投稿元:
レビューを見る
開催まで引っ張ってきたフェス、あっけなく終了。前後の人間関係を描きたかったってことかな。料理長の決断が波乱を呼ぶ。ピーナッツバター入りのハンバーガーってありなのかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
第72話・復習の味は?
んー不幸自慢?!
こういうのはキン肉マンだけでいい!
昔のな!
で、
ハンバーガー作って食べてもらう趣旨は変わってないみたいなんでそのまま。
そして、
結果は上手くいかなかったやつな。
何を描きたかったんでしょう?
と、
言うやつ。
第73話・みんなのフェス!
ついにフェス開幕近しって感じで高まっております!
でも、
中華の周さんなんですが、
このハンバーガーフェスをきっかけに引退ですとー?!
第74話・料理人の決断!
なにしろ、
ハンバーガーのことを考えてておもしろかったから、
引退ってことでしょう?
有り得ないね。。。
で、
蒸したハンバーガーを持っていって神宮寺が説得!
どうなるかな?
第75話・バーガーフェス開幕
いい感じですが・・・
第76話・トラブル発生!
周さんのお店のガスが使えなくなる!
でも、
あっけなく解決。
で、
第77話・コーディーとニック
コーディーとニックです。
で、
開幕。。。
あ、
あっさり終わるのね。。。
二次会でハンバーガーで仲直り。
引っ張ったわりにあっさり終わったなぁ。。。
第78話・新しい夢
で、
周さんなんですが、
引退は撤回したけど、
ハンバーガー屋さんになるんだって!
中華からハンバーガー。
ですが、
後継者がそれを許さない感じ!
第79話・名店の後継者
11巻に引っ張る。。。
いまいち、
盛り上がりに欠けるんですよね。。。
投稿元:
レビューを見る
この、ハンバーガーに特化した食漫画も、ついに(10)へ到達
面白いのは確かなので、さほど驚くべきことじゃないにしても、やはり、ファンとしちゃ、「やった!」って感じである
目の肥えている漫画読みに、この『本日のバーガー』が手堅い支持を受け続けている理由は、二つだろう
まず、当然と言えば当然だが、登場するハンバーガーが美味しそうってのは大きい
世の中には、こんなハンバーガーが存在して、人々を喜ばせ、腹を満たしているのか、と何度も驚かせられているのは、確かな強みだ
パンで具材を挟めば、それはハンバーガー、だからこそ、具材や調理の工夫で、いくらでも、新たな可能性が生まれ、至高の一つが出来上がらない
そんな奥深い、もしくは、天井が見えない料理をテーマにした漫画を描き続ける花形先生と才谷先生には、心より感謝したい
二つ目が、人間ドラマもまた、重厚ってのが、ストーリーを楽しみたいい私としちゃ嬉しい
ハンバーガーと主人公・神宮寺を中心にした人間ドラマには、リアリティがある
それぞれのキャラが抱える問題や、起こり得るトラブルは、読み手にも降りかかる可能性が0とは言えない
身も蓋もない言い方をすると、トントン拍子に解決に向かい、円満で終わり、絆が強まる展開は、実に漫画的で、現実としちゃ有り得ない
だからこそ、この『本日のバーガー』が教えてくれるやり方を、自分のスタンスに取り込む事で、自分を成長させたくなる
この(10)でも、主人公・神宮寺は、これまで通り、活躍しているが、何気に、彼のライバルポジションに位置する上杉も、その存在感をアピールしている
自分を捨てた母に、自分の中にある負の感情をぶつけたい、と望む少女・愛子に協力し、彼女の母が嫌いであるピーナッツバターを使ったハンバーガーを作る上杉
多少は丸くなったとは言え、基本的に不遜で、群れない彼が、愛子に手を差し伸べたのは、彼も母親との仲が良好ではなく、そして、彼が母親と疎遠であった事を後悔していたからだった
母親が死んでしまった以上、もう、上杉には、その後悔を払拭する機会がない
故に、彼は、自分と同じ罪悪感を、まだ若く、未来がある愛子に抱かせたくないからこそ、ハンバーガー作りをサポートしたのかもしれない
これくらいで、彼も罪滅ぼしになるとは思ってはいないだろう
けど、一読み手としては、無意味ではない、と思いたい
愛子は母を怒らせ、自分も思いの丈をぶつけたかった。だが、予想に反し、母親は、そのハンバーガーを美味しい、と感じ、喜ばれてしまう
実は、このピーナッツバターを素材に使ったハンバーガーは、既に実在しており、不人気って訳でもない
娘から母親への復讐は、失敗に終わる。でも、それで良かったんだろう
母親が喜んでくれた事で、愛子の中にあった憎しみは薄まり、母親はハンバーガーに詰まっていた娘の気持ちを受け取り、心から反省した
そして、完全な和解とまではいかないにしろ、母娘は、ちょっとだけ近づけたのだから
神宮寺が中心となって開催したハンバーガーフェスも、また、大成功で���幕となった
多少のトラブルが、イベントで起こるのは世の常
そういう時こそ、人間力が試される。やはり、神宮寺は器が違う
このハンバーガーフェスが起因となって、関係が改善されたのは愛子と母だけじゃなく、ニックとアンバーさんのお祖父さんも
アンバーさんのお祖父さんだって、本心では、ニックの事を認め、昔のような関係に戻りたい、と思っていたんだろう
けれど、そう簡単には、素直になれないものだ
そんなお祖父さんに一歩を踏み出すキッカケを与えたのは、やはり、神宮寺の言葉と美味しいハンバーガー
男同士の絆が強まったのは喜ぶべきことだが、どうにも、神宮寺のお人好しっぷりが、またしても、恋の争いを過熱させそうである
なかなか、美味しいハンバーガーのように、一人の男を巡るヒロインたちの戦いは調和してくれないものだ
そんな恋模様以外にも、現実感のあるトラブルが起きた
それは、大きく、人気のある飲食店には付き物である、後継者問題
ある意味、神宮寺には疎遠である訳だが、尊敬でき、ハンバーガーフェスの成功にも尽力してくれた周さんが困っているとなったら、お節介を焼いちゃうようだ
果たして、神宮寺は、どんなハンバーガーで、周さんと松山が抱える問題を解決に導くんだろうか
この台詞を引用に選んだのは、とことん、説得力があるので
言葉を聞けば、当たり前だと思うし、そういう風になりたい、とは思う
けど、簡単じゃないんだよなぁ、これが
かと言って、最初から諦めていたら、視野は広まるどころか、狭まるだけ
地道に、視野が広くなるよう頑張っていこう
視野が広くなって、人間力が成長すれば、小説ももっと面白いモノが描けるはずだから
しかし、確かに、神宮寺は視野が広いけど、女性関係に関しちゃ、てんで見えてないよなぁ
「人には、それぞれ、考えがありますし、プライドを持つのは悪いことではありません。でも、それで不幸になってはいけない、と思うんです。少し、視野を広げることで、得られるものは、たくさんありますから!」(by神宮寺)