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婆ちゃんが何回も転ぶ話
「ワニの町へ来たスパイ」
シリーズ三作目
CIAの秘密工作員フォーチュンは、ある事件をきっかけに命を狙われることになり、ルイジアナ州の地味な湿地帯の町シンフルに潜伏することになった。
だが、シンフルには様々な危険が…
まず、三作目にして二週間しか経っていないのだが…三作品とも人が死んでいる…トラブルが起こり過ぎている。
今回は友人のアイダ・ベル婆ちゃんに
殺人容疑がかかり、疑いをはらすため
主人公が奔走する。
いつも読みはじめは「あぁ、この感じね」と、ひたすら悪い方向に展開していくことにやや冷めた目で見つつ
たまにニヤニヤする感じでスタートする。
だんだん「なんでそうなる」と言いたくなるほど事態が悪化
それをドタバタと、飄々と、突き進んでいく三人を見て楽しくなっていく。
他の作品では見ることのない、一般市民なりに機転をきかせた"問題児として睨まれている保安官へのアリバイ工作"も面白かった。
友人もいないスパイとして育ったフォーチュンにとって現代文化は異質。
前回はそれで大恥をかいたが、テレビやネットでの勉強を重ね、理解を深めつつある。
「戦場より危険な町」の暮らしは
命を守るための仮の暮らしで、早くもとの戦場に戻りたいと思っていたフォーチュンだが、
「本当にスパイの生活に戻りたいと思えているのか?」という問いが見え隠れして、町でトラブルに巻き込まれつつ保安官に少し恋心を抱いて「人を殺すとき」よりアドレナリンが出たり…
ヤンチャな婆ちゃん二人との会話も
なんだか戦友との会話のようで楽しそう
読んでて、だんだんコレが主人公にとっての青春なんじゃないか?と、ちょっとホロっときた途端、それを一瞬で忘れさせるくらい馬鹿馬鹿しい展開が押し寄せてきたり…
楽しめました!
追記: 前作ではフォーチュンとは正反対のカッコイイスパイのイメージとして「ララ・クロフト」や、今作にも男だったら誰でも好きになってしまう対象として「アンジェリーナ・ジョリー」の単語が出てくる。
もし、もう少し前に映画化になっていたとしたら、フォーチュン役をアンジーに演じさせて"あえて"いじるというのも面白かったかもしれない。
もう何年か経って、アイダ・ベル役をやってもらうのもアリかも…
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ケラケラ笑って、クスクス笑う。
スカッとして、ブハッと噴き出して、
時にほろ苦さに、うんうんと頷く。
これだけ、これで充分、最上級だ。
社会問題? 世界問題? この世の痛み? 生まれ出る苦しみ?
くだらない! 消え去ってしまえ!
人間、生活していたら、朝、目をさました瞬間から"問題"は山積みなのだ。
恋愛問題、結婚問題、家庭問題、ご近所問題、
教育問題、家計問題、献立問題、設備問題、etc.etc.etc...
どうかするとそれらは、夜、目を閉じた夢の中にまで迫ってくる。
その上、なぜ世界の重みをこの身に負わなければならないのか?
開いた本の中くらい、すてきな夢の世界であってほしい。
気の合う友達と語り合い、
素敵な男性に思わずときめき、
あほうは一発でたたきのめし、
美味しい物に舌鼓をうつ。
騒動を解決し、その渦中から逃れるため、
水上をひた走り、樹上に留まり、
しっちゃかめっちゃかな冒険をする。
これぞ本! これぞ物語!
待ち兼ねたシリーズの3巻目である。
冒頭に「これまでのあらまし」が簡単に描かれているので、シリーズのどこから読んでも、問題なく面白い。
面白いのだが、遡って前の本を読む時、少々の差し支えがある。
「Aさんは3巻目で出てきたけれど、このBさんは出てきていない」
「ということは、Aさんではなく、このBさんが、犯人?」
という差し障りに遭遇したくなければ、シリーズ1巻目から読んで行くのがよいだろう。
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待ちに待ったフォーチューンの続刊んんんん!!
