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ピーター・センゲ『学習する組織』を元に、
5つのディシプリンについて事例を交えながらわかりやすく説明しています。学習する組織は難解ですがこれなら何とか理解できそうです。
『学習する組織』はあらすじを知ったから損することはありません。あとがきの方のp386から能力取得の段階、5つのディシプリンについてまとめてあるので、本当に初めての方はここから読むと良いと思います。
事例について、問題と対策の方針を考えていくことが大まかな進行です。自分で読むのはもちろん、組織学習に実践的に導入することが効果的と思います。
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センゲの「学習する組織」は、不思議な本で、読めば読むほど、味がでてくるというか、なんだか難しくなってくる。
最初に読んだときは、「そうそう」みたいに読めたのだが、2度目、3度目となるにしたがい、理解と共感が深まるとともに、「これってどういう意味なんだろう?」「本当にそうなんだろうか?」といろいろな思いがわいてくる。
一つの解釈には収まらない、さまざまな読み方が可能で奥の深い、いわば古典みたいなものなんでしょうね。
読むたびに新しい気づきとインスピラーションを与えてくれる、いわゆる経営学を超えた本だ。
とはいうものの、実用的、実践的に、どうするのか、と考えたときには、やや困った本でもある。
コンセプト中心で、具体的なツールや取り組みのステップみたいな話しは、「それは組織の状態によって違うよね」という感じなので、初心者、実務者には、「そうはいっても。。。」な気持ちが残る。
という「学習する組織」を日本の文脈に合わせつつ、実践にむけてどうするかという視点で、とても丁寧に、かつ直球で勝負したのがこの「入門」。
「入門」というには、やや難しい感じもするが、センゲに比べれば、相当に分かり易いと思う。純粋な意味での「入門」は、同時期に出た「マンガでやさしくわかる学習する組織」のほうとして、こちらは「実践者のための入門」みたいな位置づけで考えた方がいいかな。
内容的には、センゲの「学習する組織」をカバーしているのは勿論、「フィールドブック」や「U理論」の主要なポイントもおさえている。さらに、「行動探求」「アプリシエイティブ・インクワイアリー」など、「学習する組織」に関連の深いさまざまな手法にも言及しており、「学習する組織」ファミリー(?)全体がどういう位置関係なのかが分かり易い構成になっていると思う。
また、章ごとに事例が紹介されており、エクササイズやツールの紹介もあって、まさに本を読みながら組織で「学習する」のに最適な構成になっていると思う。
「入門」というレベルには収まらない深い洞察と日本の文脈における実践からの知恵がつまっており、さらっとした表現のなかにドキッとする文章もたくさん入っている。
じっくりと味わいながら、できれば、グループで学習したい。
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ダイアローグによって問題と解決策を見つけましょう。そして実施しましょう。
犯罪がダイアローグで解決しないのなら、組織でも法や法の執行が必要になってしまう。
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「入門」とあるけど、なかなか骨太。一回読んだだけでは分かったとは言えないし、誰かと話しながら理解を深めていきたいと思うトピックが詰まっている。
学び成長し続ける組織になるために個人が考えるべきこと、チームとして取り組んでいくべきことの両方が書かれていて、その土台としてシステム思考の考え方が紹介されている。必要な知識が多岐に渡るので、これをベースにそれぞれの分野を学んで実践していきたいと思った。
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自分と組織の関わり方について改めて考えさせられた本。章ごとに演習があるので、それをきちんとやるといい。
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システム思考を勉強しとこうと思って読みました。システム思考を包含する(または一つの応用としての)学習する組織の手法について書かれています。
「5つのディシプリン」と呼んでいる
・自己マスタリー
・システム思考
・メンタルモデル
・チーム学習
・共有ビジョン
の実践を通じて、組織と個人の成長の場を実現する、というのが大枠の狙い。昨今の働き方改革やオープンコラボレーションなどの潮流をひっくるめて体系立てて理解できると思いました。
中盤ぐらいまで、5つのディシプリンを一つ一つ解説して、後半で実例を元にした実践上のポイントを解説していくような流れです。
システム思考の原型における、「自己強化ループ」と「バランスループ」の捉え方は特に参考になります。
中盤までのディシプリン個別説明の部分は、重要な解説と単なる例示が入り乱れてて、個人的には読み辛さがありましたが。。
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ピーター・センゲ著の『学習する組織』の入門書かと思ったが、その本だけではなく、学習する組織というコンセプトの取り組みの案内書のように感じられた。
4百ページ弱のボリュームに、全体論に始まって、5つのディシプリン(自己マスタリー、システム思考、メンタル・モデル、チーム学習、共有ビジョン)それぞれに事例、理論、演習が示され、さらには実践上の課題・対策、組織・リーダーシップの未来まで展望していく内容で、現実の複雑性の中でどう前進していくかが、その難しさも含めて学べたように思う。
17-127
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要約ダイジェスト
「自らの強みを知ること」「目的意識に根ざしたビジョンを描くこと」、そして「現実を見つめて選択をすること」
仕事を進める上でこの3点は非常に大切。
振るえる武器は何か
あるべき姿は何か
しかし、取り売る選択肢は何になるのか
戦略とはこの3ステップの繰り返しであり、過去の選択肢から選択肢が狭められていることも、ままあることであろう。
