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小中高の先生に読んでほしい
2009/07/05 10:51
8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
「中学物理」という題名はやや看板に偽りありと言えるだろう。実は筆者も前書きで書いているが、中学理科から高校物理への橋渡しである。高校の物理教員にはそのまま各分野への導入授業を構築するヒントになるだろう。もっとも、ここから大学入試までには長い道程を歩ませなくてはならないのだが、いきなり橋元流に進ませるより、本当の応用力がつくだろう。
小学校、中学校で理科を教える教師にもこのレベルまでは理解していてほしい。大学入試問題など解けなくなっていてもよいけれど、理科に興味を抱く生徒を育てるためには、本質の把握と知的好奇心の持続が大切である。また、理科の教師には理論だけでなく、科学史を学んでほしい。雑学的な本から入ってもいい。お薦めは、雑誌「ニュートン」や村上陽一郎や池内了の著書である。
高校の物理以外の先生にも読んでほしいのは、高校教師になると小中とは違い各専門の知識レベルは一挙に上がるのだけれど、物理・化学・生物・地学全体の繋がりを語れる教師が少なくなるからで、物理教師が化学や生物の本を読むべきであるのと同様他教科の教師は物理の基礎知識を確認しておくべきだと思う。また、高校教師としては、科学史的知識として上記はもとより『磁力と重力の発見』などのレベルに進んで、授業に反映してほしい。
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