本当に怖い経済政策の裏を暴露した良書です!
2017/12/07 10:47
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、政治家などがよく選挙演説などで唱える「教育費の無償化」、「医療費の軽減」といった心地よい言葉の裏にある真実を暴いてくれる書です。こうした無償化や安価でのサービス提供は、一見、私たちの生活を楽にしてくれるように思われがちですが、経済学的に言えば、これらの政策はまわりまわって、増税などによって、私たちの生活を圧迫することにつながる、と同書は説きます。こうした甘い言葉の裏に隠された真の現実を解説してくれる書と言えるでしょう。
騙されないための処方箋。
2017/09/24 14:57
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投稿者:451 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こども保険という詐欺など、経済はウソが多い。騙されないための処方箋。
特に、国の借金に関しては、いまだにいたずらに危機感を煽る言説がまかり通っている。「増税も仕方ないかな」と思い込み、経済状況が衰退しても無意味に我慢してしまっては本末転倒。
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読みかけとなっていた本です、最後まで読みたいと思っておりますが、現在このような本に部屋が占領されてきており、苦渋の決断ながら処分することに至りました。近い将来、この本を読破できる機会が来ることを願っています。
2018.1.1作成
途中までしか熟読しておりませんが、以下が気になったポイントです。
・大学教育はパソコン操作を教えるものではないが、より抽象的な思考の訓練をするという意味では十分に役立っている、そもそも教養とは、役に立つかどうかよくわからない抽象的な知識や思考法の塊であり、それを身につけた人が、その状況に合わせて使い方を考えるもの(p39)
・1998年に5000万円の家を頭金1000万円で購入、残りは35年ローン、3年半しか住んでいないのに買った家は3800万円、ローンを繰り上げ返済していたお陰で家を失っても借金が残ることは無かった、ローン返済額から計算したら、毎月30万円の賃貸マンションに住むことができた(p97)
・タワーマンションは老朽化して、修繕コストが右肩上がりになる、そのときにマンションに住む人は修繕費を負担できるだろうか(p102)
・新潟県湯沢町のマンション9室が競売にかけられた、売値評価額は8室が1万円、残り1室が15万円、入札の結果、7部屋が1-16万円で落札されて2室は売れ残った、評価額が安いのは、毎月の管理費・修繕積立金の滞納があるから、その額は37-1466万円(p103)
・固定資産税の評価額は、同じ建物をつくるのにいくらかかるかを総務省の基準で計算するので、いくら値崩れしても、立地も関係しない、時価評価にはなりえない。地方公共団体にとっては大事な財源なので、値下げはしない(p105)
・日本の政府(日銀も含む)のバランスシートを作成すると、資産合計は1311兆円(H28.3末)で、1年間で106兆円増加、純資産は165兆円でありすごい勢いで健全化している2013年から財政状態は良くなっていて財政再建は終わっている(p118,119)
・国税庁が把握している法人数と、年金機構が把握している法人数には80万件も差がある、推計では約10兆円の社会保険料がどこかに消えている(p152)
2018年1月1日作成
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新聞やテレビでは、とにかく国民の不安を煽るようなことばかり報道されている。解説者も、このままの現状では大変なことになると言っている。特に、国の財政と年金についてはもう随分前から破綻するといわれ続けている。ネガティブな破綻論者ばかりなので、これが真実なのかと思ってしまうが、上念氏の本を読むと不必要に不安を煽っているのではないかとの疑念が生じてくる。新聞やテレビのみでは、そのような疑念が生まれることもなく、ただ解説を鵜呑みにするだけであったが、本書はただ鵜呑みにすることの危険性を教えてくれる。本書の功績は、新聞やテレビでの大多数の破綻論者の意見に対して、別の視点を与えてくれるところにある。
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なんだろ…あんまり頭に入ってこなかった。ベーシックインカム意外に良さそうと言うのはわかったけど。タイトルの「タダより高いものはない」は教育無償化の話かな?