さすが西尾維新先生
2020/05/04 18:58
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投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャラクター設定も独特で、ホームズ一家の個性溢れる登場人物たちの会話がまず楽しめる!そしてヴェールドマンという奇妙なシリアルキラーへと着実に近づいていく主人公の真雲。予想外の犯人、事件解決後のどんでん返し、とにかく面白く西尾維新ワールドが詰まった最高の100冊目!!
そしてカバーの米山舞さんの素敵なイラストにも惹かれる1冊!
いつもの西尾維新
2020/08/03 16:01
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投稿者:ひなの - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の「いつもの」が他の人の「いつもの」と同じかは分かりませんが。
個人的には、『掟上今日子』系列。
無料分を読んで、どうしても続きが読みたくなって、買ってしまいました。
大満足です。
エンディングじゃない!
2020/07/17 17:51
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴェールドマンという言葉の響きに振り回されていく感のある話。
個人的には首吊り子ちゃんが非常に気になる。
そもそもラストへ来てまだ話はおわっとらんでーとでも言うべき情景描写が出てきて。
じゃあ第一発見者の目撃したソレを首吊り子ちゃんは知らなかったのかとか。
読了後にぐるぐる疑問が出てきてしかたがない。
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なんかキャラが多すぎて後半バタバタと終わっていった感じでしたが。西尾維新の新しいシリーズになるのかな?
はよりすか。
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昔は戯言シリーズなんかは一晩一気読みでしたが、今回はなかなか進まず、テンポよくとは言えないペースで読了。キャラ設定とネーミングセンスは流石なので、家族それぞれとの絡みはもっと読みたかったかも。やすでおばあちゃんが気になるなー。
犯人の動機は、やっぱ予想の斜め上なので、変わらずの維新ぶりに読んでて安心しました笑
西尾維新を初めて読もうって人にも、おすすめできます。
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西尾維新の最新作。
単発かと思っていたら、新シリーズのようだ。
シリーズものとなると、まだ1冊目ということで、どういう評価をしていいのか悩むところだが、続きがあるのは素直に嬉しい。家族1人1人にフォーカスされたりもするのだろうか?
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家族が推理作家、法医学者、弁護士、刑事など名探偵一家の中、それをサポートする役に徹している僕という設定。首吊り死体を見つけたことから、連続殺人事件を追うことになる。
いつもながらの西尾維新らしい一人称の語りで話が進むのだが、少々くどい。名探偵一家という設定なのに、主要に絡んだのはニュースキャスターとVR探偵ぐらいでもったいなく感じた。続編を書くつもりだからなんだろうか。
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ヴェードルマンって、どこのユダヤ人だよ、とか思ってたら、そもそもヴェー「ルド」だった(苦笑)
で、「された」んじゃなく「した」のに、なんで過去形なんだよ、とか思うのだが、まぁ、この作者は細かいこと気にしない人だからしょうがないか。
しかし、お話のインパクトはいまいち…
やっぱ地濃ちゃんは偉大だったなぁ(笑)
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意外にしっかりしたミステリだったな
戯言シリーズも最初はそうだったから、この後続くなら気になる。って、この終わり方じゃ、2作目出るっしょ。
会話のやりとりや文章は面白いんだけど、ストーリーは微妙
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妹以外の家族必要だった……?
あと主人公、自分のこと無職みたいに言ってるけど、あれだけの家族の家事になっているだけでけっこうな収入もらってていいと思うんだけど。各人がやるにしても難しそうだし、ほかに人を雇うにしては守秘義務のかたまりでしょ。
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2019年80冊目。著者100冊目の記念作品。特別な人達に囲まれた一般人(と、本人が思っている)っていうのはデビュー作を彷彿とさせて感慨深いものがある。キャラ立てが毎度のことながら本当に巧いので、シリーズ化希望です。
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予想外の至極真っ当なミステリーじゃないか、どうした?
