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本を読んで感動する というのは
こういう事をいうのかもしれない。
川村さんの本ではいつも気付かされます
大切なものの存在について
この本は愛する事を忘れかけた貴方に読んで欲しい
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目次がひと月ごとに書かれている恋愛小説。文中に「月と太陽が重なる、一瞬の奇跡。愛する気持ちが重なった日食のような瞬間がよみがえってくる」という一文。
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残酷さを微塵を見せずに、でも誰かにとって大切なものをその人の目の前で静かに切り裂くような本
誰かと恋に落ちて、結婚して、一生を添い遂げるという形に愛やら幸せやらは存在するんだろうかと思った
愛の儚さも脆さもどこかで分かってはいるのに、何度も恋をするのは何故だろう
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200ページくらいまであんまりのめり込めず読むのに時間かかったけど三沢向かう前あたりからは一気に読めた。自分のやりたいことやターニングポイントって何なんだろうって思った。青春でもケンカ系は好きじゃないけど恋愛系は好きだな。
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人を愛するということはどういうことなのかを考えさせられる。
本当にこの人を愛しているのだろうか?
という感覚を味わったことがある人は多いのではないだろうか。
強烈な恋愛体験がある人は特に過去の恋愛と今のパートナーとを比べて、そのように考える。
愛するということの難しさやはかなさ。
恋愛との違いについて考えさせられた本だった。
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うわ、すきだな……
愛の話、かな。
永遠に誰かを愛し続けることなんてできない。ただ一瞬、心が重なる瞬間があるだけ。でも、一瞬でも重なったなら、そのカケラを拾い集めて、一緒に生きていくことができる。
追記
解説が秀逸。
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星3.5
登場人物がなんとなくみんなイケてる風で、
そんな人達のモヤモヤなんて知らん。
共感ポイントはないながら、
なんとなく気になる。
映像が浮かぶので、
描写は上手いなぁと思う。
本書は、読む人により
好き嫌いが分かれそう。
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使っているメーカー(ハンドソープだったかな)や背景描写の言い回しがすごくおしゃれ。設定も。
「電車男」の映画を手掛けた人なんですね。雰囲気が全然違いますね。
登場人物も今どきと言えばそうなのかもしれないけど、おしゃれ過ぎる。
ステキなお洒落な気持ちになりたい時に読むのはアリだと思います。
久しぶりにこういった情景描写に富んだ小説を読みました。
内容的にはありがちかなと思いました。
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ハルから手紙が届いた。
美しい景色、消えることのない真っ直ぐな想いが丁寧な言葉で綴られていた。
その想いを藤代と弥生は忘れかけていた。
恋人同士に限らず、時間が経つにつれ、出会った頃や想い合っていた頃の新鮮な気持ちを人々は忘れてしまう。
弥生の言葉で
「私たちは愛することをさぼった。面倒くさがった。」
がとても印象的だった。
さぼってしまうと、いつしか失くしてしまう。
面倒くさがると、薄れてしまう。
想いを取り戻したい。
そう思い行動に移せるのなら、まだ間に合う。
愛の形はどんどん変化していくけれど、
共有して寄り添っていけるような関係を
藤代と弥生は、これから築いていくんだろう。
そんな希望を感じた。
切なさと温かさが混在していた。
澄んだ空気の様な小説だった。
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帯にあったみたいに、とっても物騒な物語。だけど、儚さも兼ねつつ美しい物語だなって思った。ラストは、ちょっと意外だった
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風景の描写が綺麗だった。
現在獣医の彼女、坂本弥生と結婚を考えている、精神科医の藤代俊。
