんな気がするんだろう。私は嫌だ。
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穂村さんの恋愛エッセイはおもしろいと聞いて。
解説の瀧波ユカリさんの意見に全面的に賛成。というか、この解説めちゃくちゃおもしろいな。作品のオチになってると思う。この解説もふくめてひとつの作品だと言わしめてしまうような解説をひさしぶりに読んだ気がする。
解説ばかり褒めてしまった。
穂村さんの計算された不安定さ(暫定)に安心する人はたくさんいると思う。
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友人にプレゼントされて初めてこの人に出会った
さすが歌人
言い回しが面白い
へー、ふーん、なるほど
興味深い発見も多数
≪ 脳内の 妄想もやや はてもなく ≫
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本屋さんで 「ときめき延長作戦」をちらっと立ち読みして、即買いした本。
2回め読みましたがやっぱり面白い。
特に「わけのわからないワイルド系に憧れる」という話に激しく共感した。穂村さんの思考は、あー分かる分かると共感できる部分もあれば、エキセントリックすぎてついていけない部分もある。さっきまで側にいたと思ったのに、突然遠くにいってしまったように感じて淋しくなる。まるで恋のように振り回されているうちに、自分でも気がつかないうちにだんだんと惹かれていってしまうのだ。
本編もさることながら、個人的にはハルカトミユキのハルカさんの解説も良かった。次から次へとビジュアルイメージが浮かんでくるような独特で豊かな表現がとても気に入った。
これは女子ははまること必至だと思うけど、
男性が読んだらどう感じるのだろうと気になるところです。
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ほむほむの恋愛がテーマのエッセイ集。
この人はモテますね。面白おかしく自分のダメさをさらけ出して笑いをとるが、それがまたいい。ある種の女子を虜にする。そして解説のとおりそれを分かってやっている確信犯である。やるな。
自分が恋愛に縁がないため、他のエッセイ集より響かなかったが十分面白いです。
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恋愛(だけじゃないけど)を中心に据えて書かれたエッセイ。独特の感性で”運命の人”や恋愛じゃないけど惹かれちゃうタイプについてだったりを語っています。ワイルドな人に惹かれる気持ち、ちょっとわかる…。