この世は複雑系で動いている。
物事をシンプルに捉えレバレッジを効かせる事、
それにあった体制を作ること、
これらは様々な仕事が並行して走ると、組織に合わなくなる。
この時、また3ステップに戻るのが良いのではなかろうか。
この書籍は漫画版もあるようだし、一度グループのメンバーで読み合わせしてみようかな。
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今日の事業環境において、ますます激しく変動し、不確実性が増している。その中で変化への適応力をもち、常に進化し続けるために、「学習能力」を身につける必要がある。
本書は「学習する組織」を、ストーリーと演習を織り交ぜてわかりやすく解説している。
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会社の課題本。『学習する組織』では難し過ぎるので、『「学習する組織」入門』を読ませるというところがイイ。実際、『学習する組織』は難解・大著で有名だが、こちらは必要なエッセンスを噛み砕いて説明しており、非常に読み易い。まあ、この手の自己啓発本は読むのはもうどうでもよくて、一つでもいいから実践してみろという話なのだが…。
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### 学習する組織
ぜんっぜん集中できなかった。ビジネス書って全体的に話がふわっとしすぎて、面白く無くなってしまった感あるなあ。
最近考えていることとして、実は1つの分野について、腰をすえて深く潜る時期を一定過ごした方が、多くのことについて抽象的に掴めるようになるのでは?という話。結局いかにチャンキング能力を高めていくか?が大事なのだとしたら、多くの情報量を一度に処理できるようになることで見える世界があるんじゃないかと、思っている。また、ふわっとした話。笑
学習組織
目的に向けて効果的に行動するために、集団としての意識と能力を継続的に高め、伸ばし続ける組織。
ここの意思決定とは別に、行動に対するFBがメンタルモデルに影響を与え、それが頭の中で前提となる方針を形作っている
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ピーター・M・センゲ「学習する組織」とその「フィールドブック」、
ドネラ・H・メドウズ「世界はシステムで動く」を既読にて、本書を閲覧。
5つの「道(ディシプリン)」
視座の転換
学習とは「できる」ようになること、「わかる・知ってる」は不十分
「集団」としての「意識」と「能力」
第一章は著者の思想
第二章も原書にない著者の引用
「限定合理性」オバちゃんの判断、気づきがない状態により、
企業の寿命は12.5年と短命
深い学習サイクル・ダブルループ学習
4レベル:1知識、2スキル、3立ち位置、4在り方
第三章 自己マスタリー
「個人ビジョン」と「現状認識」の両方を常に意識し続けることによって
「クリエイティブ・テンション(創造的緊張)」の力が生まれる
第四章 システム思考
構造パターンを把握するモデル
・自己強化型ループ・バランス型ループ・バッファ(遅れ)
・レバレッジポイント
第五章 メンタルモデル
真髄は、自らの思考やコミュニケーションの「開放性(オープン化)」を保つこと
推論のはしごをゆっくりと登り「主張」、ゆっくりと降り「探求」
第六章 チーム学習
アライメントを育てる
アグリメント(合意)ではなく、アライメント(方向合わせ・協力体制)を育てて、
全体として機能させる
場の質、関係性の質を高める
保留する、視座を転換する、手放す
第七章 共有ビジョン
「意味の共有化」
レベル:命令⇒説得⇒テスト⇒相談⇒協創
第八章 実践上の課題と対策
著者オリジナル章
課題:時間不足、支援不足、自身の関与への逡巡、言行不一致、恐れと
不安、評価体制の見直し、改革者vs部外者、普及・浸透
第九章 未来
課題:組織の統治、組織の目的と戦略
リーダーシップのかたち:Uプロセス
理想的な組織像を構成しているメンバーのイメージは、セルフコーチングできるメンバーが揃っている解釈。
NPO法人のリーダー像と重なる。NPO法人単体では学習する組織を具現化していても、NPO法人同士の協業はほとんど見られない。公的組織とNPO法人の組合せが多い認識。「学習する組織」同士は仲良くなれない? 宗派が異なる対立に似ている。
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・『学習する組織』は正直読んでも分かりにくい。まずは『学習する組織』に目を通し、それなりに格闘したうえでよく分からないと思ったときに本書を読むと原書が言わんとしていることが良くわかる。
・原書をわかろうとするのではなく、概念としての「学習する組織」を理解するには本著を読むのが良い。5つのディシプリンとはどういうことなのかが本書のおかげでようやく分かってきた。
・事例が豊富で各ディシプリンの要点まとめが更に理解を助ける。
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いいことはたくさん言っている気がしつつ、正直読みづらかった…入門書でこれだと原書はもっときついんだろうなと思った笑。自分なりにまとめると、大事なことは3つ。
ひとつは、自分を理解すること。何のために生きているのか、そこに向かって正しく進めているのか、を問い続ける。
ひとつは、複雑なことを複雑なまま理解すること。局所最適に陥ることを避け、全体最適を目指す。
ひとつは、他者と協力すること。他者に対して自分がどんな偏見を持っているのかを認識し、それを脇に置く。加えて、共通のビジョンを持つ。
ビジョンについて補足すると、ビジョンとは、道路の真ん中に自分の子どもが立っているとして、それを助けに行くときの衝動と同程度のものを喚起するもの。組織における共有されたビジョンとは、合言葉のようなものであって、それを合図に各自が自分の言葉で自分の役割を語れるもの。
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学習する組織はかなりアカデミックと聞いたのでまずはこちらから読みました。官公庁やNGO団体、一般企業など幅広い組織学習の事例を取り込んでおり、イメージしやすい本でした。一定のレベルの会社でないと、実践するのはかなり大変そう。