鼻息荒めに一気読み。
笑った。
とにかく笑った。
小説でここまで笑わせられることないよ。
ガーディが毎度毎度木ネタで笑わせてくるからもうフォーチューンと同じく頼むからもう木に登るのはやめてくれと思ったよねー笑
しかしシリーズ初回から二週間しか時間が経過してないというのがすごい。二週間の間にこんなに事件が起きればそりゃフォーチューンもこの扱いだわー。
お約束、みたいなオチもありつつ、ほんのりラブの予感もありつつ、相変わらずのパワフルおばあちゃん達にパワーをもらったので、年末の仕事もがんばれそう。
これほんとオススメ。みんな読んでほしい。
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ワニ町シリーズ楽しいわー
読んでる時にカーペンターズの曲がラジオから流れて、ピッタリで感激でございました。
♪Son of a gun, we'll have big fun on the bayou~
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今回も大いに楽しませてもらいました。いつも思うけどこういう本を読みながらだんだん残り少なくなっていく時の寂しさは例えようもない。でも面白いからどんどん読まずにはいられないし。
それにしてもフォーチュンがシンフルに来てからまだ2週間とは思えない親密さですよね。人との距離感は時間とは関係ないのですね。相変わらずパワフルなアイダ・べルとガーディは最高です。こう歳を取れたらって思うけど素地が違いすぎて…。気持ちだけでもめざしますか。
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ワニ町シリーズ3作目。
CIAの秘密工作員フォーチュンは、どんなことに巻き込まれる‥?
町を流れる川の中に、時々ワニが泳いでいるというフロリダの田舎町が舞台です。
潜入先でしくじり、暗殺指令を出されてしまったフォーチュンは、上司の姪に成りすまし、田舎町に身をひそめることになったのですが…
そこには意外な波乱と強力な味方が?
町の陰の実力者ともいうべき高齢女性アイダ・ベルが、満を持して町長選挙に出ることに。
というのは、候補に出ている人物がどうも信用できないから?
ところがその男が殺され、容疑はアイダ・ベルに。
アイダ・ベルとその相棒のガーティと親しくなっているフォーチュンは当然容疑を晴らそうと頑張ることに。
保安官助手のカーターは不穏な出来事が続くことに悩みます。
このあらすじで、爆笑の展開になると予想できます?
もう楽しくって!
カフェ店員のマリーや、いつもの面々も活躍。
楽しみなシリーズです☆
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なんか面白そう…と手に取ってみたものの。シリーズ3巻じゃんと思い、1、2巻を探したら店頭に置いてなかった。まぁ本屋さんも棚は限られてるから大変だとは思うけど…
というわけで3冊目から読みだしました。面白かった!
今までコージーミステリーのシリーズを読むといつも不満に思うことがあったんです。それは、なんで一般人がいつも事件(大概は殺人事件)に巻き込まれるのかという事でして。例えばレストランのオーナーだの、書店の店主だのといった犯罪に関してはズブの素人の一般人が何度も殺人事件に巻き込まれ犯人に命を狙われて怖い思いをする。しかし何故か性懲りもなく次の事件が起こると意気揚々と首を突っ込むんですよね。ま、そうじゃ無きゃシリーズにならないというメタ発言はありますが、一般的な心理としてナイワーってなりますよね、普通。しかもこんな事件が起こるような村(だの町)じゃないとか言いつつ。3回も4回も殺人事件に巻き込まれるような店、呪われてるから閉店したらと自分なら思いますけどね。
その点このシリーズは事件に巻き込んでもそう言う素地のある、本人曰く玄人が主人公なので納得できるというか。でも彼女、自分で言うほど有能じゃない気もしないではありませんが…
とりあえずパワフルなおばあちゃんコンビが面白くて。後追いで1,2巻も読んでみようと思いましたよ。
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面白かった!ドタバタがサイコー‼︎
ユーモアとコージーとロマンスとアクション、そして友情。あー続きが続きが読みたい‼︎カーターとフォーチュンはどうなるの?気になるわぁ。
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このシリーズはほんと大好き。今回も腹筋が崩壊する場面が…。どんどん読めるし、場面がリアルに目に浮かぶ。幅広くいろんな人にオススメできます。
2作目を読んで、アイダ・ベルとガーティのフィットネスの差がわたしにジムに通うことを決断させた訳ですが(ほんとです)あれから1年、3作目のこの作品でさらに2人の状態の差が明らかになってきています。老化に個人的な差はあるのでしょうが定期的なフィットネスは大事です。
今年の一冊目が面白くて良かったー。
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フォーチュンがシンフルに来てからまだ数週間というのが信じられないくらい、踏んだり蹴ったりの慌ただしい日々。というかやる前から、どれだけ悪いことを避けられるか、くらい無茶。今作も転がるようにアクシデント発生。でも強引にしらを切るところめちゃくちゃ好き。相変わらず三人は素敵だなぁもう。振り回されるカーターが不憫…
誰がいつ銃撃してくるのかは、わからないね。ほんとにね。でもガーティはもう木に登らないで!
