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公武合体策で14代将軍家茂(女)のところに降嫁してきた和宮は女だった!
大奥では事実を隠して体裁を繕いつつ、家茂や天璋院もなにかと気にかけて
少しずつ(偽)和宮親子の心をひらいていくが…
京も物騒になり生麦事件も起き、倒幕の動きも少しずつ動き出し…。
何回かの大河ドラマでもおなじみの時代、この先の展開は分かり切っているだけに
賢くやさしい家茂と親子の心の通い合いがなんとも切なく…
世間で流通する替え玉説や左手の謎などもうまくもりこまれていて、
和宮として男装した母を伴って江戸に下る決断をした親子の心情もやるせなく。
表紙は和宮。
2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。
8巻終盤から始まったシーズン2医療篇、第三回までで赤面疱瘡撲滅チームが悲劇的幕切れを迎え、第五回で医療編が終わり、幕末編になって第九回はこの巻の冒頭から家茂の上京(次の巻の三分の一ぐらい)まで。和宮、観行院、土御門コンビがイメージぴったりの配役で舌を巻く。
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長いシリーズだけど、ほんと飽きない。江戸幕府の終焉に向かって進み、結末がわかってるからこそ切なくなってしまう。続きが読みたいような読みたくないような。
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この和宮の顔ね。16巻にしてこの表紙の顔ったら。
もう少しで徳川が終わるかと思うと、寂しくて17巻に進めないのであった。
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いかにも不穏そうな表紙。こんないやらしい少女の顔って見たことないわ。
そして、天璋院が相変わらずかわいーな!本当。
家茂像も新解釈で。一つ一つ積み上げられていくエピソードがいい。しかし、こういう賢くて、誠実な人ほど不幸になりがちなんだよね。よしながふみ、すげーや。
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なんて厭らしい表情をする宮さんや!って思ってたけど、こんなに利発で器量も良いのに…。
カステラをお母さんに「美味やから!」って食べさせてあげるシーンで「真っ先に和宮さんに食べさせてあげたかった」と泣く母。それを見る親子。
おたあさんおたあさんと慕う様が泣けてくる。
家茂が本当に心根の優しい人で、少しずつ懐柔される様子はほっこりする。
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和宮(降嫁してきた偽物の方)の生い立ちがだいぶややこしいことになっている。
和宮の足や左手や替え玉という話は実際に存在する噂だったのか。
家茂がかわいくて人格者のようで好感度が高い。
慶喜、勝麟太郎、坂本龍馬が登場。
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この事を公にすれば幕府の悲願である公武一和の夢は潰え桜田門外の事件に続き先日の坂下門外の一件でいっそう力の弱まっている今の幕府への止めの一撃になるであろうな 生麦村で久光公一向に国民を殺された 薩摩は今だとて表向きは攘夷を唱えながら外国との密貿易を続ける強かな藩だ それにしても斬りに参った脱藩浪士を宗旨変えさせるとはさぞ鮮やかな弁舌だったのでしょうな
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大奥第16巻、和宮の降嫁の背景と和宮自身の母への思いが明らかになる。
あいかわらずの家茂の純心さとスマートさ、そして、天璋院と滝山の鉄壁なサポートぶりに敬服するばかり。