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投稿者:ymzw - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロッキン・オンを初めて買ったのが、文中に出てくるスプリングスティーンの来日記年号で、その後数年たって毎月読むようになって多分80年代終わりから90年代半ば位までが結構きっちり読んでた時代なんでちょうど増井編集長時代だった。当時から適当に勢いで盛り上げるスタンスにはやや閉口しながら読んでいたけど、地味渋本舗こと田中総一郎や田村浩一郎、川崎和哉なんかよく覚えてるけどそれ以外にも評論家で一本立ちできる各人の個性が面白かった記憶がある。
その後増井解雇事件があった頃には多分読んでなかったと思うけど、裁判で過程を絶対に明かさない合意をしたとかなんとか、なんかいまだにオピニオン誌としての信頼が一気になくなった気がしてる。この本でも微妙に触れつつきっちり削除sれてるのはなんだかな。そしてなんでこんな軽い口述筆記なんだろ?文体が気持ち悪くタレント本のような印象でさらにがっかり感が募った。
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ロッキンが、(今で言うオタク)同人誌から業界no1商業誌に成長?する頃の、中の人の(個人的な)話。
語り口調のテキストが親しみやすく、如何にもロッキンっぽい。
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増井修さんの荒々しい語り口がロックを感じさせて気持ちがいい。音楽の聞き方や感じ方が独特で、みんなそれぞれきっと違うのだろうけど、それをきちんと言葉で伝えてくれているのがすごくよかった。ストーンローゼスのライブで歌が下手で、そこがよかったというようなエピソードがよかった。そう思うとオレの聞き方はなんだか底が浅くて恥ずかしくなる。歌詞はほとんど聞き流すだけで、頭に入って来ない。
しかし、そこは実際にミュージシャンに会って話している部分が大きいだろう。人柄に触れるともっと身近に感じられる。大多数の人は本人に会うことはなくただ聞くだけだ。
音楽雑誌はずっと『ミュージックマガジン』を読んでいて、『ロッキングオン』は何か感情的な感じがしていた。プロレス雑誌も『週間プロレス』は立ち読みで『ゴング』を買っていた。しかしある時、増井さんが江川達也さんにインタビューしている記事を読んで、江川さんがジャンプの連載でずっと実験を続けていてその結果一人称の漫画が受けがいいと話していた。それを参考に一人称で漫画を描いたらちばてつや賞を受賞してデビューできたので、増井さんと江川さんには今も感謝している。
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増井時代は知らない。
のだが、ゴタゴタがあったこととか、4代目の『激刊!山崎』を先に読んでたこともあって興味はあった。ロキノンの人たちは山崎さんにしろテンション高いんだなぁというのが最初に感じた印象。文書のテイストが似てる。リクルートとか広告代理店系の人種って感じ。増井さんがロキノンを同人誌から脱皮させて会社組織として成長させた功労者だったのか。
THE STONE ROSESとかBECKは聴かずにいまに至るのでこれを機に聴いてみるか。
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ロッキング・オンには「現役感」があった。まだ知らぬロックを学べるワクワク感と共に、不完全ながらも新しい音を生み出し続けるロックに10代の頃は圧倒的な「現役感」を感じていた。ストーンローゼズの台頭と共にURCと出会い購読を辞めたのは運命なのかも。おかげで弾き語りとしては現役を継続しているがしばらくロックとは離れた。そんなおいらを本著が再びロックに引き戻してくれた。「オッサン、トシ食い過ぎなんだって」と中村とうよう見たく言われたくわないのだ。あの頃の現役感を思い出させてくれた本著に感謝!
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ずっとブリティッシュロックが好きだと思ってきて、今でもそうだし、青春はここにある(ポール・ウェラー、ストーン・ローゼズ、ブラーににオアシス)と思ってきたのだけれども、この本をよんで、「増井修こそが俺の青春だったのだな」と理解しました。今でも記憶に残る楽しい記事を残していただけて、ありがとうございました、なのです。
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ロッキングオン世代では有るのですが、僕はBURRN!とヤングギター派だったので、たまに気まぐれで読んでみる程度でした。オアシスやストーンローゼスを横目にHM/HR道を邁進していました。
なのでロックを幅広く聴くようになった現在、この当時の事が読めて非常に有意義でした。メタラーであったことは後悔していませんが、もうちょっと柔軟に90年代と向かい合っていてもよかったなと思いました。