スマホとどう向き合っていくか
2018/04/30 16:48
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投稿者:銭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これから自分の子供達も所有するであろうスマホについて、その影響を実際のデータに基づいて批評しています。
スマホを所持、そして使用する事で、偏差値が下がるという事。
また使用と言っても、それは音楽なのか、ゲームなのか、インターネットなのかによって、偏差値の下がり具合が異なります。
そして使用時間、勉強時間、睡眠時間、学力の関連性。
スマホを長時間使えば使うほど、長時間勉強したにも関わらず、偏差値が下がる傾向にあるようです。
またスマホを使う事によって睡眠時間が削られ、それにより学力が下がっている、という事ではなく、スマホを使う事そのものが学力低下に繋がっていると著者は警鐘を鳴らしています。
結論としてはスマホを捨てれば偏差値が改善する。
という事になる訳ですが、今般、様々な便利ツールとして活躍しているスマホを子供達に持たせない事は、中々難しいものかと思います。
特にLINE等のコミュニケーションツールは今や無くてはならない存在であり、それがない事によって仲間はずれにされたり、連絡が行き届かなかったりする可能性もある訳です。(これについては著者も言及していましたが)
個人的には、スマホを持たせる事はやむを得ないものとして、その使い方を親がある程度はコントロールしていく事が必要かと思います。
そして、その親自身も、スマホを長時間使用せず、依存症となっていない所を子供達に見せなければならないと思います。
「文明の利器」との向き合い方
2023/03/12 09:50
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
川島先生についてはもう説明不要、DS以降の「脳トレブーム」の火付け役になられた方ですね。
私も3DSの鬼トレ、Switchの新脳トレはプレイ済(後者は現在もプレイ中)です。
小中学生のスマホ自体の使用時間、およびLINE等メッセンジャー・SNSアプリの使用時間と学力の関係、他にも同様に依存性の高さが問題にされやすいテレビやゲームとの影響の比較もしています。
上記の3DSの鬼トレでも、「移動・輸送手段の発達が人類から体力を奪ったのと同様に、情報機器が人類から考える力を奪い、最悪の場合『猿に退化』させてしまうこともあるのかもしれない」ということを先生は仰っていましたが、まさに「『文明の利器』との向き合い方」を考えるべきときが来ているのでしょうね。
ただ、一つ気になっている点として、今は任天堂もスマホ進出しましたが、こういう本を書いている以上、川島先生は脳トレシリーズをスマホに移植するつもりはないのでしょうね…
その一方で、私は電子書籍でこの本を買って読んだのですが…w
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脳トレで名高い川島先生の1冊。
中高生のスマホ所持率が増加している近年、学力になにか影響を及ぼしているのではないかと危惧する人も少なくないと思う。かくいう私もその1人だ。
しかし、それらに関する研究というのは意外にもあまりない。そんな中で、川島先生は大学と仙台市で協力しながら研究調査を進め、スマホ利用が学力に及ぼす影響を述べている。
興味深いのは、スマホの利用によって、学習時間や睡眠時間が削られ、その結果学力が低下するのではなく、スマホ利用が直接脳に悪影響を与えているのではないかという考察。利用時間が長くなればなるほど、家庭学習の時間が長くても学習効果が消えてしまうというのは恐ろしい。また、様々な調査結果から、現在の中高生や学生がスマホを利用しながら学習する、しかも1つのタスクだけではなく同時にいくつものタスクを使用しながら学習しているというのにも驚きだった。(音楽を聴く、LINEをする、動画を見るなど)
今やどこにいてもスマホを片手に何かしている人は多いが、このままでは子どもだけでなく、国民全体になんらかの負の影響が広がっていく可能性も考えられそうである。手放せとまでは言わないし、無理は承知であるが、使用時間や使用方法については一人一人が考えていく必要はあると思う。そんな警鐘を与えてくれる1冊であった。
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「スマホを4時間以上使用すると、2時間の学習効果が消える」
という、最近よく耳にするようになったフレーズの理由を知りたくて手に取りました。
疑問に思う点が残ったので、続報等あれば読んでみたいです。
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よくある自身の体験によるもの教育本ではなく、データに基づいた内容であるため、スマホと学力について非常に説得力を持った一冊であると思いました。しかし、一部、自身の考えと合わないデータに対して、家庭環境問題を出すのはいささか卑怯ではないかという感想も持ちました。というのは、その部分だけ論理ジャンプしているように見受けらたからです。もしかしたら、家庭環境問題にまで内容を広げると、切り口がぼやけてしまう可能性があったのかもしれませんが、あまりにも唐突に出てきた感があったので少しもったいない感じもしました。
さて、「スマホが学力を破壊する」というタイトルなわけですが、今流行りの動画視聴型の勉強ツール(授業が動画で見られるアプリ)に関しては、今後どういった位置づけになるのでしょうか。スマホを使うと学力が下がる。けれど動画をみると学力が上がる。はたして?
