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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教と暴力。深いテーマで様々な意見を、ぶつけ合っていて、不謹慎かもしれませんが、面白いなと感じました。
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シンポジウムをまとめる形式の対話型の本。
なんか評価低いけど、宗教に対するいろんな視点があっておもしろかったけどなー。
「北朝鮮だからしょうがない」「〇〇だからしょうがない」は思考停止であり分析ではない。
「殺しあう人数が足りないから紛争が止まらないかもしれない」という分析。第三者の介入ではなく、内部から殺しあうのは嫌だという感情がわかないといけない、というのは衝撃的な考え方。
エキュメニカルとファンダメンタル
人間の心の構造はどうなってるかわからないと宗教と暴力の問題は解決できない。心理学が大事。
テロリストと構成員は異なる。政治的思想を持ち得ない者はテロリストではない。
宗教において自分の命を投げ出せる者は、他者の命を奪うことにも抵抗が少なくなる。
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「従軍牧師・従軍司祭」の存在が興味深い。原爆投下の成功と、無事の帰還を祈ったとか。宗教と暴力は歴史的に親和性が高いのだが、なぜ最近の宗教は非暴力を訴えるのか?という逆転の発想が面白い。
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アイデンティティがどこにどれだけ存在するのか、どのスタンスからそれを考えるのか、によって捉え方はそれこそ人の数だけ細分化されてしまうのではないか…というとりとめなさを感じました。
本書を読むことによって「宗教と暴力」について自分なりの考えがまとまる?どう考えるべきか?自分の意見が持てる?と思っていましたが逆にもっと混沌としてしまった…ような…(苦笑)
本書においても議論は未だ未だ途上である、議論は尽きるどころかこれからだったのにという印象。
本書の印象だけ言えば松岡さんという先生は容赦がないな、ということと池上さんはさすが場をまとめるのが素晴らしく上手でいらっしゃるということでしょうか(笑)
第一弾とこのあと第三弾もあるとのことでそちらも読んでみたいですが…手に取る機会がありますでしょうか…