ファイナンスをこれから学ぶ人向き
2019/11/22 10:03
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はファイナンス入門の入門という位置付けだと思える。
ファイナンスという言葉に抵抗を感じる人は、
まず本書を読み、心のバリアを取り払ってはいかがだろうか?
ある程度ファイナンスの何たるかを心得ている人には物足りないと感じるかもしれない。
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女子高生が社長になる小説で、表紙に猫がいるもんだから、『女子高生ちえの社長日記』を思い出したけど、この本の猫はしゃべらなかった(『女子高生ちえの社長日記』のほうも人間と会話できるわけではなかったっけ?)。
主人公が、パンケーキは知ってるけど、ホットケーキを知らないという設定なのだけど、今の女子高生ってホットケーキといわれてもよく分からないのだろうか。いまいち自分は何が違うのか分かってないのだけど。
『割引率』というのは聞いたことあるけど、『要求収益率』というのは初めて知った。まあとにかく、利率の割合は重要だということかな。
にしても、小説の中では注文書を全部手書きで作ったとなっているのに、実際に載っている注文書はどうみても、パソコンで作ったような注文書になっているという。せめて、手書き風フォントを使ってほしかった。
ちなみに、この本を知ったのは、椎木里佳がタイトルに怒っているツイートが話題になっていたから。確かに、椎木里佳の著書、『女子高生社長、経営を学ぶ。』にタイトルがよく似ているけど、多分たまたまだろうとは思う。
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読み物としてはストーリー形式になっているので楽しく読むことができました。多少の紆余曲折はありながらも最後はハッピーエンド、気楽に読める点ではよい展開ですが、もう少し危機的な展開があっても面白かったかも。
ファイナンスの知識については終盤、会社の値段を計算するところで一気に話しが難しくなりまったくついていけなくなってしまいましたが、いままで何となくしか認識できてなかった会計と財務(ファイナンス)は別物、という点については理解できました。
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ファイナンスの内容について、女子高生が小さな出版社の社長となって再建する話です。ストーリー仕立てでファイナンスの基礎がわかります。しっかりとした内容は別の本で勉強した方がよさそうです。ファイナンスの観点から会社経営を見ます。
手書きの注文書の作成で、書店から注文を取る。書店からの注文は支払いが早いのでキャッシュフローの改善になる。
ベストセラーを出すために、直木賞作家に書いてもらう
ロングセラーを狙える本を探す
プロジェクトを投資判断指標NPV、WACCで判断する
ホームページリニューアルによるウエブマガジンで作家に書いてもらう
マンガの企画を電子書籍だけで出版
印税を売り上げに応じて変える