カテゴリーの紹介を通して、セクシュアリティの多様性を学ぶ
2021/03/31 19:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:3π - この投稿者のレビュー一覧を見る
セクシュアリティに関する膨大な量のラベルが紹介されている。けれどもこの本は暗記を求めるものではなく、紹介を通してセクシュアリティというものの幅広さを実感させてくれるものだと思う。インタビューみたいなのも沢山載ってたし図も見やすくて、わかりやすい。わけわからんと思うことも何度かあったが、それでよいのだ。
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恋人がアセクシャルかもしれないというので理解したくて読んでみた。
世に言うLGBT以外にも非常に多くのセクシャリティーがあるのだと分かると同時に何故学校教育で教えないのか少し疑問にも感じた。
多様性が叫ばれる昨今においては宗教や国籍、異文化とともにセクシャリティーの違いも理解して認め合うことが重要だと思った。
恋人との今後がどうなるかは分からないが、読んでよかったのは間違いない。
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13歳では難しすぎる本田と思うが知識として知っておくべきだとは思う。13歳にもナルト自分の性的アイデンティティがはきりしてくる。その時に他の人と違う自分だと悩まないためにも知識は自分を守る武器になる。
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初めて手に取ったセクマイの本だが、かなり読みやすかった。
イラスト付きで分かり易く、ジェンダーって難しいって考えている人にも理解しやすそう。
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イラストが多く、非常に読みやすいLGBT+ の入門書.
驚くべきほど多いカテゴライズされたセクシャリティ.
多数のLGBTのインタビューが収録されているので実際の考え方を垣間見ることができた.
自分に当てはまるカテゴライズを見つけられたので読んでよかった.
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絵が可愛いおしゃれな本。
いろんな人が出てくるので勉強になる。けど、日本じゃまだまだだなぁ。
可愛いんだけど構成はイマイチであまり頭に入ってこないのは残念
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めちゃくちゃ丁寧
会話調が苦手で少し読み飛ばしてしまったけど、現段階で吸収できる分は覚えておこう
アイデンティティの表現について、二元論のスペクトラムだけじゃなくて、複数、散布図、円形、三次元、等々オリジナルのスタイルがある、または探す・描くことができる
白黒割り切れない既存の境界から逸脱した曖昧なものに対して、曖昧なままそれでも正確に表現・理解・受容するために学ぶ努力を続ける、対峙する
そもそも一人ひとり異なる無限の「個」についての話だから、細分化されてカテゴライズされたものをトレンド的感覚で把握するのは不可能だと思った だからこそ学問なんだろうな
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あれ、これ各種の面倒な概念というか言葉と、それがなぜ使われているのかっていう説明で、かなり優れてる。国内でも今後この先生の説明が採用されることになるだろうと思う。ただ基本的に言葉のと理念の話で、13歳向きではないと思う。多様でOKってのはわかるけど、数字はさっぱり出てこないけどそれでいいのだろうか。
「インターセックス」は国内の用法と違うのできになった。
「優れてる」とは書いたものの、よく見るといろいろ疑問も多いような気がする。うーん。
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正直、わからない。
二元論でなく、スペクトラムの中で考えるべき概念ということはわかったけれども、それだけ。
今までの自身のアイデンティティだけでは追いつかない概念が多すぎる。
ただ、それだけ無数のアイデンティティがあり、しかもそれは他者によって決められるものではなく、縛られるものでもなく、否定されるべきでもない。
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40代の私が読んでも、すんなりと頭に入ってこないほど事細かにあらゆる概念を一つの単語に当てはめて表現してあって驚きと、自分もこれは当てはまるかも…という新たな発見もあった。
言葉の持つ二面性に気づく。アイデンティティをはっきりさせ自分に安心感を与えること。その意味に囚われて自由を失い不幸になること。
13歳には難しいのでは?と思ったのは私の中にない価値観がたくさんあったからだけかもしれない。きっと多感で悩み大き青春時代を勇気つける一冊になると思う。
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LGBTに関して勉強するべく、本を物色していて出会いました。
13歳から~という邦題が的確かどうかには疑問がありますが、まずは騙されたと思って読んでみてください。
翻訳本なので不慣れな方は文章が「回りくどい」と感じるかもしれませんが、あらゆるキーワードが簡潔に説明されていて、豊富な事例も取り入れられています。
何より感動したのは、「おわりに」のお言葉。
>ですが重要なのは、誤りから学び、まちがえたときには誤り、積極的に耳を傾けて学ぶ努力を続けること。
この姿勢を失ってしまないよう、胸に刻みつけたいと思いました。
とても理知的な著者、そして翻訳者、出版社へありったけの感謝をこめて。
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今までずっと自分の性別についてモヤっとした疑問を抱いてきた。sexは女だけど、女とも思えないし、男になりたいわけでもない。
ノンバイナリーという言葉を知ってからはこれだ!と思った。
でもこの本を読んでからは
ノンバイナリーとアジェンダーとマーベリックの意識が混在していて、性的指向を含めて一言で表現するとするならばダイアモリックが最も近いけど、パンセクシャルでもあるかもしれない、という感じがした。より正確に表せるラベルが見つかった気がして嬉しい。
最後のほうは知識の飽和状態でちゃんと頭に入っていないので、繰り返し読みたい。
でも本書にも書いてある通り、どんどん用語が変わっていってしまうのだろうな…。追うのが難しい。
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色々な人が自分のことを誇りを持って話しているのが印象的だった。
自分が一体何者なのか「ラベル」を探したい人にはぴったりの入門書。
作中で繰り返される「ラベルは何度でも貼り替えてもいい」という言葉に勇気を貰える。
読者に話しかけているような文体で、著者とお喋りをしているような感覚が心地良い。
世界中には本当に色々な人間がいて、ラベルを貼りたい!と意気込んでもピンとくるものがなかったりする。
そういう時に必要なのが「言葉」なわけで、しかも幸福なことに私達はそれを既に持っているので、誰もが日々学んでいくことが大事なのだと思う。
毎日新しいラベルが生まれる可能性があるって無限大だ!
ここがゴールでは無い。
でもこの書籍自体が誰かの道標になる。(少なくとも私にはそうだった)
気になる点があるとすれば、色々な人から話を聞いた割には有色人種が少なかったこと。
これは著者の交流関係とかコミュニティの幅広さが関係してくるんだろうけど、もっと色々な人種で構成されている方が好みだった。
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さまざまな性別に関する種類があることを知った。本人の言葉をよんでみて、症状?はわかるけれど、まだ、素直に受け入れられない自分がいた。違和感というか、拒否感を少し感じた。
しっかりとは読めなかった。
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とても良い本だった。
「ノンバイナリーは自分をあと少し理解するために必要な言葉」というのになんだかとても励まされた。私は女で代名詞もsheで問題ないのだけど、それとノンバイナリーという自認は矛盾しないのだな。自分をノンバイナリーと言い切ることに引け目もあったけど、少しずつ使ってみよ。
ジェンダーに関して「私は私であなたはあなた」でまとめてしまうのもわかる話ではあるんだけど、その考え方はそれ以上の他者理解を促さないし、名前にどれほどの意味があるのかという話もあるけどでもこれは自分だわと思える名前に出会えると漠然とした孤独はちょっと楽になる。
理解を止めたくないな。