絵本にインスパイアした本
2024/04/25 13:50
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
「100万回生きたねこ」をモチーフに書かれた本。
こんなねこの時代もあったかも知れない、を集めた本。
…まぁ単なる猫小説かな。小説というより猫日記みたいな感じ。軽い
気まぐれで自由が大好きで、好きに生きてるのがよく伝わってくる。
でも決して薄情なんかじゃなくて、愛情も持ち合わせてるのがほっこりするいいところ
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絵本「100万回生きたねこ」
改めて考えてみると、生と死のほか、愛の複雑さ
愛されていても、ちっともうれしくなかったり、愛しても、ちっとも大切にしてもらえない、という残酷さも描き出しているのかも。それでもやっぱり、心から愛することは素敵だ。
それぞれの作家さんの視点がとても興味深かった。
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作家には猫を飼っている人が多いと聞くけど、それぞれの作家の目線で猫と絡めて書かれた短編集はそれぞれの持ち味が出ていてよかった。
特に猫目線で書かれている作品に関して、こんなこと感じてるのかもしれないなと思いながら読んだ。
角田光代さんの作品が切なくて印象的。
後悔しない生き方って何だ?
原作同様、生き方を考えさせられた。
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江國香織さんの文だけを立ち読みし、胸が詰まってやりきれなくなった。
「どうしたって好きになるわけにはいかないのよ。」
でも、100万回生きた猫は最期には生き返らないから。
私も100万回生きられないけど、「どうしたって好きになるわけにはいかない。」理由はよくわかるからね。
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角田光代さんのやつがとても響いた。猫は好きでも嫌いでもないけど、文鳥をもっと大切にしようと思った。うちの文鳥が何考えてるか、こんな風にはっきり分かったらいいのにな。今の想像するかんじも好きだけど。
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“100万回生きたねこ”へのオマージュとしての短編集だが,各著者の温度差が大きく,ジェットコースタに乗っているような気分.
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絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。
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2019/05/15読了
綿矢りさ目当てで購入
綿矢りさ、安定に好き…夫婦の結末にちょっと余韻が持てて良かった…猫かわいい。
角田光代さんの、おかあさんのところにやってきた猫が、個人的にツボよ…可愛い文体で、ほわほわした暖かい文章だったなぁ。
唯野未歩子さんの、あにいもうと は、唐突すぎて衝撃だった笑
町田康さんの、百万円もらった男、はこの本の中で一番猫感がなかったし、文体も硬かったから読みにくかったけど、題材は面白かったなぁ。
総括、角田光代さんの本、他にも読んでみよー。
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なんといっても6話目、「百万円もらった男」である。
私は声を大にして言いたい。
「猫関係なくなってるやん」と。
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個人的には楽しめたけれど、予想以上に毒が利いていた(笑)。
確かに絵本も毒は利いているんだけれどさ。
何ていうか大人向け『100万回生きたねこ』。
それぞれの小説はおもしろいんだけれどもさ。
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絵本「100万回生きたねこ」へのトリビュート短編集。作風も、絵本の活かし方もさまざまで、それぞれに味わい深かったです。
印象的だったのは川上弘美さんの「幕間」。RPGの主人公と、ねこを重ね合わせるとは……着想が面白く、また、皮肉に満ちて切なかった……。
小説の中に混ざる、くどうなおこさん「インタビューあんたねこ」の詩、好きだなぁ。リズムが良い。言葉選びのセンスが良い。普段なかなか詩に親しむ機会がないのですが、ことばのひとつひとつがキラキラしてる……。
短いながら優しい、谷川俊太郎さんの「虎白カップル譚」で締めくくられていて、後味が良くてほっとしました。
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絵本『百万回生きたねこ』へのトリビュート短編を13編集めた作品集。
好きな作家が何人かいたので、空き時間にぽちぽち読むために購入したのだけれど、思いのほか力作揃いでひと息に読んでしまった。
元の絵本は一度読んだら忘れられない素晴らしい作品だが、やはりどの作家からも絵本への強い思い入れが感じられる。
なかでも、角田光代のは秀逸で胸に沁みた。
最後の二編は息子と元夫で締めくくっていて、佐野洋子への思いのこもった追悼の一冊としてまとまっていた。
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『100万回生きたねこ』に捧げるトリビュート短篇集。
『100万回生きたねこ』からこんな素敵な作品たちが生まれるなんて『100万回生きたねこ』、やっぱりすごい。そして、何回読んでもいい絵本だなぁ。
町田康「百万円もらった男」
世にも奇妙な物語っぽくて面白く、一気読みした。
角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
猫をこよなく愛する角田さんらしいなぁ。
文章がするすると入ってくる。
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ずっと読みたかった本。ようやく入手。
●江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
……世界観がそのまんま。いいねえ。
生きる気まんまんだった女の子は、なんだかんだで幸せな人生を送ったのだろうな。
●岩瀬成子「竹」
……よく分からなかった。児童文学の作者なのに、やや難解。
●井上荒野「ある古本屋の妻の話」
……夫婦は仲良くありたいね。分かりやすく。誤解を招かずにすむくらいに。
●角田光代「おかあさんのところにやってきたねこ」
……いろいろ深読みしたくなってしまう短編。
飼い猫の幸せ?野生の幸せ?
親の子知らず、子の心親知らず。
人生の因果、幸福とは?
そして、元絵本でねこが、王様や船乗りやおばあちゃんや女の子を大きらいだった理由も。
………中略…………飽きたから?むつかしいハナシが多いから?………
●町田康「百万円もらった男」
……意味不明。「ねこ」はいずこ?
●綿矢りさ「黒猫」
……綿矢りさは「インストール」だけ読んだことアリ。なかなか面白い作品だったから機会が合えば他の作品を読んでみたいと思っていたので丁度良かった。
……今回の短編集では一番好きかも。綿矢りさ、よし、「蹴りたい背中」を読んでみよう。
それと、元ネタの「黒猫」も読んでみたいとも思った。
●川上弘美「幕間」
と
●広瀬弦「博士とねこ」
……それぞれ、「白いねこ」との出会いの直前をイメージして描いたのだろうと思われる。
……「博士と・・」が、原作の文体で書かれているのが心地よし♪
●谷川俊太郎「虎白カップル譚」
……こちらは逆に「その時」と「その後」か?
ラストを飾るのが谷川俊太郎さんだというのが、しみじみくる。原作のテーマにも通ずるような・・・。
★3つ、7ポイント。
2019.10.15.新。
※芥川賞だとか「●●賞」だとかの受賞者たちによるアンソロジー。
「直木賞」だとか「本屋大賞」だとかではなく・・・。
↓
読んでいていまいち熱くなれずにいたこと、「むつかしい…」「意味わからん…」「つまらん…」と思えてしまった作品が多かったのは、
エンタテイメントではなく“ブンガク”系の作家さんによる物語だったから?
・・・と考えたら、自分で自分が「ちょっと残念なやつ」に思えてしまった(苦笑)。
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佐野洋子さんの100万回生きた猫をもう一度読み返したくなる。
猫好き作家さん達なのか、さり気なく猫の特徴を表現してるのが楽しい。