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怪談ナイト
2020/08/02 10:12
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
オカルティック七海が見聞・体験した怪異を三津田信三との対談、後半は東雅夫も交えた鼎談形式にまとめたドキュメンタリー。
MDレコーダー(当時)も満足に扱えない三津田、自分で書いた紙面の目録をど忘れする七海、括弧の補足がないと前後の脈絡がなさすぎて「ちょっと意味分かんないです…」な東雅夫という怪異。
語り口こそ話し言葉で軽いノリで適宜編集はなされているけれど、東は蛇足じゃないかなあ。
霜島(しもじま)ケイも関わった「三角屋敷」と、その後日譚。追取材も行っておりこの事実の重みと悪意にはため息しか出ない。。
きっかけと結末は偶然かも知れないし、コジツケやごく一面的な見方なのかも知れない。
明らかに悪意を持つ人の手がなければ成立しない内容が多く、合理的な説明で組み伏すことは難しい。
見ず知らずの第三者に呪詛がかかるよう、方位から敷地から施工まで練りに練って鬼門だらけの物件を作り上げるに至っては、小銭稼ぎで神域をないがしろにするなんてかわいらしく思えてしまう。
オカルトオタクの有閑な趣味なのか、宗教法人や企業なりが仕掛けるプロジェクトなのか、規模もコストも相当なのに全容が掴めないところは恐ろしい。
(報道が扱ってもいい内容のようにも思うのだが)
電子版では霜島ケイを指して「よく霧島さんと誤植されるけれども」(霧島ケイと書かれる事が多いので逆)とよく分からない誤植も怖い。
手の物件はいくつも存在するのかも知れない。
『呪の血脈』で新たな一柱を立てようと画策したベンチャー企業、『203号室』や『真理 MARI』のような故意に仕掛けられた罠も想像の産物ではない可能性が…。
怖すぎる。でも語り口調なので緩和されてる。
2017/10/01 21:10
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、読みたいと思っていて新刊では手に入らず、
中古本でもまあまあな値段がしていたので、
現在発行されていないのは、何か著者の考えがあってのことなのかもしれない、
と思って読んでいなかった。
急にこの電子書籍版が出たので、さっそく読んだ。
最後の『三角屋敷の話』は怖すぎるし、ヘヴィーすぎた。
この話の印象が強すぎて、他をあまり思い出せないぐらい。
この本は文体が語り口調で、内容はかなり怖いんだけど、
その現代的な語り方によって、多少、良い意味で怖さが緩和されているというか、
そこで現実世界と何とかつながっている感じがして、
その点で良かったと思う。
なぜ文体が語り口調かというと、三夜に亘って著者が体験談を中心に
怪談を語るという企画コンセプトがあり、その話を
なるべく忠実に再現したものだからということだ。
全体にわたって内容が濃く、また分量もある。
けど、文体のせいもあって読みやすい。でも怖い。
やはり「三角屋敷」
2024/12/10 11:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、実話怪談の金字塔レベルの「三角屋敷」の怖さが印象的。
その筋の玄人である誰かが手間も時間も金もかけて呪術的装置としてマンションを作りそこに他人を住まわせる…あくまで実験として。
この人を人とも思わない所業がとにかく恐ろしい。
あそこで育てられていた何かは生まれて、育ったのだろうか。
そしてそれはどこに行ったのか。
考えるだけで怖い。
霜島さん、加門さん、霊能者の方
皆さんが無事で本当に良かった!
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