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【独裁国家はいかにつくられたか?】建国から七十年。独裁、民族弾圧、格差、国民監視の大国はいかに築かれたか? 世界史的視点で、中国の成り立ちと未来を解き明かす。
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中国4000年といっても、中華人民共和国とするならばその歴史は新しい。この本を読むと中国共産党がいかにして広大な国土を共産党の国として作り上げてきたのかが、歴史的背景を紐解きながらわかりやすく書いてある。
正直、共産主義の怖さを改めて知った。ひとりの独裁者が絶対的な権力を持ったとき、多くの犠牲者を出すのはこれまでの歴史が証明している。
今の中国もそういった危うさを持っているし、同じアジア圏の日本は、この国とどのような外交関係を保っていくのかを常に緊張感を持って考え、実行していかなければならないと思った。
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墓標なき草原、依頼様会議英志の中国論は各刮目すべきものがあるある。本書も中国の歴史を毛沢東から習近平まで独裁こそが中国の歴史である、上から下まで庶民に至るまで長い歴史の中で実に空いている中国人の考え方がよく理解できる。モンゴル人の立場から漢民族の中華帝国に対する考え方、
中国の独裁体制は信用スコアビジネスと非常に親和性がある、共産党独裁をますます強化させる側面を持っている。
大神の父、毛沢東思想によって教育された子供たち、
中国の最大の弱点は、言論の自由、学術の自由が保障されていないこと。中国の研究者は自分たちは北京原人の子孫であり、人類の起源は中国だと主張し続けている。中国ルーツ以外の
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共産党について良くまとまっている。
日本人や漢民族が書くと独特の偏りがあったりするが、
どちらにも属さない作者の独自の視点がある点も良い。
中国という国の国家観。
共産党とはどのような組織なのか。
歴史を通して概観でき、本質がわかる。
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近代から現代への歴史描写がコンパクトにまとめられていて、現代中国を理解するのに最適な内容。この史実をいまの日本の政治家達はどこまで理解しているんだろうと、全く不思議に思う。が、それとお構いなく自立しているのは、それはそれで凄い。
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去年帰国した時に買ってあった中国関係の新書。旅のお供に読了しました。
内モンゴル出身で日本に帰化した文化人類学者の筆者が、第3の視点で中国現代史を紐解く。
中国では伏せられていたり、逆に外国からだとスルーされるようなことも取り上げられたりで、ちょっとしたお勉強。
但し、これは堂々と本棚に置いておけない本ですね。
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中国の現在の政治体制のルーツが分かった。独裁、密告、下克上、、著者は批判的な姿勢なので多少は割り引いた方がいいかもしれないが、それでも中国の今後が空恐ろしい。
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図書館で借りた。
中国の現代史をざっとおさらいできる。著者が中国内モンゴル出身で日本に帰化された方なので、歴史事実を述べるだけでなく、非常にリアルな証言もある。
個人的な発見としては、「中国の歴代王朝のいくつかは、北方遊牧民の征服王朝である」という聞き慣れた意見を、ある意味では中華人民共和国もその一つであるとみなせるという考え方にはハッとさせられた。
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靖国問題は国内政治のために利用されただけだと考えています。そもそも中国はそれまで靖国神社を問題になどしていなかったのです。 靖国問題をめぐっては、日本国内でも大きな議論となり、左右両陣営に分断されました。それもまた中国側の狙いどおりです。日本は中国に踊らされているのです。それを見た韓国が同様の手法で日本を攻撃するようになりました。慰安婦や徴用工問題などでクレームをつけて日本を踊らせる。日本もいちいち踊るから、彼らの術中にはまるの
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中国共産党の歩みをざっと把握できます。
習近平がどのような土壌で生まれたのか、中国がチベット・ウイグルに対してどのような考えから弾圧しているのか、それらがアンチ・中国に走ることなく説明されていました。
中華人民共和国がどのような国か理解できる良書です。
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kindle unlImited.
著書はモンゴル人で天安門世代。
書かれている内容は、おおむね既に知っていることだけど、中国内の少数民族から見た中国という視点そのものが新鮮だった。