量子力学を理解するには、まずこの書から始めるのが一番です!
2020/01/29 10:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、難しい科学知識がわかりやすく理解できると好評の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「量子力学」編です。量子力学というのは、現代物理学における発明とも言われる難しい理論的分野ですが、それをとても分かりやすく解説して、納得させてくれるのがこの本です。同書を読むことで、量子力学に出てくる数式の本当の意味が分かるようになり、量子力学のしくみが徐々にわかってきます。とっても読み応えのある一冊です。
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倦厭していた分野でしたが、親しみのある文章のおかげでどうにか読み終えることができました。学部生への入門書に宜しいかと。
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ブルーバックスですが,量子力学をこれから学ぼうという人,学んでいる人にも読み応えのある一冊だと思います.ただ,エネルギーの概念などがさらっと出てくるので,まったく物理をさわったことのない人にはきついかもしれません.
量子力学に登場する式の意味するところやその解釈を,ほとんど式を使わずに丁寧に解説してくれています.特に不確定性原理のところはとてもわかりやすかったです.量子力学がつくりあげられてきた歴史についても随所で取り上げられていて,この式はどういう背景から生まれてきたのかということなどが知れて,頭の中で整理ができました.
純粋に量子力学をおもしろく感じさせてくれました.数式に立ち向かう勇気が出た気がします.
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[ 内容 ]
粒子が波として振る舞っていることは実験の結果から間違いないと思われるのに、それは、いざ観測しようとすると消えてしまう「幽霊波」なのだ。
量子力学の必然として現れる、この幻の波をあえて数式を見せながらわかりやすく解説。
式の数学的展開ではなく、「式が何を意味するか」を説明し、幽霊波の正体に迫る。
[ 目次 ]
第1章 分母から1を引けばよい
第2章 電子が波であるという証拠はあるのか?
第3章 見ようとすると消える幻の波―幽霊波
第4章 幽霊の出所は波動方程式だ
第5章 無から有が出る
第6章 「私の方程式は私よりも賢い」
第7章 トンネル効果?それがどうした!
第8章 結局、誰も量子力学を理解できないのか?
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電磁波とかイメージでは分かっていなかったものが、しっかりした言葉で表されていて、少しすっきりしました。
第1章 分母から1を引けばよい
第2章 電子が波であるという証拠はあるのか?
第3章 見ようとすると消える幻の波――幽霊波
第4章 幽霊の出所は波動方程式だ
第5章 無から有が出る
第6章 「私の方程式は私よりも賢い」
第7章 トンネル効果?それがどうした!
第8章 結局、誰も量子力学を理解できないのか?
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量子力学について解説。波動関数は量子が存在する確率を表すとか。それは、確率の波。幽霊波とも。途中からシュレジンガーの波動方程式とかディラックの方程式とかでてきて、式を鑑賞しているだけだが、だんだんと難しくなってきたな。とにかく、この世の中でいままで量子力学に反するような実験結果は表れていないという。理解しにくくてもそれが量子力学なのだろう。エンタングルメントなんて、理解を超えている!
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
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