ほんのり香るカーターとフォーチュンのやりとりがとてもかわいい。四作目はいったい何が起こるのか。今作からフォーチュンと同居することになった彼もかわいい。
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笑った。中身は大真面目なミステリーなのに、笑える要素が8割❗️読んで良かった、シリーズらしいから前作も探そう。
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ワニの町に来たスパイ・シリーズ第三弾。国際武器商人の暗殺リストに載ってしまった女スパイ・フォーチュンが、罪深き町シンフルに身を潜めるようになってから二週間しか経過していないが、早くも三つ目の事件。第一作の事件は、潜入先の飼い犬が白骨死体を掘り起こしてしまったことに勃発したものの、その後の二つの事件はフォーチュン潜伏開始以来、まるでフォーチュンを目立たせようとでもいうかのような運命の悪戯により、彼女が来る前何十年も平和であった田舎町が、火薬庫をひっくり返したかのような大騒ぎに見舞われる。
一作一作がしっかり接続しているためにすべてが大きな長編小説のようにも思えるようなこのシリーズ、巻を追うごとに、フォーチュンとおばあちゃんズを中心としたお騒がせ危険トリオのスリリングなドタバタ捜査ぶりは、スケールを増しているように思える。特に体がついてゆかない太めのキャラであるガーティの満身創痍ぶりは、読者の方が心配したくなるくらい。肚を抱えて笑いながらの心配だけど。
登場人物中数少ないまともなキャラであるカフェ店員のアリーと、保安官助手カーターとの、人間的交流が徐々に増えてきて、全身武器とでもいうような人間機械であったフォーチュンに、普通の女の子の感覚を初めて芽生えさせてゆく気配もあり、なんだか切ないような、おかしいような、そしてやはりこの先が心配なような。
要するに三作も読むと、さすがにキャラたちへの愛情が読者サイドにも生まれてきちゃうのだ。それほどに愛すべきキャラたちを生み出した作家の策略にまんまとひっかかったような、さらにひっかり続けてゆきたいような、要するに幸せな感覚が、主人公のニックネーム<フォーチュン>に繋がってしまう辺り、何故か妙に納得してしまうシリーズなのである。
出版社はシリーズ版権を三作くらいサンプル的に獲得して、翻訳先の売れ行きが悪ければその先は打ち切りにしてしまうという。出版社も商売だから仕方がないとは言え、この際是非、日本の読者にこのシリーズを読んで頂きたい。読まなくても買って頂きたい。なぜならこの先フォーチュンの10作以上あるシリーズ事件を追いかけたいし、そこでつながっている愛すべき町の人たちとずっと交流を続けたいからだ。
原作がそこにあるのに、翻訳がされないという悲劇を生まないためにも是非このレビューを読んだ方々、ご協力をお願いいたします。フォーチュン愛で繋がりたい。シンフル愛で繋がりたい。おばあちゃんズに再会したい。レッツ・ゴー、ルイジアナ!
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凄腕のヒロインとタフなお婆ちゃんズのアクションコメディが、さらにパワーアップ。
ヒロインが引っ越してきてから2週間で穏やかな田舎町が殺人者だらけになってることはほんとに驚き。
ヒロインのかっこよさと憎めない弱さが、なぜか笑いに繋がる。
このメンバーで一番不安なのは、ガーティの高齢者特有の体力不足を認めない精神構造かも。
巻を重ねるごとに面白さやキャラクターの魅力が増していくので、続刊の翻訳が待ち遠しい。
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シリーズ三作目だそうで。丁寧に?いきなりこの作品から読んでも解るように、前作までの粗筋をリバースしてくださってる。しかしむしろそれメインで、あんまり話が動かない。普段あんまり本を読まない人向けなのか、かるーい感じで、頭は全然疲れない。無理して、購買者層を増やそうとハードル下げてない?人物達の描写は上手かと思うが、メインの話が惹き付けられる物がなくてなー。現在、わざわざ本を手に取る連中は、こういう本は求めてない気がする。
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ワニ町シリーズ第3巻。今回は町長選挙からの殺人事件。アイダ・ベルに殺人容疑がかかっちゃったからガーティがいつも以上にがんばる回(笑)めちゃくちゃ面白かった!!シーリアが味方になるシーンとかムネアツ!最高!