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元号の教科書
2018/07/07 15:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本来は「年号」であるが、明治改元以来「元号」が公称とされている。
この一文を立ち読みして即買いしました。
面白く、深い!
この一冊を読み込めば元号博士になれると思います。
巻末の年号年表、年号候補・未採用文字案も充実しており、後者は候補として挙げられた回数も記載されているため、平成の次を予想するといった楽しみにもできます。
最初から読むのがしんどかったので、後ろから読みました。
3回は読みたい一冊です。
「令徳」について
2019/04/15 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は雄山閣から出た「日本年代史大事典」のエッセンスを取りだして書いた本なので内容は改元についての記述が参考になる。
令和が発表される前に出た本なので当然ながら気にも止めなかったが、185頁に元治改元の際の令徳についての記述がある。「令徳」が「徳川に命令する」とも取れるので幕府は不評だったが「中川宮朝彦親王への松平慶永らの働きかけにより」朝廷では「令徳」に改元する予定が元治と改元する事になったとある。8月18日事件直後の時点の中川宮の位置づけからすれば孝明天皇に働きかけられるのが分かるが、孝明天皇は公武合体を支持していたのに、「令徳」のような幕府が不快に思うような年号を選んだというのは興味深い。「令和」は「命令」や「令旨」の「令」に「昭和」の「和」だという元号廃止論者あたりと同じような主張を幕府がして、結局元治に変えたのは時代は変わらないのだなと思った。
36頁に「戦後の1949(昭和二四)年、国民党(蒋介石)が支配することになった台湾では、今でも」中華民国年号が使われているとあるが、台湾総督府が降伏した昭和20年10月25日以降は国民政府の支配下に移行したの間違い。
「西暦は合理的」と言われるが、「聖書vs.世界史」にあるように移動記念日の復活祭を算出する為に作り出された人工的な暦で「西暦元年1月1日」にナザレのイエスが生まれた事をクリスチャンでも信じているのだろうか?この本でも触れられているが創造紀元の紀年がヘブライ語聖書から算出したか、七十人訳から算出したのかでは変わってしまう。イスラエルなどで西暦を共通暦と呼んでいると言うが、ユダヤ教徒からすればナザレのイエスは自分達を迫害してアウシュヴィッツへの道を切り開いた宗教を生み出した「神の子」を称した偽預言者で、その宗教から生まれた暦を使うのに抵抗を持っても当然だろう。
改元の機会に
2019/06/20 21:00
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投稿者:のりたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成が終わるまでに元号について一通り勉強したいと思っていた。NHKラジオ第2放送のカルチャーラジオ歴史再発見 「元号文化の歩み」が平成30年10月から放送されていて、わかりやすく面白かったので担当者の本を探し、これを見つけた。ほとんどラジオの内容と同じだと思うが、ラジオより詳しいし、近代以前の章は記述の元になった文献を本文中に()で記しているので、本格的に学びたい層にも参考になる。
元号に関する本はいろいろ出ているが、新書なのでコスパも良く満足している。ただ、巻末に参考文献一覧がほしかった。
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