壁シリーズをちゃんと読んだのははじめて。
2022/01/19 21:24
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投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはおもしろかった。購入して読んでいないバカの壁はどこかへ行ってしまったが、『「他人」の壁』は、対談形式で、二人の語りから世界観が広がり、たのしい内容となっている。気づきを与えられました。
「森に行け」と勧められる
2017/07/29 17:03
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投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の話は結構かみ合っている。
頭に残る話も心に残る話も感心する話もあった。
ただやはり対談本なので、多少の話の軽さみたいなものは少し感じた。
「山に行け」「森に行け」と繰り返し勧められる。
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帯表
唯脳論×仏教心理学が教える
「理解」の本質に気づくヒント
帯裏
見えない「壁」に気づくと世の中が見えてくる!
序章 「他人」をわかりたがる現代人
第1章 「わかる」の前に立ちはだかる他人の壁
第2章 誤解を無理に解く必要なない
第3章 「意識化」と「脳化」がもたらした弊害
第4章 無理解の壁に向き合える「場」の力
第5章 世界を席巻するグローバリズムの「壁」
第6章 判断を鈍らせているのは自分自身
終章 「違和感」を持つことで主体的に生きる
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養老先生と名越先生の対談となったら即購入。
やはり生きるのを楽にしてくれる。
人のことを分かろうとしていたことがバカらしくなってくる。
グローバリゼーションを推し進めることが原理主義になってしまう危険性には注意しておきたい。
名誉や報酬を欲していいと分かったときは気持ちが軽くなる。
何事にもとらわれなければ問題はない。
山へ行ってリフレッシュしてこよう。
違和感を抱えながら自分の頭で考えて生きたい。
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養老孟司さん、名越康文さんの対談集『他人の壁』
「他人」をわかりたがる現代人。前提が違うのだからわからないのに、通じるはずだという思い込みがストレスになっている。というところから話が展開。
なるほどと思いながらも、お二人のような達観した境地に至るのはまだまだ程遠いかなと。
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好きな二人の対談本。自分(30代)より上の世代の人の考えに触れるのは、自分の価値観を揺さぶるにはとても良い。
仏教哲学が入っているせいもあって、この作品が一つの法話のようにも読めました。
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久しぶりの対談本。
こういう本は単純に1冊で2人の意見が聞けるから面白い。
あの人はいつも話が通じない。
自分がなかなか理解されない。
現代人はわかりたがろうとする。
議論して通じるはずと思い込んでいる。
前に読んだ友達幻想に似ているなと思いました。
なんでも意味で満たすところがありますよね。
最近家にテレビはないんですが、たまにどっか行った時についてるテレビからのニュースやワイドショーを見ていると感じるところはあります。
トランプがまたこんなことを言っている。
じゃあそもそもトランプがなんで大統領に選ばれたんだとか、選ばれたってことは今世の中の人はどういう考え方の人が多くて、何を求めようとしてるのかとか。
根源に持っておかないといけないのは疑問だと思いました。
「意味」とか「結果」ではなく「疑問」とか「違和感」を持つこと。
誰かと会話する時もその人に直接言わないにしてもそういうもんだと片付けるより疑問や違和感を持って考えれば人生という長いスケールで考えれば大きく変わってくるでしょうしね。
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脳や心理に長けた人気者のおふたりが口を揃えて言う。
「他人なんて分からないもの。無理に分かろうとしないで、ただ、ぶつからなければいい」
大変参考になりました。
養老さんが好き放題言って、名越さんが上手に回収するという感じの対談集でした。
後半は仏教よりのお話が多かったです。
「自分の中で芽生えた違和を無理矢理にそういうもんだ、と納得させるのではなく、違和感を持ったまま人生を過ごしていく」というのは難しいけどやっていこう、と思いました。
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情報は死んだ(固定した)もの。そして人は、生きている。その違いを認識しておくべきなんだろうな。でも人は人に対してすら、情報を求めがち。なぜかって、その方が楽だから。
人間なんてそうそう変わるもんじゃない、というのもひとつの真理なんだろうけどさ。でも、生きている以上、実はいっしょじゃないよ、という面も気づいていかないとね。
「納得せず疑問を持ち続けることが大切」「実際にどう当意即妙に対処するかというのは、その人の知識の量ではなくて、人としての厚みのようなものに表れます」など、響くことばがいくつもあった。
今の世界の見方というか進み方について、グローバリズムという言い方がある。それに対して、市場は間違えないみたいなノリで、グローバリズムは正しいとか、反対にグローバリズムは悪だなんて見方もあるけどさ。養老氏や名越氏がいうのは、グローバリズム一辺倒で来すぎたものだからフラストレーションがたまるんだ、ときに一般則から離れることも必要。でも、あんまりローカルばっかりだと全体が壊れてしまう、という悪くいえばどっちつかずの言葉を出す。でも大枠で正しいことって、案外どっちつかず、っていうかスパっとわりきれるものではないのかもしれない。だからこその、納得せずに疑問を持ち続けることが大事、になるのだろう。
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対談本。自分のことさえ実はよくわからないのに、他人をわかろうなんておこがましいよな…と考えさせられる。日頃、言語化できないけどモヤモヤする感覚は、いらないと排除してしまわずに持ち続けたほうがよさそう…。なかったことにしなければ、いつか解決されるかもしれない。
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他愛ないサクっと読める対談なのだけど、人間関係につかれているときにはしみると思う。
他人同士は分かり合えるほうがまれなのだから、自分を理解してもらおうと大騒ぎすることはないし、失望することもない。逆に理解し合える人のことはまれな人として大切にし、それでも自分とは違うという前提のもとでおつきあいすべし。
物事の価値判断の基準を他人に置かず、いくつになっても好奇心を持ち、気になることは10年くらいの長いスパンであせらずやってみると人生が豊かになりそう。
自分もそうしよう。
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名越モノとして手に取ったが,養老モノだった。。。
養老孟司の偉そうな語りはどうも苦手である。
ただ,このところ,情報とか,意識化とか,意味とか,そちちらに寄っていたので,カウンターバランスとしては必要だったか。
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著者は、「人は話せばわかり合える」なん大嘘だよーと考察しています。
通じないのが前提として生活しましょー❕という考えには、とても納得できました。
ぜひぜひ読んでみてください。
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# 現代の誤解
人の脳は無意識が大部分で、意識は氷山の一角
やってみる前に、ダメだという時代
子供は自然、管理ではなく、手入れをする
世の中の仕事の8割は、全体像が見えると面白い
# 同じになる世界
民主主義は、同じという意識で成り立っている
お金はものを同じにする道具
AIは、滅びない世界を一神教で作ろうとしている
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最近、相手が分からない、そもそも自分は何なのか、今何をしたいのか、どんな気持ちなのかもよくわからなくて悩んでいたのですが、
『人はそうやって育っていくんです。だからおもしろいんだよ。僕はよく言うんだけど、人生にはわからないことが山のようにある。そのうえで辛抱強く努力を続ける根性が必要なんです。』
という言葉を読んで、はっとなりました。
色んな固定概念とか他人の価値観がすぐ見れちゃう中で、自分の人生についてもっと自由に悩みも含めて楽しめるようになりたいです。