- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |
中高生はすっごく共感しそう! ただ、「闇」の入り口にいる人は引きずり込まれそう…
2018/11/28 18:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった!
サイコパス系の人が多く出てくる小説ですが…残酷な描写(血や肉塊など)はほとんどなく、読んでいて激痛を感じる描写も濃くないので、不快になったり嫌悪感に心の中が支配されることはありません。
犯罪を「悪」として描きつつも、犯罪をおかしてしまう人の気持ちをしっかりと描いているところは、十代の少年少女に響きやすいかなと思います。
中高生ぐらいにはウケそうですし、小説が苦手な子でも最後まで読み通せるのではないかというパワーがあります。
それでいて、言葉にいろいろな含みを持たせているので、「これはどういう意味だろう」と深く考える読解力・考察力も必要とさせてくれます。
ただ、「心の闇」を強く描いているだけに、完全に「病んでしまっている人」は、それこそ「あちら側」の門を潜ってしまうのではないかという空恐ろしさがありました。
そういう意味では、不特定多数の人の目につきやすい学校などの図書館には向かないかな…。
また、いろいろなモノが解決しておらず(生徒会長との秘密の共有の謎、ある女の子に銃を突きつけた後にどうしたか、カーテンの隙間から覗いていた目の正体は…?など)、読者に想像力をかきたててくれます。
このまま、読者の想像で解決させるのか…はたまた、続編が出るのか…
今後の展開が気になります。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |