- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
タイトル(人生は残酷)どおりであってタイトルどおりでない
2017/05/26 14:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:謙子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の話、特に同盟国であるアメリカ、近隣諸国、中国、韓国の例を挙げ、世界の常識がいかに残酷で非常なものであるかを明示してくれている。そういう現実社会の中で、生きるということの意味を垣間見させてくれる本だと思う。旬な話も盛り込まれ、この本を読了した後と前では、その感じるところは違うと実感する事だろう。哲学が好きな人はもちろん、目まぐるしく情勢が変わる社会に行き詰まりを感じている人に薦めます。自分の生き方を改めて考えさせるものだと思うからです。
西洋哲学的な考え方に囚われている自分に気づいてしまった!
2017/05/27 23:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野の花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「物質は存在しない」とは、量子物理学が明らかにしたことだが、仏教は2500年前も説いてきた。西洋哲学では「外界は、私の意識によって生じているもので、自分がいなくなれば、世界は消え失せてしまう」と言う。それに対して、仏教は、「人も含めた世界が実はわれわれの共同の錯覚である」ことを説いているとあった。
本書を読んで、自分が西洋哲学的な考え方に囚われていて、仏教が説いていることとの違いを理解できていないことにはたと気づき、ショックを受けた。
池田晶子氏、永井均氏、下條信輔氏、中島義道氏の文章を通して、現代哲学の主流となっている分析哲学の矛盾点、間違いが解説されていて興味深かった。著者が言うとおり、哲学は分析哲学を脱して、形而上学へと回帰すべきだと思った。しかし、言語を拠り所とする西洋哲学は、形而上学的問いに対して答えを出すことができるのだろうかとも思った。
いずれにせよ、まず自分自身が西洋哲学的な考え方を乗り越えていかなければならないと感じた。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |