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現代日本を救う良書です
2018/05/02 15:30
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現代の変わりゆく危機的日本に警笛を鳴らし、その原因とその打開策を打ち出した画期的な書です。読んでいくと、結構難しい箇所もありますが、それを気にせずに読んでいくと、筆者の言おうとしていることが、やがてはっきりと見えてきます。日本の国難をどう乗り切って未来に向かっていくか。本書は、そうした諸浦の日本について書かれた良書です。
国難?
2018/05/08 22:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化社会とAIの脅威を説いた本。
30年前から分かっていた少子高齢化は、自民党政治が先送りしてきた人災なのに、「国難」と呼ぶ安倍のセンスの悪さ。一方、コマツが独自で進めている少子高齢化策には感心しました。少子高齢化策を先送りする政治家は論外ですが、コマツの取り組みを報道しないマスコミにも呆れました。
またAIによる効率化は、失業者を増やし、格差を助長するとの由。絶望的な近未来の姿に暗澹たる気持ちになりました。今こそ政策を大いに議論すべき時なのに、モリカケだけに情熱を燃やす野党とマスコミに存在意義はありません。
人口減少のみが国難の原因ではない
2018/05/04 21:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の企業や雇用・賃金にスポットをあてながら、2020年の東京オリンピック以降の日本経済や国民生活がどのようになるか分析したのが本書の内容である。決して明るくない将来予測を突き付けられることは、愉快なことではないが、本書を読むと、イノベーションのもたらす影響は、日本の国難というよりは世界全体に突き付けられた課題のように思えてくる。その主な論旨は、〇日本経済を蝕む最大の病である人口減少問題は、30年前から政府でも認識していたにも関わらず適切な政策がとられてこなかった。〇人口減少による労働力不足には、イノベーションと生産性向上で対応可能という考え方もあるが、著者はAIやロボット化による効率化は失業者を増大させ不安定な社会の到来を招く。AIとITのもたらす未来は、低賃金・低技能の労働者の雇用はもちろん、比較的高度なスキルを要する雇用も奪いかねない。〇20世紀に起きたイノベーション(第2次産業革命)は、生産性の向上と賃金の上昇をもたらした。21世紀のイノベーション(第4次産業革命)は、既存の産業を駆逐、雇用も破壊、日本で根強い大企業信仰も終焉を迎える。〇実質賃金に大きな影響を及ぼすのは為替レートと原油価格(円高・原油安が実質賃金の上昇に寄与)であり、今後穏やかな円高傾向で推移、10~20年後実質賃金の押上効果は3%程度となるが、増税や社会保険料の値上げにより実質的な可処分所得は10~20%程度の減少を予測。
大変な日本の未来
2018/11/01 21:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化などにより日本の近未来が大変なことになることを、データや統計を駆使して説明する本。技術革新によって雇用に悪影響が出ることも指摘している。まあ、そういうことなのだろう。
日本人として知っておくべき内容です
2019/02/24 23:21
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投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の著者が書いているAI×人口減少という本を読まれた方は、内容がほぼ同じなので読む必要はないでしょう。
人口減少が日本においていかに深刻化を述べた後、電気自動車へ移る流れについての話が続き、最後に人工知能の話が出てきます。
タイトル通り日本が直面している問題を知ることができるので、読んだ方が良いでしょう。
金融危機到来か、、
2018/06/29 18:50
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投稿者:walkalone - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融危機の到来など、危機を煽る表紙ですが、これからの日本経済や国民生活がどうなっていくのかについて、
日本の企業や雇用、賃金の観点から分かりやすく説明している。
予測と問題提起
2018/07/19 15:19
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投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界経済の観点から今後の日本の経済の状況がどのように変化していくかを予測した本で、具体的にどのような点が問題になるのか、そしてその回避はどうすればいいのかが書かれていました。
問題的にとしては良いものの、回避方法に関しては壮大過ぎるものもまり、国策に訴えかける分には良いが個人でどうにかできる域でないものもあり、読み物としては良いですが、実用書としては微妙でした。