日本古来の「居酒屋」が何とも愛おしく、誇らしく思えて来る作品でした。
2019/03/23 22:48
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本古来の「居酒屋」が何とも愛おしく、誇らしく思えて来る作品でした。個人的には、素晴らしいと思いつつもそれが当たり前と思ってきた物事が、こうやって少し視点を変えて改めて記述・表現されると、その素晴らしさが際立ってくるから不思議である。いやむしろ新鮮をもって立ち現れて来るから不思議である。謎の「お稲荷様」を軸に摩訶不思議な異世界という想像空間で繰り広げられる物語は更に想像力を刺激してくる。既に4作目まで出ているのでまだまだ楽しめそう。
ヤマザキマリ「テルマエロマエ」の居酒屋版で、テルマエではローマ人が時々日本にやってくるが、本作品では中世のヨーロッパとおぼしき世界と異世界居酒屋「のぶ」が常時繋がってるところが異なる点か。
異世界グルメの老舗
2022/07/22 11:57
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2014年なろうコン大賞受賞作で、異世界グルメものの老舗。お稲荷さまのお力で空想世界の片隅に繋がる居酒屋を開店した大将としのぶ。素材を活かし真心込めた料理は異世界でも受け入れられた模様。ただ現代日本から調達した高品質の食材・酒類および冷蔵手段が繁盛の主要因のようにも感じるが・・。またトリアエズナマもピルスナーだろうからエールとは違うぞと思ったら、これは伏線だった。様々な人間模様が錯綜し、事件ゴタゴタに巻き込まれたものの無事に決着し大団円。物語は続くようなので、続編も読んでみようと思います。
京都の寂れた通りに店を構えた居酒屋「のぶ」は、正面入口がなぜか異世界へと繋がってしまっていた
2018/07/17 15:28
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投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
購入後に知りましたが、コミカライズされていたり、アニメ化もされているシリーズ作品のよう。
中世ヨーロッパ風の運河に囲まれた古都アイテーリアに暮らす人々が、日本の居酒屋に初めて足を踏み入れる、というお話から始まります。
今まで飲んでいたラガーとは比べ物にならないくらい、キンキンに冷えた生ビールに感動したり、からあげとビールの相性の良さに驚きを隠せなかったり・・・
外国人の方が初めて日本の居酒屋に行ったらこんな感じになるのでしょうか。
普段、当たり前に食べている料理が、とっても美味しそうに描かれているので、空腹時に読むと危険です・・・
(私は夕ご飯前に読み始めて後悔しました)
ただ、短編集のような形になっているのですが、途中で飽きてしまったので、残念ながら読み進めることは無さそうです。
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはあれですね。「テルマエ・ロマエ」で古代ローマ人が日本の風呂や温泉に驚愕、感激していくときと同じ面白さ。異世界の住人が現代日本のビールと居酒屋料理に驚いて喜んで惚れこんでしまうという。風呂も料理も文化です。そして料理の美味しさを支えている食材の豊富さと新鮮さと量は技術の進歩の恩恵ですね。
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当たり前のように居酒屋があって、当たり前のように呑み食いができる。そんな今だからこそ忘れてしまっている当たり前の良さを気付かせてくれる話でした。当たり前って幸せです。
……トリアエズナマ、呑もう。
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異世界につながった居酒屋でのおいしくてやさしいお話。ことごとく料理が美味しそうで、それを食べるお客さんたちのしあわせそうなこと。常連さんたちが力を合わせて、のぶを守ろうとするとか胸熱。新規エピソードどれかわからなかったんだけど、コミカライズされてて読んでたらしい。ゲーアノート一推しなナポリタンが食べたい。
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なぜが玄関は中世欧風ファンタジーな世界とつながり、
お勝手口は現代日本と綱つながる、不思議な居酒屋のお話し。
まぁ、中世欧風と居酒屋のギャップを楽しむ感じ?
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予想以上に楽しんでしまった(笑)
突拍子もない設定だけどそのおかげで日頃見落としてた日本独特の文化、「居酒屋」の良さを見直せました。
あ〜またいい居酒屋さん見つけに行きたい!