論理の構築と仮説と検証。
シリーズものにして家族ひとりひとりのエピソードをもっと読みたい気がする。
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内容紹介
おじいちゃんが推理作家で、おばあちゃんが法医学者、
父さんが検事で母さんが弁護士、お兄ちゃんが刑事で
お姉ちゃんがニュースキャスター、弟が探偵役者で妹はVR探偵。
名探偵一家のサポートに徹するぼくだけれど、
ある日強烈な「首吊り死体」を発見し、連続殺人事件を追うことに。
被疑者は怪人・ヴェールドマン。
布(ヴェール)に異様な執着を示す犯罪スタイルからそう呼ばれている――。
著者について
作家。1981年生まれ。『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同書に始まる「戯言(ざれごと)シリーズ」、テレビアニメ化され大ヒット作となった『化物語』に始まる「物語シリーズ」、初のテレビドラマ化作品となった『掟上今日子の備忘録』に始まる「忘却探偵シリーズ」など著書多数。漫画原作者としても活躍し、代表作に『めだかボックス』『症年症女』がある。本書『ヴェールドマン仮説』が著作100冊目となる。
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西尾維新の記念すべき100冊目の作品。正確には講談社から刊行された作品のうち、ノベライズとトリビュート作品を除いたオリジナル作品のうち100冊目である。
主人公は探偵一家の次男・吹奏野真雲。「おじいちゃんが推理作家で、おばあちゃんが法医学者、父さんが検事で母さんが弁護士、お兄ちゃんが刑事でお姉ちゃんがニュースキャスター、弟が探偵訳者で妹はVR探偵」というように、家族全員がミステリ作品の探偵役にありがちな職業に就くなか、無職の真雲が家事を行い家庭を支えている。そんな真雲が首つり死体に遭遇したことをきっかけに、連続殺人事件を追うことになる。
西尾維新作品の魅力は、なんといっても個性的なキャラクターたちだろう。本作でも探偵一家の面々が魅力的に描かれている。謎の怪人"ヴェールドマン"も存在感を放つ。
これらを西尾作品の魅力の光の側面だとすると、闇の側面としては『少女不十分』や『猫物語(黒)』に代表されるような「歪な家庭環境のおぞましさ」があるだろう。『ヴェールドマン仮説』はこの両面を備えた物語となっている。
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「ヴェールドマン前説」
全てがいつの間にか過ぎて。
子供が居ると自分の誕生日なんて気が付かないだろうし、祝う余裕なんてないだろうな。
「第一章 マザーシップの表計算」
家族構成を紹介してゆく彼は。
この事件の被害者は前説にでてきた彼女なのだろうが、何故彼女だけが殺され子供は無事だったのか気になるな。
あの状況から殺されたとなると、ワクワク・ドキドキしていたであろう彼女は一瞬で地獄に落とされた気分だったかもしれないな。
「幕間 Ⅰ」
カレンダーにない日付。
こんな雑な事をして本当に役所は受理してくれるのか謎だが、うるわない年に産まれたうるう年産まれというのは少し面白いな。
「第二章 吊るされたセーラー服」
スルーしてきた事は罪になるのか。
まずそれ以前に何故そんな場面に出会っても何事も無かったかの様に日常を暮らし、彼を偶然見かけたから立ち話の話題にでもと話せるのだろうか。
何を根拠に生きていると判断したのか分からないが、おばあちゃんの判断が少し遅れていたら彼女の命は助からなかったろうな。
「幕間 Ⅱ」
異常な子育てに恐怖を感じ。
その場に確実に居させたいのであれば、頭から頭巾わ、被せるよりも鎖など色々方法があるだろうに。
「ヴェールドマン仮説」
作品を模したかの様な犯行歴。
彼女の知識に間違いがなければ、確かにこの事件で一番目に留まり徹底して毎回被らされている頭巾は何かしらの意味がありそうだな。
ただ犯人がそれほど崇拝している様子でもないというのであれば、何故頭巾や顔を覆い隠す様な作品を模した様な犯行を繰り返すのだろうか。
「幕間 Ⅲ」
彼女が亡くなった理由。
復讐したいと思っていた相手が、自分たちが手を下さず勝手に死なれては怒りのぶつけ所が分からないだろうな。
「第四章 殺人マンションの内覧」
事故物件の偵察に伺い聞いたのは。
姉がほぼ正解と言った理由も分からなくはないが、流石にここまで残酷な事件だったとは想像も付かないだろうし多分ほぼ不正解の方が間違いないな。
