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死刑制度に真正面から取り組んだ作品
2020/05/01 01:40
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投稿者:有理 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判は耳にしながらも、最初にチラッと読んだ時は、微妙に作風が合わず、その先を読み進めることはありませんでした。それから少々年月が経ち、機会あって再び手に取った時……、最後まで止まらず一気読みしてしまいました。
評判に違わぬ名作です。作者さんに渾身の拍手を贈りたいです。星が5個では足りないです。
死刑制度と冤罪というものすごく重いテーマを打ち出しながら、安易に死刑反対に持っていくことなく、死刑制度をあらゆる角度から見たうえで、主人公に死刑についてある結論を出させます。それは、渡瀬が最後に及川に伝えた言葉とも通じるものです。
最初は肌に合わなかった作者さんの作画も素晴らしい。この作画がいかにテーマにフィットしているか、うまく説明できない自分の語彙力がもどかしい。
登場する死刑囚は、冤罪の人を除けば凶悪犯ばかり。それでも、人間の本性は善であると信じたくなるヒューマニズムの傑作です。
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