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日本料理が褒められるのは嬉しいものである。それが異国ならなおさら。そういう要素も人気の理由かも。
あらすじ(背表紙より)
居酒屋「のぶ」の正面入口は、なぜか異世界に繋がっている。古都と呼ばれるその街には中世ヨーロッパのような、しかし全く別の文化が息づいていて、そこに住む衛兵たちや貴族、聖職者、ギルドのマスターなどが、今日もこの居酒屋の暖簾をくぐる。彼らは今まで味わったことのなかった“トリアエズナマ”という冷えた酒に驚き、未体験の料理に舌鼓を打つのだ。新感覚の異世界グルメファンタジー。
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居酒屋のぶで出てくる料理とか読んでたらお腹が空いてきます。
それぞれ出てくるキャラクターが面白いし、居酒屋のぶを通じていざこざが解決したりして、和むし、ほっこりとさせてもらいました。
居酒屋が異世界で大繁盛するのが面白い設定だと思いました。
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トリアエズ 読み終わった。異世界の事が少し分かった。普段普通に食べている物が何て美味しそうなんだ!!! と思った。古都の住人たちの何て柔軟なこと、見知らぬ料理をこれほど受け入れる余地は私には無いなぁ
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飯テロほのぼのファンタジー。中世ヨーロッパ風の街に居酒屋をぶちこむ発想が大好きです。一話一話の展開がこぢんまりしているというか、もう一味二味、工夫や意外性があったら良いなぁなどとは思いつつ、ごはんを堪能する方々がみんな幸せそうだからそれで良いのです(真顔)
肝心の料理の描写も、個人的には少し物足りないかなぁ……設定が面白いだけに少々残念でした。料理描写と言えばの畠中恵さんが書いたらどうなるんだろう(笑)
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「なろう」発の小説は玉石混淆。
表現が拙かったり、言葉の使い方がイマイチだったり(小姑か!)興を削がれることも多々あるけれど、こちらはなかなか好きな感じです。
1話あたりのボリュームが少なくて、隙間時間にちょっと読めるのもいい。
(当たり前だけど)日本語のお品書きが読めない異世界の住人と、どうして話言葉は通じてんのとか考え出すとキリがないのだが、それを言うとまぁ、裏口と表口とで違う世界に繋がっちゃってる時点でアレなので、深くは考えないことにする!
ていうかね、純粋に面白いと思うんで、そんな屁理屈はえぇねん、ファンタジーやねんから!ってなってる。
出てくる居酒屋定番メニューに舌鼓を打つ客たちの姿を見てると、なんか無性に腹が立つ!じゃなくて、腹が減るのです、ぐー。ビールは苦手なので「タイショー、レイシュで!」とあちらの住人たちと一緒に呑んでる気持ちになってくる。楽しいのだけれど、夜中に読むとちょっとツライよね。
ともあれ、続きも図書館で予約しました!
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中世ヨーロッパ風な世界観の異世界に日本の居酒屋をオープンするという設定の小説。一話一話が短く描かれているので非常に読みやすい。
日本では当たり前のお酒や料理が異世界の住人に受け入れられていく様が面白い。まあその異世界の料理のレベルが低いので比べるのはおかしいと思うが、本当にそんなに受け入れられるか??っていうのが疑問といえば疑問。
江戸時代の人たちはトロを好まなかった(物理的に腐りやすかったというのもあったと聞くけど)とも聞くし、受け入れ方が早すぎる気はする。
まあ細かいことを言いながら読む本ではないと思うので素直に受け入れるのが吉。
とてもおもしろい本でした!
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居酒屋「のぶ」の正面入口はなぜか異世界に繋がっている。
古都と呼ばれるその街には中世ヨーロッパのような、しかし全く別の文化が息づいていて、そこに住む衛兵たちや貴族、聖職者、ギルドのマスターなどが今日もこの居酒屋の暖簾をくぐる異世界グルメファンタジー。