一人目の時と何処か似ているように感じたのは、彼女も殴ってきた者を信頼していたのに急に人が変わったかの様な暴行を受けたのではと推測してしまったからだろうか。
「幕間 IV」
縋るより捕らえる為の蜘蛛の糸。
確かにとある作品により救いの糸のようなイメージだが、実際の所は蜘蛛の糸とは捕らえる為の物だもんな。
「第五章 救急病院のソナチネ」
眠り続ける彼女の制服を見に。
写真だけじゃ分からない事もあるだろうが、実際に見て出た結論がこれだと折角分かっても彼女は身元が分からず首吊りちゃんのままだな。
意識も戻らず身元が不明だからこそ警察に身柄を預ける事にしたのに、彼女の言葉が本当にそのままの意味だとしたら大きな進展になるのでは。
「幕間 Ⅴ」
調書に書くべき言葉選び。
昔から頭巾を被らされていたからという訳ではなく、処刑スタイルでもないとなれば何故なのだろう。
「第六章 撲殺二択問題���
少し埋まりつつある事件のピース。
彼女が目覚めていない振りをしている理由は彼が考えた案の中にありそうだが、どうやって医者や看護師までも欺いているのだろう。
自分の足と家族の助言だけとはいえ、ここまで各々がミステリーに強いと色々な視点からしっかりと事件に向き合い解決出来そうだな。
「幕間 Ⅵ」
服を着替えれば虐待児から。
自分の世間体の為にしっかり証拠を隠している時点で、この親は行っている事が良くない事と理解しているのだな。
「第七章 ジョギングコースの献花」
故人の家に案内され見てしまった者。
ショックでお葬式にも出れなかった人間が、あそこまで詳しく事件の詳細を知っているとなると少し不自然さを感じるが立ち直りつつと言われたら納得してしまうのだろうか。
あの場で起きた事を簡単に整理すると、奥さんだけでなく旦那さんにまで手をかけていたという解釈になるが何故今まで誰にもバレなかったのだろう。
「幕間 Ⅶ」
怪人と呼ばれるのは悲しい。
これだけ事件を起こしてきて何を言ってるのかとも思うが、確かに人間扱いしないのは少し違うかもしれないな。
「第八章 掘りごたつの死闘」
勘違いの矢先に待ち受けていたのは。
確かに自分と犯人しか知り得ないであろう情報を持つ者に出会ったら、自分の大切な妻を殺した犯人じゃないかと思ってしまうかもしれないな。
精神的に参ってしまい異常な考えしか出来なかったのかもしれないが、一瞬でも正常に戻ればあの状況は色んな意味で恐怖だろうな。
「幕間Ⅷ」
誰にでも一つや二つ勘違いはある。
彼の話の様な勘違いは間違えていたのかぐらいで済むが、それと今回の出来事は別物だろう。
「第九章 発覚×2」
捕まった犯人と浮かび上がる別の犯人像。
自分で殺しておきながら他人を犯人に仕立てあげ殺害していたのは、彼なりに自分の心が壊れないよう守っていたつもりなのだろうか。
ずっと昏睡状態を演技していた彼女のバレ方は少々情けない気もするが、逆に今まで本当に何故誰にもバレる事無く居れたのか気になるな。
「幕間Ⅸ」
殺人を容認する理由は人の癖。
一度癖づいた事を治すとなると、自分に対して常に気を配り尚且つ無意識にも注意しなければなくなるから大変だろうな。
「第十章 ファイブスターの期待値」
目覚めた彼女が語ったあの日の真実。
偶然が重なったとはいえ、ここまで知識のない状態で良く首吊りを選び実行しようとある意味感心すると同時に今時な発想に少し驚かされたな。
自ら絶とうとした命を再び生かされるのだから、生き恥など思わず生まれ変わったと思えばいいのだろうけれど本人だと中々難しいだろうな。
「幕間Ⅹ」
布の多種多様な使い方と彼等なりの殺し方。
今までにも十分に布を使用した沢山の凶器の制作法を見てきたが、これ以上に考え付くなんて本当に末恐ろしいな。
「第十一章 マザーシップ敗北」
殺された人物たちに繋がる共通点を探して。
皆が知り合いであってくれれば話は簡単だが、あくまでも殺された人物は他人同士であり面識も無ければ共通���など普通は見つからないだろう。
いくらあまり好かない相手だったとしても、流石にあそこまで言うのはどうかと思うし共感を得なくても良いからこそ他人である彼に話したのだろうな。
「ヴェールドマン新説」
彼の言葉により自首した犯人と別の死体。
彼女は彼からの電話の何を聞いて自ら出頭する事を選んだのか謎ではあるが、我々をと言っている時点で既に数名はあちら側にいるのかもしれないな。
彼が早とちりをしたというか彼女が話をしなかった所為もあるだろうが、彼女が見た死体は一体何処に消えて誰が殺ったのか最後に謎が残ったな。