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中土井僚さんの「U理論入門」が刺さったので、提唱者オットー・シャーマー氏のこの本に手が伸びた。
しかしこんなに宗教、自己啓発、スピリチュアル、有機野菜信者の色を放っていたとは。。。一般的な日本人にっては、「オペラ風の映画」くらい違和感というか、拒否感を反射的に身にまとってしまうんですよね。これがまさに本書の第一段階「ダウンローディング」になるわけで、なかなか読み手を試してくる本です。
「7つの習慣」も何年も本棚で埃かぶっていたんですよね、同じ理由で。でも家族ができて、この概念を共有しようと一念発起して精読を重ねる度に新しい発見があり、さらにいつしか心の清涼剤的な落ち着きが得られるようになって、それがキリスト教徒の日曜日の牧師の説教の効用なんだなとわかってきました。
ということで、この本も何度も読み貸す本に加えようと思ってる。
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昨年、「U理論第2版」を読んで、「U理論」の初版以降の実践事例の積み上がりや方法論の進化を感じていたので、その復習くらいのつもりで読んだのですが、なんかこれはガンときました。
これは第2版の要約ではなくて、「出現する未来から導く」の内容も踏まえたエッセンシャル版。
そして、第2版との読み比べをしているわけではないので確かではないのだが、第2版以降の事例の紹介に加え、説明がよりわかりやすくなったり、より本質的になったりしているところもある気がして、エッセンスに絞り込むことで、やっとオットーの言いたいことがわかった!みたいに感じました。
もちろん、この10数年間で、日本でもU理論的なアプローチ(やっている人がそう思っているかどうかは別として)で取り組まれている人々が見えてきて、具体的なイメージがしやすくなっているというのもあると思います。
また、ティール組織という概念も現れた一方、それをどうやって実現するかというところについてはモヤモヤな状態があって、最近では、「ティール組織は目指して実現するというものではない。目標・手段という思考自体がオレンジだ」みたいな話しになっているような感じもするなかで、具体的な方法論を示している「U理論」を今一度、読み直すのは、意味のあることなのかなと思いました。
また、「ティール組織」で議論されていたような社会や組織の進化の概念も社会のOSのヴァージョン1.0、2.0みたいな感じの比喩として整理されていて、「ティール組織」の議論を違う側面からサポートする内容にもなっていると思います。
とはいえ、なんだかんだで、モヤモヤしながら、「出現する未来」「U理論」「出現する未来から導く」「U理論第2版」を10年以上読んできて、今回、ようやくわかったような気になったということなので、これを最初に読んで、わかりやすいかどうかは不明。
エッセンシャル版というだけあって、ぎゅっとエッセンスが濃縮されている。
U理論関係の本を読むのが初めての人も、何冊目かの人も心して読まないとね。
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学習する組織で惚れ込み、U理論を何周してもわからないためエッセンシャル版を読んでみた。個別で使える要素はありつつも、全てを理解したうえで使っているとは言えず、まだまだ消化不良な感じ。U理論をについて分かりやすく書いてくれているブログなどで補填する必要があるとおもう。
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U理論は難しい。原著よりはわかりやすく書いてあると思う。
自分の経験の問題なのか、腹落ちすることが少なく理論という形でしっくりこない。
断片的にわかりそうでわからないという感じが続く。