投稿元:
レビューを見る
ここ2週間ほどさして読みたい本もなく、通勤電車の中でもボーッと過ごしていたが、予約していた本が届いたので、仕事のことを思い出したくない暇な日曜日に、高校野球は大阪の決勝戦を斜めに見ながら、一気に読み下す。
攫われたユナを追って<火馬の民>の集落に辿り着いたヴァン。前巻終盤に捕らえられたホッサルは<沼地の民>の郷で黒狼熱の謎に少しずつ近づく。
火馬の民、山地の民、沼地の民、アカファ、モルファ、オタワル…、それぞれの思惑が明らかになっていき、朧だった物語の輪郭がはっきりしだす。漸く面白くなってきたよ。
さてさて、どう収束するのか、ヴァンとホッサルが相見えたところで最終巻に to be continued.
投稿元:
レビューを見る
あらすじ(背表紙より)
何者かに攫われたユナを追い、“火馬の民”の集落へ辿り着いたヴァン。彼らは帝国・東乎瑠の侵攻によって故郷を追われ、強い哀しみと怒りを抱えていた。族長のオーファンから岩塩鉱を襲った犬の秘密と、自身の身体に起こった異変の真相を明かされ、戸惑うヴァンだが…!?一方、黒狼熱の治療法をもとめ、医術師ホッサルは一人の男の行方を追っていた。病に罹る者と罹らない者、その違いは本当に神の意思なのか―。
投稿元:
レビューを見る
ようやく読了〜。
人物紹介だけじゃなく、相関図とかも欲しいくらい、複雑化してってる。でもこれだけ多くの人物がそれぞれの思惑で動いて、一つの道筋に収束していくのは鳥肌ものだわ。
ついにヴァンとホッサルが出会ったが、お互いにまだ誰だかわかっていない、、、でも読者はわかってる、このソワソワした感じが堪らん(笑)
投稿元:
レビューを見る
面白い!ワクワクドキドキが止まらない!この巻はここまで複雑に絡まっていたように見えていた糸がほどけていく感じでとても心地いい。ラストではいよいよな邂逅もあり、物語の佳境に向けてさらにワクワクドキドキ!
そして、巻末の西加奈子さんの解説がまたいい。引き合いに出されたチベットの情景に膝を叩いた。
ああ、早く続きが読みたい!
投稿元:
レビューを見る
だんだんヴァンとホッサルの距離が縮まってきて、そして!ヴァンが思うユナへの気持ちが実の父親以上で涙が出てくる。ユナは強い女の子だけれど、ヴァンと再会したとき、、ああずっと我慢していたんだね、偉かったね、とヴァンじゃないけど抱きしめて誉めたくなったよ。あっちもこっちも罠や策略だらけだと思うし、そうじゃないかもしれないしとも思うし本当にハラハラする。完全、上橋さんに踊らされてる笑でもいいの、そういう読書を求めていたから。登場人物と一体になって困難を乗り越えられる。私はいま、壮大な冒険中だ。ヴァン着いていくぞ!
投稿元:
レビューを見る
相変わらず、生真面目で追い立てられるような状況にいる登場人物ばかり。ストレスフル。
でも面白い。医療的な事も概ねちゃんとしている。
上橋女史の書くラブシーンは全くときめかないのだが、なぜだろう・・・
投稿元:
レビューを見る
読書の時間がなかなか取れず、読むのにかなり時間がかかってしまった。おかげで、たまに開く度に設定を思い出すのに時間がかかった(笑)
それでも魅力を失わない世界観。いよいよクライマックス。黒幕は誰なのか?とドキドキが段々高まる。
投稿元:
レビューを見る
黒狼熱の発生の原因、キンマの犬に隠された秘密、ヴァンやユナの不思議な現象が明らかになろうとしている。
不治の病の治療法を追い求め、民族の自由を追い求め、国の存立と安定を追い求め、複雑に絡み合い、展開する。
ユナのかわいらしい言動が、心をほっとさせる。
ヴァンのまっすぐな行動に、一条の光が見える。
投稿元:
レビューを見る
いろんな場所に散らばっていたものが一ヶ所に段々と集まってきた3巻。それぞれの思惑が絡み合い、縺れに縺れ、複雑化。火馬の民の恨みは分かるよ。ユナの舌足らずの言葉が無邪気に可愛らしくて、状況の深刻さを一時忘れさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
ついに色んな流れが合流。ユナかわいい。サエも素敵。
国の移民、政治、民族信仰の話がリアルで、どれが正義と言うことでもない、と言うのは納得。即次巻!
投稿元:
レビューを見る
2015年の本屋大賞受賞作です。
死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。
二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。
脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。
そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今までに無い世界観であることです。
物語の中核には伝染病が深く関わりますが、この要素が加わる事で、作品に更に奥行きが出ているように感じます。
壮大なスケールの物語に仕上がっています。
投稿元:
レビューを見る
幼いユナを追うヴァンは、ついにホッサルと出会い、謎の病の秘密が少しずつ明らかになっていく。
1,2巻続けて読み終わり、この3巻が出てくるのがとても待ち遠しかったです。
前巻まで追われる者ヴァンと追うものホッサルの物語がそれぞれ進んでいましたが、この巻でやっとこの二人が出会うことで、物語のスケールがさらに大きくなった感じがしました。
独特の世界なのに、今のこの社会の矛盾を映し出しているかのようで、自分を取り巻く世界と比べながら考えさせられました。
次巻の結末がとても気になってしょうがありません。
投稿元:
レビューを見る
ついにヴァンとホッサルが出会う。
それぞれの民の事情や犬を操っていたのがだれか、病の原因は何かというのが明らかになってくる本作。
クライマックスに向けてキャラが集結し次巻の内容が非常に気になる。
投稿元:
レビューを見る
登場人物が近づいて、
裏事情もだんだん明るみに出てきて
物語の佳境に入った感。
主要キャラが一同に会し
この後どうなるのか
ヴァンとサエの意味深な距離感は?
ユナはどうなるの?
と期待を膨らませつつ次巻へ
投稿元:
レビューを見る
ヴァンとホッサルがやっと出会います。
他にも色々な再会のある巻です。サエや暁とのシーンは感動しました。