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著者よりも6歳下なので、分からないこともたくさんあるが、それ以上に共感できることが多かった。ただし「太陽にほえろ!」での沖雅也のニックネームは「スコッチ刑事」なので、修正していただきたい。
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≪目次≫
昭和40年
昭和41年
昭和42年
昭和43年
昭和44年
昭和45年
昭和46年
昭和47年
昭和48年
昭和49年
≪内容≫
コラミスト泉麻人の小学校高学年~大学1年生くらいまでの思い出記録。彼が付けていた日記を基に、趣味の新聞記事検索などを経て、まとめられている。記憶をたどりながらの記事なので、あとがきにあるように、書き終わってから思いだしたこと(「スパイ手帳」など)もあるが、概ね同世代の私にも懐かしく思い出されて良かった。泉らしい分析もあり、今読んで「なるほど」と言う部分もあった。
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高度経済成長まっただ中の昭和40年代を、著者自身のノートや新聞の縮小版等をもとに振り返る。
小学生から高校生時代であり、自分に置き換えると、よく調べ、あるいは覚えていたり、記録して残していたもんだと感心する面もある一方、コラムニストという立ち位置からすると、単なる事象の羅列に終始している感もあり、いまいちツッコミ不足とも思える。
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”同級生”泉麻人氏による編年体の昭和40年代への書き付け、メモ、思い出、エッセイ。この本の企画が、ホンモノの高校の同級生、石破茂氏との中央公論誌上での「同窓会」をテーマにした対談からだそうで、巻末に一部抜粋が載っている。高校2年時同じクラスだそうで、連日政府の弁明?をしている石破氏と、アサイ、イシハと呼び合いアイドル談義で盛り上がっている。これがまたおもしろい。なにか石破氏も身近に感じてきた。
昭和40年の1月から昭和49年の12月まで、同級生的には、小学2年の3学期から高校3年の2学期まで、1年につき7つ位のエピソードをもとに書かれている。ここは網羅性のある泉氏のこと、事柄については新聞縮刷版も参照し、なにより小学4年から6年まで毎日つけていたという日記も基になっている。なので日記が引用されているところはとてもリアルだ。東京新宿区と北関東の田舎という違いはあっても、小学生時分の出来事に対する感覚はそう違いは無い。酒びんのフタ集め、なんてのもが東京でも流行ってたとは知らなかった。6年の秋頃かと思っていたが44年始めとあり、さらに5/11付け朝日では「酒ブタ遊び、東京と近県の子供たちの間で大流行しているこの変わった遊び・・」と引用されていて氏は中学に入ってもまだ続いていたとあるが、私の小学校では少したつと禁止されピタッと終わってしまった記憶だ。また氏の住んでた中落合は学生時代の下宿先の下落合のすぐ隣とあってまた親近感が湧く。
大きく違うなと感じたのは中学生からだ。だいたい3年泉氏が先を行っている。泉氏は中学1年1学期から深夜放送を聴き始めているのだ。中間、期末の試験勉強で聴き始めたとあるが、自分は中3の三学期あたり高校受験の時からである。72年になり高校になるとかなり積極的に”外タレコンサート”に足を運び6月シカゴ、7月ELP、73年イエスと行っている。こちらは田舎で新聞のコンサート評を見て指をくわえて大学は絶対に”東京に”いかねばと決意を新たにしたのだ。おまけにディスコにも行っている。こういう付属の輩と大学で合流したわけだ。
同級生的には、まさに子供から青年、成長期である。これがこののちの10年単位となると、50年代、それ以後はあっというまのひとくくりだ。読む人の生年にもよるだろうが、定年もまじかなこの時期に回顧する40年代=成長期、なんとセピア色でしかもすぐ隣の感覚なのか。
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ちょっと昔すぎて、
共感できる内容が少なかった。
石破さんとの対談が目玉。
みうらじゅんもハマった
栗田ひろみさんが気になる。
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40年代の出来事が、氏の日記をベースにして語られる。
リアルタイムでの記憶はないが、同時代を生きたものとしては、少し懐かしく感じることもあり、クスッとさせられた。
小学生の頃にそれだけの文書を書いていたということに驚きつつ、そういえば、私も自作のマンガ(表紙だけ)を書いたり、横浜高校の愛甲や阪神の快勝をスクラップしたりしていたな、と思い出す。レベルは違えど、同類項だったのかも。
石破さんと同級生だったのですな。
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