暗殺者の追跡 下
2024/11/11 20:45
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
CIA本部内に潜む売国奴を突き止めるためにロンドンへと向かったグレイマンはゾーヤと遭遇する。お互いの目的を確認すると恐るべき陰謀が進んでいることに気付きそれを阻止するため行動を開始する。
マンネリ化せずますます快調なうえに、本格的諜報機関ものの重厚ささえ感じさせる。
2023/04/29 10:24
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンネリ化せずますます快調なうえに、本格的諜報機関ものの重厚ささえ感じさせる。絶望的な状況に追い込まれながらもしぶとく生き延びる“グレイマン”の活劇の凄さに、どんどん巨大な敵との戦いに発展していく驚く展開、敵味方が判然としない諜報機関もの特有の緻密な構成。加えて6巻で登場したロシアの幹部スパイ:ゾーヤが主役級で再登場してくるのだから堪らない。しかも今回の敵はこのゾーヤの父親という設定なのだから実に微妙。この構図、何となく『ドラゴン・タトゥーの女』に始まる「ミレニアム」シリーズを彷彿させる。ところで主役の“グレイマン”が繊細な神経を持つ生身の人間であるという現実味は良いのだが、毎回、あちこち怪我だらけ。本作でも、ボクシングを基本とした巨漢にボロボロにされてしまう。こうも毎回ボロボロにされてては体が持たないよと心配になる。しかし、そこだけは主役なのでシリーズが続く間は活躍してもらうという非現実さは許容しなければねーー(笑)。
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『暗殺者グレイマン』シリーズは全て読んでいます。
グレイマンがシリーズを重ねるごとに、だんだん人間味が出てきました。賛否両論があるようですが、私は支持します!
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実は、上巻の評価は3つ星にしていた。しかし、下巻に移ってからは、俄然面白くなった。上巻では登場人物のイメージが固まらず、プロットもどことなく漠然としていて分かりずらかった。下巻になると、それらが自分の中でも次第に定着してきて、正に読むのを止められないほどの面白さとなる。それには少人数・大人数の戦闘の描写の迫力が、目に見えるかのように活写されていることも大きな要因となっているだろう。主人公は一匹狼の諜報員で、敵に何度も痛めつけられるが、左手首を骨折しても戦いをやめない。超人的とは言え、現実にはあり得ないだろう。サブメインに女性が2人登場しているが、それぞれ主人公との関係が複雑だ。詳細はネタバレとなるので、これ以上は記さないが、結末はやや衝撃的、特に上司である女性の心理とその行動が・・・。
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シリーズ第8弾。ジェントリーが乗る飛行機が襲撃に遭い銀行家が連れ去られそれを追うことに。そこのアクションシーンから迫力満点。今作ではゾーヤが再登場し、緊張感が高まり2人はどんどん深くに入り込んでいく。連れ去りの計画とそれを追うジェントリー。戦闘シーンの迫力がさらに増し、そしてジェントリーは追い詰められていく。ここまでボロボロになるのは初めてじゃないかっていうくらい。そこからどう立ち上がり向かっていくかも読みどころ。今作も一気読みなのだけれどゾーヤとのシーンが増えるにつれて少し変わってきたのかな?という雰囲気も感じないでもない。それでも今作も大満足の面白さ。
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好みの方向に変わってきた!
