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タイトルと内容が違うというのが第一印象。
本の内容は「顔学」について。そういう内容と知って読めばまた違うのかもしれないけど、裏切られた感が残る。
本書の内容は以下の通り;
1.顔学のトピックス
- 顔でない物が顔に見えるのをパレイドリアという。
- 骨相学では顔は骨格、脂肪、筋肉から成っている。
- AKB48のようなアイドル集団に対して日本人は全体に魅力を感じるが、欧米では集団の中の一個人に魅力を感じる。
- 選挙は顔で、それも一瞬で選ばれる。
2. 顔の魅力
- かわいい顔とは酔形化=ネテオニー。保護したくなる欲求が生ずる。
- 美人とは健康な遺伝子を残せる魅力があるということ。化粧で頬や唇を赤く強調するのは血色よく健康の証だから。
3. 恐怖の顔
- ホラー映画の怖いポイントは、欧米は音やインパクト、日本は陰湿な恨みで女性がうつむいて立つシチュエーションが怖い。
4. 顔の記憶
- 他人種の顔の記憶は曖昧。よく知る人とそうでない人の顔の記憶方法は違う。
- 相貌失認とは顔を認識できないこと。先天性の場合は本人がそうであることに気がつかない。
- 顔を覚えるコツは感情的なエピソードと絡める。
5. よい印象の作り方
- 黒目の大きさ。
- 静止画でなく、筋肉の動きに伴う動きの表情がポイント。
6.異文化の違い
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期待していたものではないような…
一気に最後まで読めたけど、読後感は
期待ハズレ的ながっかり感。
う〜ん
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いわゆる営業マンなどがどのようにすれば人の顔を覚えられるようになるかを書いてあるビジネス書ではない。
タイトルはそういう人たちに手に取ってもらうためだろう。
だから誤解して読むとこの本に「答え」はない。
しかしどのように人間または日本人が顔を分類し好き嫌いを意味づけをしているかが顔学の研究からわかりやすく解説している。
「どうも私、顔が覚えられないんです」という人は
本当はその人の顔を覚える気がないのではないか
という事がこの本を読むとよくわかる。
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顔について覚えたりする脳の構造を描いた一冊。
啓蒙書というよりも、脳科学の一冊なので、その手のハウツーを期待する人にとっては不向きだけど、自分は面白かった。
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タイトルと中身の違いに戸惑う。
中身は、「顔学」の話。
「顔学」は、すでに大学の講義でとっており、習っていたので、真新しいことがなく、つまならいな。。。と思ってしまったため、あまり読む流れに乗れず、読むのにかなりの時間を要してしまった。
期待をしていたのは、顔を忘れる人と、瞬時に覚える人の見方、覚え方の違い。
名前と顔を一致させて覚えることが苦手なので、それを期待していたため、うーん。。。という感じ。
「顔学」を知らない人なら、面白いかもしれない。
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自分は人の顔を覚えるのが割と得意な方。連れ合いは全然覚えられない方。その差著しく、常々不思議に思っていたのでこの本を見かけてその謎が解けるかと手に取ってみた次第。
結論から言えばあんまりその疑問の解決にはならなかったと思います。確かにみなさんのおっしゃるように、タイトルと中身がちょっとずれてますね。
そしてこのタイトルからすればおそらく、人の顔を覚えるのが苦手でどうにか覚えやすいすべはないかと思って手に取られる方が多いでしょうから、肩透かし感が結構あるかもしれません。
でも読み物としては面白かった。興味深い検証や解説がたくさんありました。
新書サイズも手に取りやすく、暇つぶしやちょっと変わった心理関連本として読むのによろしいかと思います。
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仕事術系の本かと思ったが、人がどのように顔を認知しているのか、という本であった。人に限らず、集団から個を識別できるようになるためには、その集団内の関係性を知るのがポイントということ。言うなれば対象に興味を持て、とのこと。どおりで俺が人の顔を覚えられないわけだ。
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人の顔を覚えるるのが得意な人いるよね。
それも一度見ただけで、数年ぶりにも関わらず。
客商売してる身としては、この能力に長けているに越したことはない。
と、言うことで、具体的な訓練法があるのかと思いきや、ストーリー付して覚える、記された方法はこの一文だけ...
その他は話があっちこっちへ。
ま、山口氏の著書はどれも似たり寄ったりだしな。
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顔を覚えるコツがメインの内容かと思いきや、人間が顔を認識するということはどういう事かとか、そう言った話から入ってくるので、ちょっと驚き。
別の本で「相貌失認」という言葉は知っていたけれども、有名な俳優さんがそうだったとは知らなかった。
顔ではないモノを見ても、顔だと思ってしまう脳の構造や、「可愛い」とか「怖い」とか感じる理由。
敵と味方を探し見分ける本能から来る理由の解説に納得した。
少しでも、人の顔を覚えられたらいいな、と思って手にとった一冊。
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本の題名から中身を想像すると、人の顔を覚えて一流の人になる方法が書いてあるのかと期待したが、そうではない。
内容としては顔学についての総論で、2016年に出版された「自分の顔がすきですか?」とほとんど同じ。こちらの本の方が2015年で先に出版されている。挿絵がこちらの方が丁寧で、内容も幾らかコンパクトになっているからか分かりやすい気がする。
細かく読みたい人は「自分の顔がすきですか?」を読んで、さっと読みたい人はこちらを読むのがいいかもしれない。