チベットモチーフのアジアファンタジー
2021/05/28 10:41
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投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かった。
神託により突然神王の第三妃として召し上げられた受け。
そして互いの身分を知らずに秘密の逢瀬を重ねる受けと攻めに、
これは攻めが神王の王道パターン!っと思っていたのだけれど、
事態はもっと複雑なようで…。
予想外のストーリーでドキドキワクワクして楽しかったです。
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投稿者:てひう - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの夢乃さんよりも濃淡の濃いストーリー、オリジナルの世界観。
どんどん移り変わる状況とハマったキャラたちが最後まで放してくれない。
神王侍従長が語る数年後は、さまざまなことが正しいほうへ、幸せなほうへ進んでいるさまが知れてよかった。ちょっとせつないのもスパイス。
いつもと違う舞台裏を、あとがきで読みたかった!
世界観がしっかりしていて面白い
2018/08/17 13:52
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投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
遊牧民の少年(受)とその国では珍しい黒髪黒目を持つ大臣(攻)。
最初、平凡ながら幸せに暮らしていた受が家族から引き離され
神託によって無理矢理連れて行かれる理不尽さにモヤモヤしましたが
読んでいるうち気にならなくなりました。
政治的な話が多いので、甘さは少ないですが物語として面白かった。
数年後を書いた短編も良かったです。
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大好きな夢乃咲実さんのお話。
ファンタジーは設定がしっかりしていればしているほど面倒になって読み進まない人間なのですが(設定コーナー超えたら楽しく読める)、このお話は舞台がチベットあたりぽいので、旅行記を読んでいるような感じでとっかかりから楽しく読み進めることができました。
途中ドキドキでしたが、おぉ〜❤️な結末で本当に幸せな気持ちで読み終えることができました。SSで10年後が読めて嬉しかったです。結ばれた2人のその後って気になりますもの。2人の愛が強固になっているのを感じられてすごく良かったです。
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とても面白くて、どんどん読めました。
生まれ変わり―転生―神王という辺りから、咄嗟にチベットのダライラマを連想しましたが、やはり、「あとがき」を読んで、チベットの世界観で描かれたと知り、納得でした。
私的には最初、ジグメが登場したときは彼が神王なのかなと思ったのですが、それでは内容が薄すぎますね。私の読みが甘すぎました―笑
前の神王が暗殺された時、自分の魂を二つに分けて飛ばし、本来なら一人の神王として転生するはずなのに、敢えて二人に分かれて誕生した―その新たな神王が主人公のニュイマとジグメであったという想定も興味深く、何より主役の二人のキャラも最後まで他者のこと、民や国を思うブレない優しさというのはやはり神王という選ばれた人にふさわしい器なのかなと思います。
ただ、タイトルについては少し微妙な気もしました。
神王が一時的に偽妃に仕立て上げられていたから?
ここは誤解を招きかねないタイトルより、もう少し別のタイトルであって欲しかったような気がします。
後は、究極の悪役の摂政、随分と悪事に悪事を重ねてきて、最後で雷に打たれたのは神罰と描かれていました。
すべてが明らかになるまで神々は罰を下さなかった、、、とありますが、これはちょっと不自然なような気もします。
ストーリー展開上やむを得ないこととは判るけど、やり、途中でも怪我をするとか、病気になるとか、ちょっと罰らしいものが起こっていた方が流れとして自然だったんじゃないかと、、、
あれだけ悪いことして、何事もなく過ぎていたのに、ラストでいきなり雷で即死って、ちょっとご都合主義的かなと―。
面白かったけど、そんなことも感じました。
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★3.5。一夫多妻、一妻多夫が普通の世界。転生を繰り返す神王の第三妃としてお告げがくだった遊牧民の少年(受け)。拉致され王宮に連れてこられた受けは、そこで不吉とされ忌み嫌われる黒髪黒目の攻めと出会い惹かれ合う。
展開的には王道で読みやすくキャラも魅力的でした。
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何だかよく分からない理由で無理矢理家族と引き離されたニュイマ。悲しんでいても周りに攻撃的にならないニュイマには、幸せになって欲しいな。と思わずにはいられない。そんな中で出会ったジグメも同じ気持ちだったのかも。ジグメの見た目を忌避せずに、素直な反応をしてくれるのだから。見た目のせいで怖がられ続けたジグメと、とにかく純粋なニュイマ。2人が力を合わせて、自分達も周りの人たちも幸せにしていくところをもっと見ていたくなった。