人に恵まれている著者
2019/12/07 10:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がまえがきで「たくさんの人や経験に恵まれてきた」と書いていますが、それが伝わってくるような心温まる作品です。著者はこれまでに色々と辛い経験をしており、読んでいて悲しくなる部分もありました。途中に「ちょっとした語句説明」があるのが、読む際に話を理解しやすくなったのでありがたかったです。私は、初恋の先生が登場するエピソードが好きです。本当は知っていて、「俺を頼っていい」と言ってくれた先生が優しくてカッコいいと感じました。読んで良かったと思った作品でした。
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「人間性」だけで全ての人が社会に存在できたなら、「性別」すらもその人の「個性」の一部でしかない。
本にしてもらえたことで、自分では一生経験できない世界を垣間見させてもらうことが出来た。
色々考える事もあって、良い事書いてあるな……と思ったけど、最後がヒドイ(笑)
でもそれが良い。
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すごく軽い気持ちで購入したけど、
日本のジェンダー差別というか、そういうものを総合的に考えることになった。
もちぎさんの視点はとても優しく救ってくれる。
もちぎさんが女性の置かれている立場についても漫画にしてくれていて感動した。
「一体どれだけ 女ってだけで怖い目にあったり下に見られた不当な扱いを受けたりしてきたんだろう」
こういう風に【異性】に考えてもらえるだけで救われる。
少しだけ、となりの人のジェンダーに寄り添うようになれたらいい。
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母親との衝突、そしてウリ専ボーイになった著者。父親は自殺し、母子家庭で育つも、その母親からは虐待や束縛を受けるという厳しい家庭環境。
親や就職先の上司にゲイだとバレて叱責されるも、強かに自分の性と向き合っていく。
セクシャルマイノリティと一括りにしても、その種類は多様。そして幸せの数も多様。だけど、同性愛者も異性愛者も関係なく、その人それぞれのセクシャルだったり、幸せの形だったりを受け入れていくことが大事なんだろうと思った。思ったけれど、それは「思う」だけで、それでもやっぱり「自分とは違う」と絶対に遠ざけないか?と問われたら力強くYESと言うことはできないかもしれない。
LGBTのことにあまり関心のない、いわゆる「ノンケ」の方々に「LGBT入門」の一冊として読んで欲しい本ではあった。
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ギリギリ平成生まれゲイの生きざまを描いたエッセイ漫画。
18歳の頃から男に体を売って生きてきたもちぎ。
毒親の母親の家から飛び出し、以後はゲイ風俗で生計を立てていく。
作者が「年増のオカマ」て書いてあるから初老のおっさんかと思ったらギリギリ平成生まれってまだ30前半だよな。
業界特有の裏話や課題があって勉強になるし面白い。
ヘビーな話題も多いけど、もちぎのキャラクター性とボケにより楽しいギャグ展開に転化されて重たくなくスイスイ読める。
もちぎが人間関係無双してて、かなりフィクション入ってるんだろうなぁと思いつつも、もちぎ良いこと言うし面白いから良し。
高校のときのゲイ友達、なんてわざわざ自分からBL本持ってきて「マジでホモ気持ち悪りいわ」って心のリストカットしてんの?
流れで話題に乗らざるを得なかったとかならわかるけど…そこまで追い詰められてたってことなんかね。
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別の本やTwitterでもちぎさんの話は読んでたけど、これはさらに、ゲイやゲイ風俗について、LGBTなどについて、深く突っ込んだ話。もちぎさん本人以外は少し前の少女漫画のキャラクターみたいな絵。自分ではわりと読み易いし内容はすごく考えさせられる。
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他のサービス業ではお客さんの立場が上で横柄な態度をとられることも多いが、ウリセンではキャストはアイドル的な存在でちやほやされることが多い。
そのことも一度ウリセンをやると他の仕事に戻れない理由の一つである。
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LGBT、DV、風俗といった主題がありながら、漫画としても面白い。これを読んで、世界の見方が広がったし、もちぎさんのことが更に好きになった。
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分かりやすい語りと、スッキリするオチがテンポよく、一気読み。
リアルではなかなか関われない世界だから、覗けて良い。本当はゲイバーとか行ってみたいけど、完全に好奇心でしかないもんね。
セクシュアリティについて深く考える機会はあまりないけど、それは人間や自分について深く考えてないに等しいのかも??
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元ゲイ風俗とゲイバーで働いていたゲイの”もちぎさん”のコミックエッセイです。
なかなかの毒親で、そのころのもちぎさんを想うと胸が痛くなります。ゲイ風俗に自分の居場所を見つけたくましく生きていく中での苦悩や、人との出会いが描かれています。
ブログにて詳しいレビューしています*
https://happybooks.fun/entry/2021/02/17/151715
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前からこの本の存在は知っていたけど、絵や表紙からどうかなぁ…と買わなかった。 緊急事態宣言で、いつも行ってる商業施設の書店が閉まり、あまり行かない書店で1話試し読みがあり、読んでみたところ、「すごい本だ!」と感じ購入。 シリーズで、出ているみたいなので買っていきたい。 歌川たいじさんにしても、ゲイの方は昔からよく考えているのか、自分の思考を絵や言葉にするのが上手い気がする。 もしくわ、ただ才能と努力が重なったのか。 自分の生き方にも、作用してくれる言葉がいくつも出てくる。 私もマイノリティだからか。
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漫画形式になって読みやすかった!特になんに対しても抵抗のない自分だけど、ひとつだけ店長とボネ姉が付き合わなくていいのかなっておもったけど、それも一種の形式であったことに知らず知らず当てはめようとしている自分がいたことに驚いた。まだまだ知らないことがいっぱいで勉強になるなー
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とても良かった。実体験を綴ったゲイもちぎさんのエッセイ漫画。毒親に育てられた過去など壮絶な人生を歩んでいるはずなのに、本人はそれを受容して前を向いて未来に向かってる様子からは暗さなんて微塵も感じられなく、こっちに勇気が湧いてくる。人生5週目くらいのような俯瞰してメタ認知してるもちぎさんの言葉はどれも心に刺さり、相談しているこたちが晴れ晴れとしてくところがいいなぁ。めちゃくちゃ人間性ができていてリスペクトしかない。こんな人に出会えたら人生きらびやかになりそう。
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ゲイ風俗の話がメインですが…
まだまだマイノリティには生きづらい世の中なのだなぁと。会社の対応は本当に腹立たしいです。
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マイノリティ視点から見る社会を知ることが出来た。
普段普通の見た目の人でも、もしかしたら性的マイノリティなのかもしれないというなんというか視野が広がったような気がする。