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政治から芸能ニュースなど幅広い分野にわたって
率直な言葉で痛快に何事も書かれているので読みやすかったです。
日頃感じていた現代の日本をぶっちぎりに斬っていたので
自分だけがこんな考えたカをしていたのではないのだということにも
気付かせてくれたので安心しました。
特に日本語、言葉、話し方などに関してのことは
内館さんの書かれたことに納得です。
今の若い人達の話し方をはじめとして、
国会議員までが「かな」という日本語を話しているのはいかがものかと。
言葉は時代と共に変化をしていくと言われていますが、
公私混同せずに公の場で話す場合には
きちんとした日本語が必要だと改めて思いました。
また言葉の他にも今まで築かれた伝統や文化などは、
これからも大事にして守るべきだと思います。
多くの人達が不便だと思ったりおかしいと思ったところは
どんどんと改善し良いと思いますが、
ある程度の歴史は残していくべきだと思います。
内館牧子さんよりも先輩の佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」でも
この作品と同じような事が述べられていたので
やはり言葉の専門家の方なら共通な思いをしているのだというのがよく分かります。
やはり日本人なら日本人らしいことをこれからも守るべきかと思わされました。
人生のあらゆる場面に当てはまることについて書かれた言葉で、
心配事は横に並べずに縦に並べなさいということ。
幾つかある心配事を横に並べると、順位がつかない。
並行して全ておなじ重さだと思ってしまうからつらい。
だが、心配事を時間準に縦に並べてみると、一番新しい心配事だけが
目の前にあるに過ぎず、心が楽になる。
という言葉がとても印象的でした。
硬い話だけでなく水洗トイレがこれ以上便利にならなくていい話や
クロネコとペリカン、名前の間違えはくすりと笑えて面白かったです。
これからも色々な方面での活躍から辛口な言葉を交えて、
日本人を痛快にばっさりと斬ってもらいたいなと思えた作品でした。
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内館さんのエッセイ集。
横審の話題を含め、脚本家らしいウィットに富んだ内容でサクサク読み進む。
「負けてもいいから前に出る」という言葉は大切なことだと思う。やろうと思ってもつい尻込んでしまうことが多いだけに、精神論だから〜で片付けないことは大事だなぁと。
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確かに幼い頃にあった正義感や純粋な心が失われていくケースは多い。しかし、私のような発達障害者は、それがそのまま残る為、見たまま感じたままを素直に褒めもし、また、おかしい事は、おかしいと言ってしまうのである。無論、立場の違いや、言ってはいけない場所等というのも理解できない為、社会から爪弾きに、されるのである。