イタリア本土とは違う歴史を辿ったシチリア
2021/06/21 21:02
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
シチリアにギリシャ人が植民都市を築いたころから近代のシチリア独立運動までシチリアの通史がよくわかる。ギリシャ、ローマ、ビザンツ、イスラム、ドイツ、フランス、スペイン、そしてイタリアと何度も支配者が変わっていくシチリア独自の歴史が面白かった
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シチリアと言えばマフィアだろうと思っていたので、歴史が深く面白かったです。 ヨーロッパ的には、シチリアといえば晩涛 でしょう。イルデイポルコ 豚の鼻がムッソリーニのあだ名なら ”紅の豚”は、どうなるのか・・まだ古い建物が残っていて観光するには良さそうです。 やはり飛行機のガソリン代は割高なんでしょうか?
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古代ギリシア人の植民から現代までの期間を通覧する内容。シチリアの晩祷以降、特に近現代についてはほぼ知識ゼロで読んだので非常に勉強になった。一般的なイメージを幾分改められたと思う。
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地中海の浮かぶシチリア島の歴史を、ギリシア文明のころから第二次世界大戦が終わるまでの長い期間を通してみた本。ただ決して物語ではないし、文学的な盛り上がりなどがあるわけでもない。普段なじみがないと、イタリアの先の小さな島、くらいの意識しかないが、この本を読むことによって、実は周りの様々な国の思惑によって翻弄されてきたという雰囲気はわかる。ただ読みやすい本ではないし、読んで楽しかったという感じでもなかった。本当に歴史が好きな人を対象にした、読み手を選ぶ本だと思う。
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紀元前から第二次世界大戦まで翻弄され続けたシチリアに関して
ギリシャ、ローマ、イスラム、ノルマン、ドイツ、フランス、アラゴン、、、
東西南北至る所から強制的な文化融合された土地であり、地中海中心の世界における地政学的な重要地点でもある。
2,000年以上を駆け足で説明頂くので、詳しくは拙著の他を参照してね ってところでしょうか。
シチリアは絶え間なく侵略されたり土地交換の交渉材料にされたりで多難ですが、中世までは侵略した側の王がすぐ亡くなったりして、うわぁ後継どうしょうと、また周辺諸国間で揉め出して、やり直しやり直し揉め直し揉め直しなので、もう文章だけ追ってると笑えます。