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20170930読了
宇宙ビジネスの全体像と今後の方向性を体系的に纏めた本。衛星分野だけでなく宇宙ビジネスについて幅広く書かれている。
近年の宇宙ビジネスについて詳しく書かれた本があまりないため、宇宙ビジネスを知るための入門書として最適だと思う。
著者のエピローグを読んで、ハンターハンターのジンの話を思い出した。
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自分自身、宇宙ビジネスに携っているプロという意識はあるものの、関わっていない他の分野については慣れていないという事もあり、宇宙ビジネ全般の概要を知りたいと思って手に取った本です。
こういう入門書は、概要を知るには良いですね。宇宙ビジネスのセグメントは、多く分けて、①宇宙アクセス、②衛星インフラ、③衛星データ利活用、④軌道上サービス(デブリ対策、宇宙ステーション)、⑤個人向けサービス(旅行、ホテル)、⑥深宇宙探査・開発、に分けられます。
例えば、少し前までは、ロケット打上げ会社といえば、政府と結びついた会社しかないイメージでしたが、最近はSpaceX
、Blue Origin等のベンチャーの話題に事欠きません。特にSpaceXは、打上実績が今までのローンチャーと遜色ないまでになり、存在感が増しています。
また、他の宇宙ビジネスベンチャーも、今までのビジネスとは違う、低軌道衛星や、そのデータを活用したビッグデータ解析等、多岐にわたっていることを、俯瞰的に分かり易く解説しているので、非常に参考になります。
この本を読み終わった後、もう少し早く読んでおけばよかったと思います。特に宇宙関連のカンファレンスに参加していたのですが、その前にこの本を読んでおけば、その内容をより深く理解できたのではないかと思いました。
宇宙ビジネスに興味ある人だけではなく、宇宙ビジネスに関わっている人にも頭を整理するのに役立つ本ではないでしょうか。
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世界の金持ちは宇宙に興味があるらしい。
新たなフロンティアになるのか?月には放射性物質があるみたいだし。ビジネスの可能性を感じさせる内容。しかし実現はかなり厳しそうだ。
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宇宙ビジネスについて広く網羅されてる本。
歴史、ニーズ、起業家軸、業界軸、国軸という側面から解説されており、入門には良いと感じた。
初めて触れ合う言葉が多かったり、まさに解説本っぽく事実がずらずらと書かれていたりという形式なので、読み慣れておらずな理由で読みづらさはあったが、まぁこういう本はそういうものだと思いながら。
ロケット、衛星(観測、ネット通信、測位)、旅行、惑星探査、資源開発、薬学など、どんな分野があるかについて知ることができた。また、起業家の凄さも知れた。イーロンマスク、ジェフベゾス凄すぎる・・・。彼らについての本も読みたい。
次は、どういう関わり方が自分にできるか探っていきたい。
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宇宙ビジネスが初心者でもわかりやすく書いてくれている。
今後の社会の発展に向けてももっと知識をつけていきたいと思った。
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2017年に発刊されたもので、情報が少し古く、スペースXの衛星コンステレーションなども打ち上げ前の話になっている。
ITmediaの記事をまとめたもので、読み物というより事実の羅列が多い。
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入門書としては素晴らしい。
○抜粋
2000年代初頭には、
ロケットや宇宙船の開発・打ち上げなどを行い、宇宙へのアクセス革命を起こすことを目指すベンチャー企業が多数創業した。
電気自動車テスラの CEOのイーロン・マスク氏がスペース X( SpaceX)を 2002年に創業。ネット通販大手アマゾンの創業者兼 CEOのジェフ・ベゾス氏が 2000年にブルーオリジン( Blue Origin)を創業。
ヴァージン・グループの総帥リチャード・ブランソン氏も 2004年にヴァージン・ギャラクティック( Virgin Galactic)を創業。
マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏もストラトローンチ・システムズ( Stratolaunch Systems)など複数の宇宙ベンチャーを支援している。
そして 2000年代後半以降は、小型衛星、衛星ビッグデータ、衛星インターネット、宇宙旅行、宇宙ホテル、資源探査など、宇宙という場の活用に取り組むベンチャー企業が増えてきている。
こうした企業はビッグデータ、人工知能、機械学習、ロボティクスなどの新たな技術を宇宙分野に適用
2016年の市場規模は 3391億ドルだ。
そのうち衛星関連市場が 2605億ドルを占める。
そしてこの市場は、
①衛星の種類、
②バリューチェーン、
③顧客の三つの軸で分けることができる。