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<目次>
プロローグ 歴史感覚の身につけ方・磨き方
初級編 基礎知識を学ぶ
中級編 歴史の現場を歩く
上級編 調べる・古文書を読む
<内容>
高校生で大学史学科を目指している人、史学科の1年生、そして大人だけど、きちんと歴史を学びたい人向けの入門書である。著者は東大史料編纂所教授である山本先生。これはお買い得である。旧国名、官職について(これは律令制期から江戸期まで)、江戸時代の物価、暦や時間の話、最後にデータベースの使い方から基本的な文献(安く手に入るものに統一しているところがいい)まで、なかなか痒い所に手が届く流れである。現地を歩く部分はちょっと観光要素を排してあるところもよい(奈良が抜けているところが疑問だが…)。
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歴史を学ぶ上で必要な知識を、具体的にどのようにして身に着けるかを丁寧にレクチャーしている本だ.初級編の「お金の計算」、中級編の「千年の都・京都を歩く」、上級編の「古文書の名称を知る」が面白かった.実際に真田信繁の手紙を読んで、行間の意味を探る方法を解説しているが、そこまでできないにしても、表面的に読むだけではつかめない部分があることを知らせてくれる.最後にインターネットでの情報収集、データベースの活用等、有益な情報があることを網羅している.
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文字通り歴史をいかに学ぶかという内容。文献にあたり、現地に赴く、古文書や手紙を読む。ここまでやれば自分なりの歴史観も持てそうだ。
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まさに歴史を学ぶ一冊だと感じた。
ただ自分はもう少しこの基礎知識を身に付けたくてこの本を取ってみたので期待とは異なっていた。
本質的な歴史を学び、自分のものにするというのは、知識だけでなく、現地に赴き体験することでよりその歴史的知識を深めることができるのだろうと思った。
早く自分がその領域に行けるようになりたいと感じた。