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動物達の異能と霊能
2020/03/25 16:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を超える身体能力を持つ動物達。
ご先祖様がそこにどんな神秘と畏怖を見たのか、神話や伝承や宗教史的な側面から動物を掘り下げた本書。
対象は実在から架空の存在まで幅広く、なかなかダークで硬派な評論でもある。
分類上「架空の」とつく動物もあるが、我々が知覚しにくいだけで、だからすなわち存在しないか、と聞かれるとそれもそのまま肯定できないものが多いから困る。
動物だけに扱いを誤れば噛みつかれるし、命に関わる点は興味深い。そして、これらの創話や作話が爆発的に増えた時期とその端緒。
どうも生活に余裕が増え、自然から遠ざかるほどこの種の物語を欲するようでもある。
それこそ人魚の肉なんてものがあれば、老いも飢えも死も知らない生物普遍の夢の肉体が手に入る通りである。
人魚の肉だとか人羹肉なんて売り出したらいきなり!ステーキも業績急回復じゃないかな?(違。
もう少しライトな荻原規子『グリフィンとお茶を』も併せてご覧頂きたい。
狼、狐、その他…を宗教、歴史、文化、民俗、そして霊能などから考察
2018/01/28 15:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
力作。
著者の、幅広く深い知識と考察、
それに著者自身の実体験や伝聞、
それらが融合して、まさに著者にしか書けない書物になっている。
例えば「狐」についての章の中では、お稲荷さんと狐、それにいわゆる狐憑きの関係など、
すべてが明らかにされているわけではないけれども、整理されている。
様々な憑きものとしての動物の話も、面白かった。
内容がとても充実していて、それでいて文庫本でこの価格なので、かなりお得だと思う。
文体も読みやすかった。
興味深い
2022/01/11 16:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
生き物と人の関わりと生き物の霊性を書いた一冊。
この中では狼の事が印象的。
日本では狼は公的には絶滅したと言われる。
それでも狼に対する信仰は深く静かに続くのだろう。
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