一瞬すごく甘くなって、スペンサーとスーザンがちらついたが杞憂に終わりホッとした。
ロシア人にとって、父殺しはドストエフスキー以来続いているテーマなのか…
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超優秀な暗殺者コートランド・ジェントリーはCIAに呼ばれてプライベートジェットでアメリカへ。その途中でイギリスに立ち寄ったとき、襲撃事件は巻き込まれる。同乗していた囚人が拉致されてしまった。ロシアのスパイからCIAに鞍替えをする途中のゾーヤはCIAの施設で軟禁状態にあった。そこでロシアの将軍である自分の父親が殺された現場の写真を見せてもらう。それをきっかけに施設から脱走しようとすると、その施設を何者かが襲った。ゾーヤは何とか逃げた。一見無関係の囚人拉致事件とゾーヤの脱走。これらの結びつきが明らかになると・・・
今までのグレイマンシリーズで最も読みやすいような気がした。動機や手段が納得できるものだったからだろうか。
そして、メチャクチャ面白い。面白すぎる。上下巻3日で読んでしまった。
ものすごく大掛かりなテロを行おうとする話なのだけれど、これがまた恐ろしい。今後どこかで実施されるかも知れないと思うと枕を高くして寝れない、、、(ということはない。)
ピンチの創り方とピンチから逃れる術、どちらも絶品だった。
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いつものように登場する銃器をスマホで検索しながら読了。
ザック・ハイタワーは今までずっと黒人だと思っていた。
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グレイマンの追う銀行家は、CIA内部に潜む情報提供者を突き止める鍵となる人物だった。彼はロンドンでゾーヤと遭遇し、二人は互いに目的を告げる。その頃、情報提供者の雇い主で、ふたつの襲撃を命じた男は、英米に報復する大規模な陰謀を進めていた。やがてグレイマンとゾーヤは恐るべき陰謀の実体を知り、それを阻止すべく行動を開始する。だが行く手には強力な敵が!興奮と感動の冒険アクション小説。
グループ・アクション小説になってしまいました。単独行ののほうがいいのに。でも読ませます。
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いやぁ、危機は回避されたけど、獅子身中の虫を抱えた感じになってしまいましたねぇ。
どことなく、と言うか、思いっきりジェイソン・ボーンを彷彿とさせるこの作品ですが、そういやぁ映像化はされていないですよね?ぜひ、映像化して欲しいですね。
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平和主義者でかつ決して報われることのない無敵の暗殺者、グレイマンシリーズの第8作目。
今回もロンドンを舞台にグレイマンが縦横無尽に駆け回るが、ストーリーの中心はゾーヤと父親の物語。イギリスに対して私的な復讐に燃える父親と、母や兄を巻き込んだ父親を許せないゾーヤの葛藤を中心に、CIAの新たな計画である「ポイズンアップル」が立ち上がる。
今回もラストはやっぱり孤独で終わるグレイマンだが、ゾーヤの関係は今まで以上に深まり、今後の展開に大きく期待を持たせてくれる、シリーズの転換点とも言うべき作品になりそうだ。
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アメリカとオランダで起きた事件はイギリスでのテロ作戦につながっていた。
しかもそのテロ作戦を指揮していたのはゾーヤの実の父親で元KGB長官という。。
有能すぎるゆえに絵空事のようなテロがホントに成功しかけてしまう。
今までの作品以上に時間との勝負感が凄く、読んでいて今までと違った楽しみを感じられた。
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「上下巻合わせてレビュー」
今作も面白かった。ようやくゾーヤと再会出来たのも束の間、規格外の強敵登場でグレイマンはこれまでで一番苦戦することに?!相変わらず周りは敵だらけで緊張しっ放しのグレイマンを取り囲む環境だが、そこでこれまで単独で仕事をこなしてきたグレイマンが成り行きとはいえ、アンセム(ゾーヤ)、ロマンチック(ザックとのギャップに苦笑)とチームを組んで陰謀に対峙していく。もちろん個性が強すぎる3人なので順調に行くはずもなく・・・そのあたりのバラバラっぷり、息があった時のチームワークのバランスが面白い。またゾーヤの過去もスリリングに描かれていて、それが現代に繋がるあたり構成が上手い。次回作はまた単独行動に戻るのか、チーム戦となるのか、いずれにしても今から楽しみ。解説の深見真氏の薄っぺらな解説が残念(本当にシリーズ読んでるのかよ)。
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CIAの機密情報を漏えいしていたモグラの正体が判明。モグラを動かしていた黒幕によるペスト菌散布作戦も実行に移されるが、グレイマンとゾーヤ、ザックにより阻止される。今回はチーム戦で敵を斃すのがいつもと違うところ。そしてグレイマンを何度も痛めつけるハインズの恐ろしさも際立つ。終盤は、ジェントリーのその具合では作戦行動などできなさそうだが、苦難を乗り越えつつきっちりと仕事をするのがグレイマンのすごいところ。そこはシリーズ通して変わらない。何人かの登場人物が別名を持っているので読みにくいかと思ったが、そうでもなかった。ジェントリーとゾーヤの素直なんだか強情なのか複雑な距離感にやきもき。でも、二人とも、それが“らしい”んだけどね。
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最初に「暗殺者の悔恨」から読んだので、これは一作前。普通にとってもおもしろい。確かにボンドやジェイソン・ボーンを本で読んでるみたい。
更にさかのぼってみよう!4.0