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2019年12月22日読了。
集英社ノベル大賞2018受賞作。
江戸時代のとある絵師・青井東仙の成長物語。
描きたいもの、描かなければいけないものが
結局傑作を生み、人の心を打つ…といった所か。
評価やお金はあとから付いてくる。
⚫️うばたまの
→烏羽玉が黒いことから、「闇」「夜」「夢」
などにかかる。ぬばたまの。
⚫️烏羽玉
→① ヒオウギの種子。黒色で丸い。ぬばたま。
② 求肥ぎゆうひに餡あんを包んで白砂糖をまぶした
餅菓子。
③ アメリカ合衆国南西部からメキシコにかけて分布
する球形のサボテン。メスカリンを含む種がある。
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普段あまり読まない時代物だったからか、印象に残った1冊
まず、登場人物の名前が綺麗なのが好き
主人公!という雰囲気を特別持っているわけでもなく、物語にすっと入り込める
生きているだけ、という言葉が突き刺さってる。
最近の自分は生きているだけかもって。
ただ、やるのではなく
何かを伝えたい、感情をどうにかしたいという気持ちで何かを作りたいと思った
自分にも、何か熱が欲しくなる
日常が変化していく様子を切り取った1冊は、まだ登場人物が、町が、生きていく気がしている
今の便利な時代もとても有難いけど、昔ならではの趣はこういう本を見る度にいいなぁと思う
物語の世界にトリップしたい時におすすめ
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一度底に落ち、そこに安住の地を見つけてしまった絵画師の話。彼が絵を描く喜びに目覚め、本当の絵を描いていく姿に感動した