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結局、遺跡の謎は謎のまま放置……。そこが読みたかった!
補足、というより、蛇足。
主人公たるキーランが魅力溢れる人物として繰り返し描写されるのだが、私にはただの調子こいたクズ野郎にしか見えなくて、そんな奴に捕まってしまったジューンの未来が気になってならない。
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オカルト混じりのSFミステリという凝った長編だった。
そういえば『火星の遺跡』というタイトルも何となくオカルトっぽい……。
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「火星の遺跡」表題から持ったイメージは宇宙の歴史とか宇宙における科学的なことがメインだった。未来の科学的なことは出てきたけれど、遺跡…… は あんまり メインじゃなかった。ちょっと残念。
揉め事を独特の視点から上手に解決するキーランの手腕はお見事です。偶然に助けられた所もある気がするけどね。
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知恵・発想力と行動力、そして
控えめに隠し、絶対に譲れない根底に流れる正義感
「ヒーロー」の魅力あふれる主人公が周りの力を借りて
謎解きをしながら困難乗り越え幸福をもたらす前半
それを受けてアクション冒険活劇の後半
一人何役、七変化・百面相も
似非科学と名高い設定は物語の舞台を彩る単なる背景
として目をつぶれ(気にしなけれ)ば、
いまとなってはもう叶わないことだけど
シリーズ化、外伝も読んでみたかった、
映画化されてもおかしくないエンターテインメント作品
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おもしろかった。
キーラン・セインがいい。こういうヴィクター・ハントみたいなキャラクターが上手いなあ。
こんな主人公、書いてみたい。
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キーラン・セインってキャラ好きだわ~♡
専門バカだったりする学者を助けてくれる”ナイト”が活躍するシリーズとして読みたかったよ。(/_;)
ホーガンの未訳の作品がまだあったはずですけど~
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紛争調停人のキーラン・セインは、休暇で火星を訪れた。ギネスを伴って。彼は彼の親友。黒色のドーベルマンとラブラドールの血を継いでいた。ジューンのアパートに腰を落ち着いたキーランは、クアントニックスのテレポーテーション技術の実験の結果を聞いていた。今度は開発者自身が被験者になったという。そして成功したと。でもそれはオリジナルがコピーされたので失敗はないとのことだった。キーランは驚いた。オリジナルのコピーがいるのだと。それは問題にはならないのだろうか?久しぶりのホーガンだ。火星に巨石遺跡だって!でもなかなか巨石遺跡にはお目にかかれない。ようやく第二部で出てきたけど。どうも脇役のような感じ。それに最後に巨石文明を作った古代人の呪いとかの言及が…。ちょっと、期待したホーガンとは違うようだった。
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「星を継ぐもの」と違って謎は謎のまま。SFというより冒険小説っぽい展開だったが「ナイト」の活躍が痛快だったのは確か。
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「怖いもの見たさ」で購入。
J・P・ホーガンと言えば40年ほど前に「ガニメアンシリーズ」(『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』など)で一世を風靡したSF作家。「科学技術の発展はきっと人類を幸せに変える」的オプティミズムを前面に出し、私にとっての最後のハードSF作家さんでした。もともと結構「な~んちゃって科学」というか似非科学的なところは有りましたが、その後は少しずつ方向性が変わり、次第に翻訳されることが無くなり。。。。それが没後10年になろうとする今になって新刊の発行です。
二部構成です。
第一部はテレポーテーション。もっともそこはハードSFの作家ですから、超能力では無く、スキャンして別の場所で再生させるという技術です。そうなると当然ながら問題になるのはコピー元の人間をどうするのか?であり、それにまつわるトラブルが発生します。
第二部は超古代文明。ガニメアンシリーズも超古代文明ものと言えますが、ハードSFとしてしっかり味付けされていました。しかし今回はこれも一世を風靡したエーリッヒ・フォン・デニケン『未来の記憶』的なものです。どうも晩年のホーガンさんはこういう方向に傾いて行ったようですね。
もっともテレポーテーションも超古代文明も背景的な扱いで、メインは通称ナイトと呼ばれる紛争調停人の活躍です。これがまたジェームス・ボンド風夢物語と言いましょうか、まあアクションは無いのですが万能選手。ただ次々と現れる登場人物たちの造形が悪いのか、私の興味が失せたせいなのか、どうも頭に入って来ない。
と言う訳で私にとって「怖いもの見たさ」という予想は当たってしまいました。
ガニメアンシリーズに熱狂した人間から見れば完全な肩透かしなのですが、かつてのホーガンを知らず、ラノベ調で軽いノリの「正義の味方」による痛快サスペンスとして読めば、それなりに楽しめるのかもしれません。
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『円熟期の傑作』ではない
主人公に都合の良い展開がホーガンらしいけれど、社会が良くなっていく楽しさが感じられなかった
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#日本SF読者クラブ SFというより、ミステリーあるいはサスペンスの要素が強い作品。特に第2部の方は、ハリウッドのアクション映画のような趣で、いまいち好きになれない。「ホーガンのSF」を読みたいんだよ。
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厚い本なのでしばらく放置していたものを読んでみたら、中に2本入ってた。シリーズ化するつもりだったのかなぁ?
最初の話は3Dプリンターの進化版みたいで面白い。The Flyみたいに物質を分解して再構築、ではなく新たに違う場所で作り上げるって発想がすごいな。でも確かに、有線でつながっていなかったらできないものな、前者だと。
犬のロドムじゃなくてロダンじゃなくて…犬が可愛かったです。
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「星を継ぐ者」以外のホーガン作品を読んでみたかったので手に取る。直前に読んだ「巨人たちの星」に引き続きまた神秘パワーに対する扱いが……と思わせておいての思わせぶりな暗示落ち。ただ残念ながら、そこは予想できてしまった。そんなことより魔法じみた科学技術があれこれ登場する点が面白いのでまあいいかという感じ。
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火星の古代遺跡は確かに出てくるのですが、大きくストーリーに関与することはないのです。ページ数の割には、盛り上がりに欠けると言わざるを得ないと思います。
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これはややこしい。科学者の不正であるわけだが。
自らを実験に使っている。船の板一枚を取り替えたものはオリジナルだが、すべてを取り替えたものは、はたして修理したものなのかという理屈から、テレポートを可能としたのだが、本当は原本である自分をどうするかという問題が残ったことを隠蔽する。しかし科学者自身はまず生き残りたいので、科学者が結果二人になってしまう。そのいずれかと山師はビジネスの交渉をする。