大学時代に付き合った彼女、伊予田春との思い出話と彼女から来た突然の手紙と交互に回想しながら藤代が愛の大切さに気づく物語。主役が男性側の恋愛の物語は珍しいので自分にとっては新鮮だった。
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外国の鮮明な情景が頭の中にすんなり入ってくる、
川村さんの書く綺麗な表現がすごく好き。
綺麗な文章の中に鋭く尖った刃が隠れている
ような感じがした。
川村さんの本を読み終わった後、
やっぱり読んでよかったなと毎回思う。
・「結婚式もお葬式も他人からすると流れ作業」
という表現も、すこし寂しく感じる。
でもそれが無ければ、私達はメリハリもなく
曖昧な物を引きずりながら生きていかなくては
ならないんだと思う、だからこれは生きていく
者の為にある儀式。
・「愛する人の全てを知り尽くしてるようで
知らない一面がほんとはあったりする。」
いま見えている物が全てでは
無い事を心に留めておきたい。
・「愛を終わらせない方法は手に入れない事だ。
決して自分のものにならない物しか永遠には愛せない。」
それは相手を自分の中で完結させない事、
そして自分も相手に完結させられない事。
・またいつか見に行こうねと約束しても
いつでもまた行けるという不確かな確信で
そのいつかは2度と来ない事もある、
だからその一瞬一瞬を悔いが無いよう
生きる事が大切だと思った。
・写真は自分の見ている見たい世界を相手に
伝えるものだと思う。きっと撮る人によって
撮る物が同じでも見える物が違ってくる。
私も私が見ている景色を彼に伝えたいと思った。
この本を読んでカメラを始めたいと思った。
・「人を愛する事で、人に愛され、
また自分を愛する事ができる。」
私達は人を愛する事で強くなれる、
愛する者がいる事は弱味であり
強味であると思う。
これまで私は好きな物、嫌いな物を
どれだけ共有できたかでその関係に価値を
見出していたのかもしれない。
それぞれが誰にも譲れない物を
あえて何も言わない優しさだったり、
そのままでいいんだよと包み込んでくれる
優しさがあれば十分なんだと思う。
みんな理解してもらいたい愛してもらいたい
と思っている迷子なのだと思う。
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「愛すること」について書かれた作品。
個人的には、現代の結婚観について言及したのものあるなと思いながら読んだ。
人を愛し続けることは難しいし、愛を証明し続けることも難しい。
人の本能として、たった1人を愛し続けることは難しいことなのかもしれないと思う。
それでも、結婚や恋愛がここまで流行ってしまうのは、世間の風潮と寂しさ。誰もが人の目を気にし、異端になりたくないと考え、そして、老後の事を考え、寂しさを思うのとこそが現代の妥協結婚に繋がっているのではないかと思う。
そして、浮気や不倫を悪だと考え、異常に叩くマスコミ。確かに夫婦の契りを結んだものの中では契約違反である。しかし、世の中がここまで過剰に反応するのはどうかと思う。
そもそも男はそんな風にプログラムされていないから、欲求を無理である。
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不思議なタイトルとウユニ塩湖の綺麗な表紙に惹かれて購入。4月になれば彼女はって歌のことだったのね。
ただの恋愛小説ではなかった。「なぜ人は愛をするのか」という問いにただひたすらに真っ向から向き合っていく。
「恋は風邪に似ている。いつの間にか体を蝕んでいって気づいた時には発熱している。だが時が経つにつれ、それが嘘のように思える日が来る。」
恋は必ず終わる。終わらせない方法は1つしかなく、それは手に入れないこと。死の間際、ハルは藤代の幸せを願い、終わりのない恋を手に入れることができたのだと思う。
恋は必ず終わるとわかっているのになぜ人は恋をするのか。人間も動物のように理性を持たず本能的に行動をして、また人工知能のように情を持たず合理的に相手を判断できたら永遠の愛に繋がるかもしれない。感情や理性というのは動物や人工知能にはない、人間固有の産物であるが厄介なものなのかもしれない。
作中の奈々のように、運命の相手が現れても叶えてはいけない恋愛、というのはある。それは患者と医師であったり、法的に許されなかったり。そんな状況に遭遇してしまったらどうすればいいのだろう?
恋愛とは何か、何が正解なのか、この本を読んで余計わからなくなった。
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確かに愛は瞬間的なものかも知れない。結婚は情なのか?
僕の結婚だけは違うと思ってるのは自分だけ?
それでも良いから自分だけは信じていよう。