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戦争への従軍や諜報活動という過酷な人生を歩まれた石光真清氏の手記です!
2020/07/26 11:49
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、陸軍中尉として日清戦争に従軍し、台湾に遠征後、今度は日露戦争のため特別任務を帯びてシベリアに渡り、さらにロシア革命直後のシベリアでの諜報活動家として従事するという過酷な人生を生き抜いてこられた石光真清氏の手記の一冊です。同氏の手記は、すべて同氏が亡くなった後に刊行されていますが、同書は、明治32年、ロシアの進出著しい満洲に、諜報活動に従事すべく入った頃に綴られたものです。同書には過酷な人生にも関わらず、同地で出会った中国人馬賊やその日本人妻との交流が温かく語られています。同書には、『得体の知らぬ日本人』や『因果物語ほか』などの未公開手記及び秘蔵写真が多数収録されています。
ある明治人の手記 続編
2018/08/15 21:48
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投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治以降にこの国が進んできた道を辿り、どこで失敗したのか、なぜ軍は暴走してしまったのかを知り、周辺の国から近現代の歴史認識について押し付けられるのではなく、反省すべきは反省し(謝罪ではない)、戦後70年を経過し政治や社会が疲弊しないうちに、今の国のあり方に生かしたい。
その意味で、明治維新、日清、日露、大正までの石光真人氏の以下の5冊は有用
1「ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書」
2「石光真清の手記 城下の人」
3「石光真清の手記2 曠野の花」
4「石光真清の手記3 望郷の歌」
5「石光真清の手記4 誰のために」
「曠野の花」は、清国の元である満州族を中心とした馬賊の頭とその日本人妻、南下政策で鉄道、港の権益を狙う大国ロシアと馬賊よりも残虐なコサック、どちらの味方か分からずいつでも裏切りそうな韓国人(今も同じ?)、食いあぶれて流れてきた日本人が次々現れ、洗濯屋ついで写真館を隠れ蓑にロシア軍の情勢を探っていく、スパイ小説としてもっとも面白い。
それにしても、1900年7月のロシア軍によるブラゴヴェチェンスクの虐殺事件について、日本人はなにも知らない。中国共産党政府は、南京事件を騒ぐより、少なくとも記念館ぐらい立てて、記憶が薄れないようにしてほしい。
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