- 販売開始日: 2019/09/18
- 出版社: KADOKAWA
- ISBN:978-4-04-735742-6
ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。
著者 著:もちぎ
ゲイ(同性愛)×DV(家庭内暴力)×風俗…色々な事情があり特殊な業界<ゲイ風俗>へ飛び込んだ「もちぎ」、様々な人たちとの出会いと別れを繰り返すなかで学んだ経験を詰め込んだ...
ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。
商品説明
ゲイ(同性愛)×DV(家庭内暴力)×風俗…
色々な事情があり特殊な業界<ゲイ風俗>へ飛び込んだ「もちぎ」、
様々な人たちとの出会いと別れを繰り返すなかで学んだ経験を詰め込んだ一冊。
SNSに投稿した漫画「母ちゃん、ゲイに生まれてごめんなさい」が話題となり、
現在Twitterフォロワー41万人以上&pixivコミック月刊総合ランキング1位獲得!!
衝撃の本作が描き下ろし漫画を加え、ついに書籍化。
ウリセン?LGBT?セクシュアリティ?
聞き慣れず複雑そうな言葉が多く並んでいるけれど…
どれも他人事ではなく“自分事”になり得る話ばかり!?
―だから共感の声、続々!
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人に恵まれている著者
2019/12/07 10:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がまえがきで「たくさんの人や経験に恵まれてきた」と書いていますが、それが伝わってくるような心温まる作品です。著者はこれまでに色々と辛い経験をしており、読んでいて悲しくなる部分もありました。途中に「ちょっとした語句説明」があるのが、読む際に話を理解しやすくなったのでありがたかったです。私は、初恋の先生が登場するエピソードが好きです。本当は知っていて、「俺を頼っていい」と言ってくれた先生が優しくてカッコいいと感じました。読んで良かったと思った作品でした。
男とか女じゃなくて、人間であること。
2021/09/13 13:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
LGBTsについては何となく知識はありましたが、
だからといって、私たちと変わらない…
過酷な家庭環境から逃げ出して、
ゲイ風俗で働くようになって。
そこで、はじめて、同じ感情を持つ人たちに出会えた。
"たしかに同世代の若い新社会人よりもたくさんのお金がもらえる世界だけど
でもそこで自分の価値を勘違いしちゃダメ
いろんな仕事や分野で若いうちにしかできないことを
若いから許されてるってこと
そういうのがあるからホントはそれも考えなきゃダメ"
"あとは居場所ね
恋人でも仲間でもーー
学校だったりゲイバーだったりとにかく居場所をたくさん持たないとダメね
ここだけが全てになるとズブズブで考えても金銭感覚も自分に対する価値観も染まって動けなくなる。
そうなると一旦辞めても戻ってきて抜けられなくなるの"
居場所は誰にでも必要です。
居場所が無くて、悩んでいる人は、たくさんいるのではないでしょうか?
居場所の大切さを教えられます。
"タイプじゃないから優しくしませんじゃないでしょ 人生は
人間関係って損得勘定や打算こそあれど
全て 性愛だけで考えるのは思春期で卒業よ"
あなたタイプじゃないから。といって
別れる人たちって、多いと思います。
でも、別れる=優しくしない
ではないんですよね。
性愛だけで考えるのではなく、
1人の人間として、出会う人たちに接していかなければ
と思わせられる、一言でした。
ゲイだから、過酷な世界を、生きてきたからこそ
LGBTsじゃなくても、大切にしなければならないこと
それが、登場人物のセリフから伝わってきます。
もちろん、ゲイ風俗ってどんなところ?や
作者である、もちぎさんの生い立ちが書いてあり、
母親の過激すぎる、もちぎさんへの扱い。
これは逃げ出してきて正解だと思いました。
これだけひどくされたから、
辛さを知っているから、誰かに優しくできるし
時には厳しいことも言えるんだな。
と感じました。
最後に
"失敗しても何も学べない大人になりたくないなら
まずは自分のためにがむしゃらになってーー
自分のために失敗しろ"
という店長の言葉に、これはLGBTs限定じゃない
全ての人たちに言える言葉だ。
と、強く感じました。
表紙にも書いてある
"セクシャリティは人生だ"
実は、ホモで、隠してた男の子、
ガタイがよく、力持ちどからといって女扱いされない
女の子。
隠さないと生きられない人生は辛いです。
でも、日本はまだまだLGBTsについての認識が薄いです。
見た目で判断されるのも違うと思います。
この本で人生の深さを学んだ気がします。