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題名のとおり、スマートフォンの使用が脳力を落としていくという衝撃の内容を、iPadで読了。
今さら学力向上は必要ありませんが、今後の社会を考える上でも、一度振り返ってみるべき問題だと思います。
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「LINEとソシャゲが、中学校のテストの点数を取れなくする」というのが正確なところか。五感を使わないコミュニケーションや遊びが若い脳の発達に良くない、という理屈はわからなくもない。
テストの点数が目的変数になってるので、正直「まぁ、それはそんなにこだわらなくてもいいんじゃない?」とは思う。スマホを通じた経験によって論理的思考力や読解力が得られるのであれば、中学校の授業で今すぐ必要な知はそれほど無い。基礎教養、数理的知識を必要に応じて取得できる下地ができていれば良い。
旧世代のテストの点数は取れないけどスマホ遣いに長けた世代が、大人になって何を作り出してくれるのか興味がある。
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統計に誤差の表示がないので、結果から導かれる結論が正しいのか何とも言えないところが結構あった。読んでいて、もやもやする。
あとは、スマホの利用有無と経済状況は、関係する部分がありそうに見え、せつない気持ちになる。
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著者は「脳トレ」を監修した人らしい。中高生のテストの点数とスマホの利用時間因果関係を様々なデータを使い説明。1日の使用時間は1時間以内に抑えられる自制心を持った子供は点数もよいが、スマホ使用時間が長いほど点数も悪くなるというもの。そうは言っても今さらスマホ使うなというのも難しい。使用は最低限にするよう心がけることが大切だ。
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具体的な数値でわかるスマホと学力の関係性、今の生活の中、子供達の今後の世界にはスマホとの付き合い方は必須です。認識しておくとしないとでは全く違うと思います。
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ほんとそうなんだろうなあ、と実際使ってて思う。動かさないといけない脳が動いてない感じ。
データや実験や他国の資料など、ファクトをふんだんに取り揃えてることからも明らかだけど、最後にでてくる、
What is the elephant in the room?
実はこれがいちばん言いたかったことなんじゃあ、なかろうか。
読書記録もペンを手に持って、ノートにしたためるほうがいいんだろうな。やろうかな。人生がちょっといいほうへいきそうだ。
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やや煽りぎみのタイトルではあるが、スマホ使用時間が長ければ学力が落ちる当然のことをデータを用いて説明している。
昔の言葉「ゲームは1日1時間まで」という言葉が、案外正しかったという点は笑えてくる。
残念な点は、全体を通してデータのみで話が展開して、中高生の実際の声が少ないという点だ。
スマホ等の技術を使えることは、生活において非常に有用である。
子どものうちから、ただスマホ禁止するだけでは時代に逆行してしまう。
スマホ禁止・子どもにスマホ与えて放置では無く、以下の点に注意したい。
1. スマホのメリットデメリットを教える
2. 利用時間1時間以内とする
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仙台市の中学生の調査で、成績とスマホ使用時間に逆相関関係があることがわかった。ゲーム・動画・インスタントメッセージ・音楽のながら使用で、勉強への集中度が減ることとの関係性が高い。
そんなにスマホを悪にしたいんでしょうか。使い方への提案にしたらよいのに。
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本書では,東北大学の教授である著者が,仙台市の小中学生7万人を5年間追跡調査した結果をもとに,スマホを利用することによる学力への影響や,健常児の言語知能や脳発達への悪影響について論じています。
スマホ使用時間,使用するアプリの種類や数,睡眠時間や家庭学習時間との関係…様々な角度から,スマホ使用のデメリットが整理されています。
私自身,毎日かなりの時間スマホをいじっています。
ですので,この本で語られていることは正直あまり知りたくないことである反面,もうすぐ1歳になる息子のことを思うと,事実を認識して付き合い方を考え直さねばならないのだろうな,と思わされました。
「それでも、あなたはスマホ等を使いますか? それでもあなたは、自分のお子さんにスマホ等を持たせますか?」(p.73)
この問いかけにスッと答えられるように,情報を得て,きちんと考えねばと思わされる一冊です。
(でも「情報を得る」のにまたスマホを使いそう…)
本館2階学習室(新書)/ 080 Sh 0924
パパス
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このデータが本物かどうかはともかくとして,スマホ自体が学生にとってはというか,学力にとってはいいことはやはりないでしょうね。
スマホ等で調べて見つけ出した結果は,頭に残っていること現実としてあまりないですもんね。
手などを動かして学んだことはやはり覚えていますから。
いい使い方をこれからも考えないとね。。。。