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人間としての魅力
2011/08/24 14:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふたりの薄毛物語 春原弥生(すのはら) 文藝春秋
ほかの人と同じが安心感につながるということがあります。全員が薄毛だったら毛がある人のほうが悩みます。タイトルにあるふたりは、ふたりの薄毛の人ではなく、薄毛のご主人とその奥さんというふたりを表しています。奥さんは、薄毛男性が好きな人で、この本の作者でもあります。奥さんは、ご主人であるタカさんが薄毛を隠さない潔さに人間としての魅力を感じました。タカさんはふたりが出会った当時、薄毛を笑いのネタにしています。
ところが、ご主人は最初から堂々とした態度ではありませんでした。薄毛に悩み薄毛を隠そうとたゆまぬ努力を積んでおられた過去が紹介されています。その点で、この本は薄毛の人にとって、癒(いや)しの本となりえます。こそこそと悲観に暮れるご主人の姿を見せられると、開き直って丸刈りにすればよいのにと思います。
ハゲにもいろいろあって、ご主人は特に若ハゲを苦にしておられました。毛のあるなしで性格が明るくなったり暗くなったりするようです。恋のうえで髪は重要なようです。結婚してから抜けるのは妥協できるようですが、未婚だとやっぱり苦になるのでしょう。人間ってむずかしい。
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