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あらすじ(背表紙より)
家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井聡の元に、一通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています」。便箋には、ただそれだけが書かれていた。送り主は誰なのか、その目的とは。ある理由から警察にも家族にも相談できない向井は、姿見せぬ脅迫者に一人立ち向かうが。故郷、家族、犯した罪…。葬ったはずの過去による復讐が、いま始まる。
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最近立て続けに薬丸岳読んでますが、ちょっと先が読めてしまった。。登場人物少ないしね。
大切な人をなくし、加害者を憎む気持ちはとてもつらいものだと思うし理解もするのだけど、復讐を第三者に頼む時点でちょっと、、って感じです。事情はあれど。
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家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井聡の元に、一通の手紙が届く。
「あの男たちは刑務所から出ています」
それは殺しの催促だった。確かに約束はした。
新たな戸籍と顔を手に入れるために・・・。
しかし、相手は末期がん患者で、とっくに死んだはず。
いったい送り主は誰なのか?その目的は?
警察にも家族にも相談できない向井は、姿見せぬ脅迫者に
一人立ち向かうが・・・葬ったはずの過去による復讐が、いま始まる!!
というわけで、さすが薬丸さん。面白かったでーすw
でも、向井、意外と冷静w つーか賢すぎ?w
え?人間、いざとなればこのぐらい考えられる?そうかなぁ~~?
「あの男たち」ってのはさぁ、殺されて当然な奴らなわけよ。私だったら、殺しちゃうかもなぁ・・・。
それにしても向井さん、やさぐれてたわりには、いい人過ぎるんじゃん? ま、そこが薬丸さんのいいとこかもしれないけどーw
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201704/面白かった!粗い部分もあるけど、今回も薬丸岳のすごさを堪能。初期の薬丸岳だったらこういう結末にならなかったように思えるし、私自身こういう結末をよかったと思えたのも結末に至るまでの描写の見事さゆえかと。
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薬丸さんは友罪に続き2作目。
主人公が過去の罪の代償として
背負った誓約を
果たせようと手紙が届く。
ネタバレになるけど、
憎む心ってそんなに長く
保てないと思う。
大切な人を奪われたことがないから
言えるのかもしれないけど、
そんなに長く一緒にいれるものなのだろうか。
主人公の行動する理由が
贖罪ではなく
自分の大切なものを守るためってのも
少し悲しくなりました。
失うかもしれない状況にならないと
自分が奪ったものを
確認できないなんて、、
薬丸さんは考えさせて考えさせて
結局答えが定まらない問題を
だすのが上手いなあ。
2017.4.15 読了
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20170827読了
最近薬丸作品の不発が続いていたのでこの作品は嬉しかった。
怪しい怪しいと登場人物を疑いながら読んだ。
想像は当たっていたけど、詳細は最後まで分からず
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うわ、これラスト救いがないやつだ、と思ったけれどそうでもなかった。
葬り去ったはずの過去に苦しめられる主人公。脅迫者は死んだはずの人間。その正体に迫るクライマックスは怒涛の勢い。
犯罪歴のある高遠としての彼も、新たな戸籍を得て幸せな家庭をもった向井としての彼も、どちらも同じ人間なのだが、んー被害者側から考えるとやっぱり幸せになるのは許せないかも。何より自分が奥さんだったら辛いものがある…難しいテーマ。
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罪と償い、加害者と被害者の関係やその間の圧倒的な理不尽さが全面に押し出された今までの薬丸岳作品とは少し毛色が違ってきた印象だった。
どちらかと言えば、東野圭吾風に捻りが効いたエンタメ性が強く感じられ少し物足りない。
やはり読後に何かを突きつけられるようなテーマであり作品であって欲しい。
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罪の償いということについての、読み手の思想あるいは立場によって、主人公に対する思いは分かれるだろう。
罪を犯したが、改悛し、幸せな家庭を築いている者を許せるか。それとも、一度罪を犯した者は一生幸せな家庭を持つなど、もってのほかと考えるか。
主人公は、過去の約束の履行を迫る謎の人物に蹂躙され、常識外れの要求にもかかわらず、警察にも届けることができない。
何故なら、顔も整形し、他人の戸籍を取得して、家族にも打ち明けられないおぞましい過去が彼にはあるから。
電話で、主人公を翻弄するやり方は、『アノニマス・コール』でも使われたっけ。
電話の相手は誰なのか。そして、主人公の運命は。
真相と結末を求めて、ひたすら頁をめくり続けてしまうのは、著者の作品を読むいつものパターン。
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薬丸岳のなかでは、何故かそんなに好きになれない一作なんだよね。何故だ。どこがどうなのか分からんけども。
犯した罪は、刑務所に入ることで許されるのか。そんな話…かな。本当はもっと複雑だけど。
だけど本当に憎い相手と、何年も、毎日顔を突き合わせて和やかに働いていられるかな?憎しみがそれを可能にするのかな?想像できないけど。
あと結婚して子どもまで産んだ人が、実は名前も年齢も違って、それは別人の戸籍を買っていたのでした。なんてこと受け入れられるかな?最終的にこの夫婦はやり直す道を選ぶんだろうけど…。
登場人物たちに共感できない点が多いから、あんまり好きじゃないのか…。
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はじめての薬丸作品です。
追い詰められた主人公の心情描写がくどすぎず、さっぱりしすぎずで想像の余地を残してくれる感じがとてもそそられる作品でした。
人間ってあんな風に更正できるのかなって。なかなか難しいよね。
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王道の薬丸作品。丁寧に描きつつ最後に2,3回ひっくり返すあたりは、さすが。たまたまサイン本で手に入れたので、ちゃんと保存しておこう
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続きが気になって一気に読み進んだ。
想像のつかないオチだったが、憎悪はそこまでして長い間人を突き動かすものなのだろうか、と疑問に思ってしまった。
平和ボケしていると言われればそれまで。
いまの私には受け止めきれない内容だった。
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薬丸岳って ずっと好きな作家さんで ハズレがないなぁとおもってたけど このところ読んだ何作かはあまり面白いとも 好きとも思えなかったかも。
この作品も設定に現実味が全くなく 主人公もとてもいいひとみたいに描かれていたけど この人たくさんの罪を犯して 一部は罪を償ってるけど 償ってない罪もあり 法的には償った罪に対してもすっかり忘れさり ひたすら今のシアワセを守ることに一生懸命で自分のことばっかり。人は変わるんだろうけど 過去の主人公と今の主人公があまりに違いすぎて なんか違和感があるし。ラストもなんだかスッキリしない結末。
なんだかなぁ。
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ホームレスに協力してもらう展開…どこかで読んだなと思ったら「神の子」でした。この方の作品では定番なのでしょうかね?